トレイル。「帰ってきた行動山」 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

初のトレイル自主練を経験して、トレイルランニングの怖さを心底体感してしまったおいらは、大会までもう少しレベルをあげておかなければ死んでしまうと、再度の自主練のために山に籠もる。今回の入山したのは足利市民の憩いの山“行道山”。誰も憶えてないとと思うが、“行道山”は何を隠そうおいらが初めて登山デビューした山なのです。今では遥か昔に感じられるけれど、おいらが登山デビューしたのは昨年の4月。まだ登山2年目の若輩に過ぎないのだ。初めて行道山を登った時は、1年後にトレイルしにまた戻ってくるとは想像すらできなかった。人生がどう転ぶかは本当によく分からないものだなあ。


さて、一度登った山をトレイルで再訪するのは、案外がワクワクするものでして、おいらは密かに“行道山Hard mode”とニヤニヤしたりしている。ほら、ゲームにあるじゃないですか。ノーマルモード、ハードモードみたに難易度選択ができたりする奴。あれですよ、あれ。人生で同じコースをまったく違う条件で挑戦するというのはあまり経験してそうでできないこと。おいらには、目の前に立ちはだかる行道山が、ゾンビの数が倍になったバイオハザードのHard modeのように思えてしかたないのだった。兎にも角にもモチベーションだけはやたらと有った。いくぜ!どりゃああああ=3


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ぜlぜlぜlぜlぜぇlぜぇ、、tぅ。こっこげなもんトレイルではなか!登山たい!これはもう紛れもない登山たい!


ダメっす。ダメダメっす。いやね、なにがいけないって、走っているおいらがトレイルとは何か今一つ分かってないこと点なのよ。おいらの独学によれば、自然の中を走ることについての呼称は3つあると判明している(トレイルランニングとマラニックと登山マラソン)。ここで各定義を披露することは差し控えるけど、トレイルランニングと登山マラソンの境目が非常に曖昧で、その点がおいらのモチベーションを減少させていくのである。


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いまおいらは一人山中を走っているけれど、この行為はトレイルランニングなのか登山マラソンなのか。トレイルなら辛くても頑張らなければならないけど、登山マラソンなら今日のこのコース設定はおいらには無茶だったということ。少しばかり手を抜いてもいいのではないか。一事が万事、そんな調子でして、口実をつけて休めやしないかと思考はそんなところばかりをグルグルグルグル。見晴らしだけはいいんだけど、、なんの慰めにもならない。


山を走る それは厳しいこと~


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これが登山ならなんてことはないんだ。行道山は最高峰でも442mしかないんだから、両崖山~剣ヶ峰~石尊山(行道山)と低山のピークをちょいちょいと踏んでいけばいいだけのこと。それが一点走るというアプローチを取ると途端に苦しくなる。行道山はおいらにとってはまるで師匠のような山である。初めて会ったその時から常に優勢なのは相手であって、散々経験を積んでとうとう師匠越えかと意気込んで出向いてみても、やはりひぃひぃ言うのはこちら側。行道山は常においらを初心者として迎え、厳しくしかし超えられない高さではない絶妙なハードルとしておいらの前に立ちはだかってくれるのである。山に気持ちがあるわけではないが、山の心情を察知してしまうといったことが、山好きになれば起こりうる。そうおいらはひいこら山を駆け上っているうちに、行動山の気持ちに触れたような錯覚に囚われたのである。体中満ちあふれる野生のENEGY~♪


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俄然元気になった、、え? いやあるんだってこんなことが。山の中では。登山とかしてるでしょ? 登れば登るほど体力消費してるんだから疲れるのが普通じゃない。でもね、山は違うんだよ。山に入っているのと元気になっていくという現象が起こるんだよ、本当に。で、俄然元気になったおいらは最初のピーク両崖山山頂に立つ。キタァー


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というわけで、一度ピークに立ってしまえば、そこからまさにトレイルの魅力が発揮されるところ。登ったり下ったりしつつもピークからピークの稜線を走る爽快感。いやあ山の中を走るのは楽しいなあ。街中を走るのとはまるで違う魅力に満ちあふれている。膝もまったく痛くならないし、コンクリートの上を走れないおいらにはこれ以上最適なスポーツはないかも。やっちまったな!


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というわけで、記念撮影♪ いい歳の大人がなにが楽しいんだろうねえ、まったく。性根から子供なんだね。どうしようもないね。


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この後は気分良く稜線トレイルをしつつ、登山デビューの時もお参りした毘沙門天に立ち寄り、今度はトレイルでの無事故を祈願しておきました。


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そしてピーク3つめにして、目的地の442m地点に到達。いやあ流石に疲れた。一休み一休み。と、冗談ではなく軽く寝る。登山と違って栄養とか豊富に持ってきてないし、ほんと休養こそが最大のご褒美である。


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昨年の登山デビュー時は、登るだけでくだりは山頂のバス停からバスを利用したのだけど、この日はそのリベンジとばかりに下りも走っておりてきました。行動産の下りのトレイルは、視界に街をとらえながら走れるので、まるで飛んでいるかのような爽快感がありました♪


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で、無事下山。トレイルの魅力に少しは触れられたいい練習になったかなと思います。1回目自主練のあとのような心配はなくなり、大会も少し楽しみになってきました。次週はいよいよ始めてのトレイル大会参戦記です。お楽しみに~(おわり)


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