三連休初日は、足尾の松木沢ジャンダルムにフリークライミングに行ってきました。足尾といえば銅山が有名ですが、じつはフリークライミングの有名なスポットでもあるわけです。もう見た感じからして日本ではないような岩場にテンションあがりまくりであります。
とはいえ、午前中はあいにくの雨天だったので、雨があがることを期待して岩にとりついた際どうしても上に登れずロープでぶら下がったまま往生してしまった時に自力であがるシステムの練習などを駐車場でやって時間をつぶす(これを知っていると理屈ではどんな難しいルートにも参加可能になる。理屈では...)。
午後は願いかなって雨があがったので、塗れていないルートを探すべく岩場へ。当然塗れずに乾いているルートなんてものはなかったが、それでも登りやすそうなところを先輩がチョイスしてくれて、そこを登攀。松木沢ジャンダルムは支点がとってないので、カムやナッツを使うクライミングを始めて目の当たりにすることができ、勉強になりました。登攀自体もコースは簡単でしたが、塗れている箇所は気が抜けないし、大股開きでギリギリ渡れる谷の裂け目を飛び越えて登ったりと、絶妙なレベルで大層楽しめました。
この日は屏風岩がゴールで計5ピッチ登りましたが、4時間弱はかかったと思います。おいらみたいな初心者がいると1回の登攀で途方もない時間がかかるので、本当に些細なことから時間を短縮できるよう鋭意身につけていかなければいけないなあと身にしみて感じました。そして、今回の登攀でリードクライミングの先のルートファインディングありきの最終的な登攀の形が見えたのは、なによりの収穫でございました。
先は長そうだけど、一歩一歩着実に進んでいこう。しかし足尾の屏風岩からの風景は人っ子一人おらず爽快だったなあ。何度となく来たい場所である。(おわり)