第9回アカデミー賞予想対決!(4) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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■脚本賞■ (4ポイント)

 アーティスト

 ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

 マージン・コール

ミッドナイト・イン・パリ

 別離


いやあこの部門は面白い作品がそろったなあ。作品賞本命vsウディ・アレンの構図と見ていいけど、アレン優勢とみる。「ミッドナイト・イン・パリ」は作品監督脚本でノミネートされていて、強く会員に愛されている作品。ここを逃すと無冠ということになるから、支持票が集中するだろう。ここ6年作品賞受賞作は脚本脚色のどちらかを受賞しているから、ここで「アーティスト」が落選すると考えれば、作品賞は「ヒューゴ」なのか? しかしアレンって凄い。70年代のノミネートに始まり、80年代、90年代、00年代ときて、10年代でまでノミネートを受けてしまうのだからね。やはり男はカワイコちゃんを追っかけていてなんぼということなんだろうか。元気だもんなあ。見習いたいものです。




■脚色賞■ (4ポイント)

ファミリー・ツリー

 ヒューゴの不思議な発明

 スーパー・チューズデー 正義を売った日

 マネーボール

 裏切りのサーカス


ここが今年の難解な部門。本命は「ファミリー・ツリー」のアレクサンダー・ペインだが、既に前作で受賞済みなのがネック。前哨戦でも一強状態ではなかったので、そこまで信頼できる本命ではない。対抗は「マネーボール」。多くの前哨戦でペインを敗っているので人気も高い。けれど、アーロン・ソーキンも前作でオスカーを受賞済み。それも昨年度のオスカーだ。これにはちとまいる。らりぃくんがペインにベットしてくるのは承知で、おいらは「ヒューゴ」に賭けてみたい。ヒューゴは作品賞受賞まで視野に入っているし、なにより今年の最多受賞作品になるのは間違いのない傑作。その作品支持の流れから、前哨戦では無冠ながら、オスカーではの部門でも評価される可能性ある。ジョン・ローガンはキャリアも長いし、オスカーもこれで3度目のノミネート。今年度はアニメ賞受賞濃厚のランゴの本も書いており、受賞するには打ってつけの年だ。ここの4ポイントは勝負に出る!オスカーウォッチャーの腕みせたるで!




■編集賞■ (4ポイント)

☆アーティスト

 ファミリー・ツリー

 ドラゴン・タトゥーの女

 ヒューゴの不思議な発明

 マネーボール


最近は組合賞と一致する部門になっている。今年は「ファミリー・ツリー」と「アーティスト」が受賞しているので、そのどちらか。個人的には「ドラゴン・タトゥ~」が受賞するものとばかり思っていたから、それを破った「ファミリー・ツリー」が強力なのかもしれないが、ここは作品賞本命力が勝るとみる。




■撮影賞■ (4ポイント)

 アーティスト

 ドラゴン・タトゥーの女

 ヒューゴの不思議な発明

☆ツリー・オブ・ライフ

 戦火の馬


昨年はロジャー・ディンキンスの受賞に拘って痛いめを見たが、今年は簡単、本命で。




■美術賞■ (4ポイント)

 アーティスト

 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2

☆ヒューゴの不思議な発明

 ミッドナイト・イン・パリ

 戦火の馬


劇中に出てくるセットだけを評価することができるのだろうか。皆もう一度本部門のために見なおすわけ? 答えは“見直さない”。なわけで人が美術を素晴らしいと思うとき、必ず衣装が影響を与えています。現場に見学にでも行けば、セットと衣装がまるで違うと理解できるだろうが、スクリーンに描写されたソレは一枚の絵。それも脳裏に焼き付けた記憶の中のソレである。衣装と美術を完全に切り離して評価などできやしないのです。まあ場合によりますが、ずっと両部門同一作品が受賞しています。


が!ここ最近は違ってきている。個別に検討していく必要がある。今年は両部門にノミネートを受けている作品が二本(ヒューゴ、アーティスト)。基本的に、両部門にノミネートを受けている作品から受賞作品が生まれるのが自然。今年は作品賞本命二作品の対決となっているので、順当に組合賞を受賞したほうにベットすればいいだけ。




■外国語映画賞■ (4ポイント)

 闇を生きる男(ベルギー)

 Footnote(イスラエル)

In Darkness(ポーランド)

 ぼくたちのムッシュ・ラザール(カナダ)

 別離(イラン)


取り敢えず、「闇を生きる男」と「ムッシュ・ラザール」が上映決定されて嬉しい。前者はもろ好みのタイプのサスペンスだし、後者も久しく傑作のない学校物(移民問題絡む)。ましかし、どちらも受賞のめはない。今年は大本命「別離」がいる。本作で受賞は間違いない。今年一番受賞が固いとされているのが本部門なのである。しかしおいらは思う。「え?本当?なに言っちゃってるの?」ってな!いやいやないでしょ。イラン映画がオスカーで受賞するなんて。それもベルリンで金熊受賞してるんだよ?つまりオスカー会員には確実に合わない作品ってことになるじゃないか。なのになんでなんだよ。なんで、らりぃくんは「別離」にベットしちゃうんだよ。本命にベットし続けるのもいい加減にして下さいよ。たまにはリスクをと予想を試みてたっていいじゃないか。そりゃおいらだって会員らが「別離」をスルーして何を受賞させるのかなんて分からないのよ。だからといって、ベルリン金熊にベットしていいわけないじゃないか。あれだよ?そんなことなら、おいらだって「別離」と予想して、本部門を相打ちにしちゃってもいいんだよ?でもできない。そりゃあプライドが許さないからね。ちくしょー、らりぃめぇえ!おいらが「別離」と予想できないのをいいことに、易々と大本命にベットしやがって。そりゃあ可能性はあるからね。「別離」が受賞したって驚きゃしないよ。でも「別離」ぐらいの作品なら、過去何度となくスルーされてきているからね今年だってないと見るべきじゃないか。ああ、ちくしょう。「別離」じゃないとするとなんなんだ。なにが受賞するんだ。髪よおいらに力をさずけたまえ。


といったわけで、個人的には会員たちが「別離」を受賞させないために、どう工作したかによると思っている。つまりは「Footnote」(イスラエル)か「In Darkness」(ポーランド)である。どちらもユダヤ絡みの作品だ。この部門はユダヤ絡みがやたらと強い。とはいえ、イスラエル映画=ユダヤ絡みと安直に考えるわけにもいかない。なぜなら、イスラエル映画は過去9回本部門にノミネートを受けているけど、一度もまだ受賞していないのだ。イスラエル優遇はまだ発生していない。ユダヤ絡みの優遇はWWⅡに限られる。とすれば、今回は「In Darkness」に票を集中させている可能性が高い。ポーランド映画も過去8回ノミネートされているが受賞ない。ここらで受賞させても問題はないだろう。ただ、悩ましいのがイスラエル候補の監督がヨセフ・シダーであるという点。彼は既にオスカーにノミネートされた経験を持ち、ベルリンで監督賞まで受賞しているこれからの逸材。権威主義にたてば、彼にオスカーを授けてもなんら問題がない。あとはイスラエル映画がオスカーを受賞することが果たして協会側がているかどうかだけ。ようはア協会はこのイベントに政治色を持ち込むことをもっとも嫌っている。そう考えれば、やはりポーランド映画ということになるのか。いやしかし、イスラエル映画の初受賞というめも・・・。結局、会員らがメーリングリストでどちらに票を集中させると決めたかで決まるのである。そんなことまでおいら分かるわけないよ!やはり、ここは「別離」として痛み分けにしておこうかな。ここはおいらの予想を披露する場ではなく、あくまでらりぃくんとの個人戦の場なのだから。うーむ、しかし、うーむ、プライドが。。よし、イスラエル映画の受賞もないとみる。理由はイラン映画を無視してイスラエルを受賞させるなんて角が立つことこの上ないから。○○な映画ファンにかえって騒がれては意味がない。ここはポーランド映画がオスカー初受賞。これで決まり。


第9回アカデミー賞予想対決!

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