近況93.国立西洋美術館 常設展 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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もう何度となく書いてるんだけどもね、おいらはまた同じことを書くよ。国立西洋美術館の企画展に足を運んだら、必ず立ち寄って欲しいのが、国立西洋美術館の常設展です。企画展のチケットで入場できるので基本無料。おいらがここを強くオススメするのには理由があります。展示作品のラインナップの凄さ(ゴッホとかモネとか当たり前のようにあります)もさることながら、ここの白眉は、そういった世界最高峰の美術作品が常設されているということなんです。常設展なんだから常設されていて当たり前だろと言うなかれ、これがどれだけ凄いことかは聞けば分かります。例えば、土曜日に生鑑賞してきたレンブラントの「ミネルヴァ」、おいらは多くのものこの作品から頂きましたが、次回鑑賞できるのは何時でしょうか。たぶん生きている内に1回あるかないかでしょう。最近おいらは思うのです。良質な美術作品こそ、何度となく日常的に当たり前のように眺めていてしかるべきだと。



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本館の常設展には、おいらがモネの「睡蓮」の中でもベストだと思っている「睡蓮」があります。それをおいらはもう何度となく定期的に鑑賞してきた。するとどうでしょう。その都度見えてくるものが違ってくるのですね。気に入った絵画だからこそ、生で何度となく鑑賞すべきなのです。影響しえあえるのです。おいらが絵画で一番のお気に入りにあげるのは、シャガールの「ワイングラスを持つ2人の肖像」ですが、もう生で観たのは遙か昔なので、その生感たるや失ってしまっているんですよね。その寂しさよ。だからこそ、良質な作品が足をは向ければそこにててくれるというのが、どれだけ素晴らしいことか、いやというほど実感できるのです。見たいときに見られる、なんと素晴らしいことでしょう。おいらは常設展による時間がないときには企画展には行きません。国立西洋美術館は常設展あってこその企画展だとすら思ってます。



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この常設展示にはお気に入りの作品がいっぱいあるんですよ~、例えば、ギュスターヴ・ドレの「ラ・シエスタ、スペインの思い出」とかね。って、ここらへんの情報はもう何度となく書いてきたかからもういいか。



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因みに、今回もっともおいらに訴えかけてきた作品は、ポロックの「ナンバー8、1951 黒い流れ」でした。昨日投稿したドイツ的なものの影響か、この絵画の意味するところが怒濤の如くに迫ってきた。とまあなんだ、常設展オススメです。(おわり)