第9回アカデミー賞予想対決!(1) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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■録音賞■ (2ポイント)

 ドラゴン・タトゥーの女

☆ヒューゴの不思議な発明

 マネーボール

 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン

 戦火の馬


おいらは録音が一番好き。撮影がボロボロでも脚本がグズグズでも、おいらはけして席を立たないが、録音がバリバリだったらおいらはスクリーンの前から離れてしまうかもしれない。撮影や脚本が映画の法とするなら、録音は映画の良心です。なんで2ポイントなのか。それはらりぃくんが録音を軽んじているからだ。許せん!などといった定形文にて始めさせていただいております。昨年とうとう的中させることに成功!ついては、効果のあった予想とその結果の列挙を今年もやる。


06「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」→「キングコング」 

07「父親たちの星条旗」→「ドリームガールズ」 

08「トランスフォーマー」→「ボーン・アルティメイタム」 

09「ダークナイト」→「スラムドッグ$ミリオネア」 

10「アバター」→「ハートロッカー」 

11「インセプション」→「インセプション」


音に関係性がある作品賞の本命が録音部門に入ってくると録音賞まで受賞している傾向があるにはある。そう考えると「英国王のスピーチ」はまさにその傾向にピッタリはまるはずだった。あれはある種スピーチが主役のような映画でもあるわけだから、会員もかなり録音を重要視するのではないか。しかしこの論には問題があった。下記録音組合賞受賞との一致の仕方を見てもらえば分かるとおり、組合賞を受賞した作品賞本命「ノーカントリー」や「アビエイター」が録音賞受賞を逃しているのである。つまり作品賞本命有力説は否定されてしまうのだ。振出なのかよ!! 


で、その録音組合賞受賞との一致傾向をみると、 


05「アビエイター」× 

06「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」× 

07「ドリームガールズ」○ 

08「ノーカントリー」× 

09「スラムドッグ$ミリオネア」  

10「ハートロッカー」  

11「トゥルー・グリット」×


こういう具合で半分も一致しない。今年は「ヒューゴ」が受賞したけれど、それを鵜呑みにしていいものではない。そんなんで的中できるなら本部門を5年も外したりしていなかったのである。とはいえおいらには迷いがない。なぜなら、候補5作品のポテンシャルがあまりに1作品だけ抜きんでているからである。いくら録音部門とはいえ、そこはオスカー、へっぽこハス太郎みたいな作品が受賞することはあり得ないのである。つーわけで今年は迷わず「ヒューゴ」にベットする。本当は「トランスフォーマー」あたりに受賞させてやりたいんだけど、オスカーはずっと本部門ではこのシリーズを無視し続けている。今年もないと考えるのが妥当だ。


■音響効果賞■ (2ポイント)

 ドライヴ

 ドラゴン・タトゥーの女

 ヒューゴの不思議な発明

 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン

☆戦火の馬


ここも音響効果組合賞の結果は当てにはならない。と思っていたら組合賞を受賞した「硫黄島」が素直に受賞したりもする掴み所のない部門。昨年も組合賞と同じ「インセプション」が受賞していった。傾向が変わってきたからか、おいらも昨年久しぶりの的中。今年も当てる。さて、ここでも並べて眺めるという手法を適用してみよう。 


06「宇宙戦争」→「キングコング」 

07「父親たちの星条旗」→「硫黄島からの手紙」 

08「ノーカントリー」→「ボーン・アルティメイタム」 

09WALLE/ウォーリー」→「ダークナイト」 

10「アバター」→「ハートロッカー」 

11「インセプション」→「インセプション」


並べてみて分かったのは、あくまでオスカーの本線からは外れている作品ばかりが受賞しているということ。そして音響部門は両部門セットで考えなければならないだろう。そう考えて、両部門どのように外しているのか眺めてみると、 


06「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」「宇宙戦争」 

 →「キングコング」「キングコング」 

07「父親たちの星条旗」「父親たちの星条旗」 

 →「ドリームガールズ」「硫黄島からの手紙」 

08「トランスフォーマー」「ノーカントリー」 

 →「ボーン・アルティメイタム」「ボーン・アルティメイタム」 

09「ダークナイト」「WALLE/ウォーリー」 

 →「スラムドッグ$ミリオネア」「ダークナイト」 

10「アバター」「アバター」 

 →「ハートロッカー」「ハートロッカー」 

11「インセプション」「インセプション」

 →「インセプション」「インセプション」 


こう並べてみると、よくも見事に外したものである。この確率は相当なものではないかね。目を瞑っていても1つくらい当たりそうなものなのに。しかし音部門を当ててノリノリのおいらは、今年は自信があったりする。つまり、1011年と音響量部門の受賞作品が一致しているところに着目すればいいのである。2年連続の後だけに、今年は一致はない。ついては、オスカー本線から外れていて、発砲音が登場するような映画から選ぶべし。すると「戦火の馬」しか残らない。トランスフォーマーシリーズはずっと音部門からは無視され続けているので論外とする。「ドライヴ」の取り捨てがじつは難しい。「ドライヴ」がここでしかノミネートされていないので、支持票が集中する可能性があるのだ。しかし、インディーズ作品と戦場シーンのある大作映画の音響仕事をそもそも並べて語れるようなものかね。映画人はそこまで馬鹿ではないはず。ここは作品賞に残した「戦火の馬」の技術の下支えの力に期待したい。


第9回アカデミー賞予想対決! 

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