南ア縦走に出る前に、ブルガリア料理を食べさせてくれるお店『ブルガリアダイニング ソフィア』で食事をしてきました。とうとうこの企画も99カ国目です。嬉しいような、寂しいような。
このお店は、東京駅界隈に移転する前から知っていて、狙っていたお店だったのだけど、移転してからというもの兎に角混んでいてですね、出向いても追い返されることが多かった。だから少しの間放置して、最近出向いたらやっと席を用意してもらえた次第。しかし空いておりましたな。物珍しがられてかってに客が出向いてくる期間は過ぎたということでしょうか。リピーターがつかないというこういうお店は心配ですね。食べてみたいブルガリアの伝統料理をいくつかピックアップして料金を合算してみたら、遙かにコースで頼んでしまったほうが安いことが判明しのたで、伝統的な料理が一通りいただけるコースで注文した。
■ブルガリアンサラダ 3種盛り
こんことを書いては身も蓋もないが、この店に来てなにを食べるべきかと聞かれたら、これと答えるしかないわ。このブルガリアの前菜類は、他の国の店ではあまりみかけないタイプのものでした。チーズが粉のようにベベベとかかっているのがショプスカサラダ。シレネというホワイトチーズで食べるサラダです。アイスのように盛られているサラダがスネジャンカ。水気をきったヨーグルトでペーストのようになっておりパンと共に食べて吉。もう一つは名前忘れたけど、ヨーグルトソースのサラダでした。
■ヨーグルトパン
パンはストップしないと永遠と持ってこられます。言う機会を逸して5個くらい食べちまったぜ。
■ブルガリアン ムサカ
皆さんご存知のムサカのブルガリア版。ブルガリアではヨーグルトを入れたカスタードをのっけて焼くんだそうな。味は他の国の料理屋さんで食べたのと一緒かな。
■タラトル
ブルガリアの代表的なヨーグルトスープ。冷製でキュウリとニンニク。
■キュフテ
ブルガリアのミートボールらしいけど、ハンバーグじゃないの? 味付けはムサカと一緒かな。東欧の肉料理は兎に角スパイシーです。肉本来の味(悪い部分も含めて)を一切消さずにそこにスパイスのけって勝負させているような味つけです。
■カヴァルマ
これがブルガリアを代表する料理。オーブン煮込み料理です。こっこれは・・・、なんどなく食べたことあるがな! というわけで、これはわりと手作りでも供されたことがある料理だと思います。簡単だからTVとかでも紹介されやすいんだよね。うん
■特製デザートの盛り合わせ
ブルガリアの名物菓子らしいパニッツアとバラのアイスとヨーグルト、フルーツ各種。まあ知らない味はなかったかな。これらにコーヒー又は紅茶がつきます。
あとはブルガリアワインをグラス(白)で発注しました。お通しはチーズ。
取りあえず、料理が小さいね。ここのコースはあくまでコース料理としてのお試しサイズがいっぱい出てくる感じでしたね。まったく満足できません! こんなことなら割高でも単品で頼めば良かった。やっぱり料理ってそれを味わうに必要な適性サイズってあると思うんだよね。小さなムサカなんて拷問です。
ここはしっかり食事をするイメージじゃなくて、ヨーグルトとかチーズ系のさっぱりしたもので、ブルガリアワインを楽しむお店として利用するのがいいかもね。わたしはあまり楽しくなかったかな。でも、ヨーグルトとにんにくの合わせとか、しょうがの合わせとかは、自分の中にはなかったので、参考にはなりました。それとヨーグルトの水切りを加減して、料理に使い分けていく感覚ね。これはいいよね。早速ブルガリアヨーグルト買ってきて水切りしたおして、何に使えるのか試したくなりましたもん。
というわけで、この企画は料理を味わうのもそうですが、料理の勉強にも最適な企画だったわけです。残るところあと1カ国。どこに食べに行こうかな~~(おわり)
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