実録! A way to the Ootawara marathon ~ It is the s | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

地元に紅葉前線がやってくる前に、おいらが単独登山を打ち止めにしたのには理由があった。今秋は、1年で10㎏減量企画にも匹敵する一大企画を立ち上げたのです。それが「大田原マラソンへの道 ~それはサブフォーへの挑戦~」である。なにが一大企画なのかと言えば、これが10㎏減量の時同様の事前告知型ということだ。おいらはミクシィ(ネット)ではできるだけ事前に何処に行くとか書かないようにしようと心掛けているけど、なにかを達成する時は往々にして事前告知したほうが良い結果が出るもの。おいらは結果より過程を重んじるタイプだけれど、やるからには最前をつくした上で玉砕したほう格好もつくだろう。


いうわけで、おいらは、本年11月23日に開催される大田原マラソンでサブフォーにチャレンジ致します! どんどんぱふぱふ~♪


ふうしかし、おいらはこうなるであろうことを2007年に初めてフルマラソンに出場する前から解っていた気がする。いうのも、2007年においらが初めて走ったフルマラソンは河口湖日刊スポーツマラソンであったが、それと同週末に開催されているフルマラソンこそが大田原マラソンだったからだ。大田原マラソンとは、栃木県大田原市で開催されるマラソン大会で、大会ベスト何某にも選出される知る人ぞ知るマラソン大会。


普通だったら、河口湖などといった遠方まで行かずに、地元で開催される大田原で初めてのフルマラソン体験をすればよさそうなものだが、それを許さない事情がそこには確かに存在したのであった。大田原マラソンが知る人ぞ知るマラソン大会なのには理由がある。それは公認コースを走れるにもかかわらず、参加人数が極端に少ないから。じつは大田原マラソンは、タイムリミットが4時間に設定されている大会なのである。つまり“完走=サブフォー達成”という公式が成り立ってしまう大会なのだ。これでは初心者では手を出せるわけもない。


初めてフルマラソンに参加を決意した2007年、おいらは悩んだ。遠方まで走りに行くか、いきなり地元でサブフォーへ挑戦するかと。そして、おいらは逃げたのだ河口湖へ。しかし、それは決められていた定めのようにも思える。おいらは1年で10㎏減量に成功し、減量成功記念で河口湖マラソン(フル)に出場。そして、富士山のお膝元の河口湖マラソンを走った勢いで富士山も登ってやるぞと登山を始める切っ掛けにもなった。そして今に到る。


様々な出来事が財産となりつつも、結果素直に喜べないのは、やはりそこに最初逃げた大田原マラソンがあるからではないだろうか。ラスボスがプロローグに出てきてしまうフィクションのよう。北斗の拳でいうところのシンだな、うん。大田原マラソンがおいらの胸に7つの傷をつけたのである。なんてことをおいらは相当前から考えていて、こんなことを考えつつ見切り発車した今春の荒川マラソンのサブフォー挑戦では、生半可な決意が禍して膝を決定的に壊してしまった。その膝はまだ完治していないが、街から山へと走るフィールドを変更して別の場所で模索する中、走ることを取り戻したのである。帰ってきたおいらはもう逃げない。大田原マラソン、おいらは奴を倒す!!


愛は奇跡を信じる力よ 孤独が心閉じ込めても ひとりきりじゃないよとあなた 愛を口移しに教えてあげたい You need a hero 胸に眠るヒ-ロー振り起こせ 命より思い夢を 抱きしめて走れよ~(作詞:DEAN PITCHFORD・売野雅勇)


わけで、おいらは9月3日から本タイトルに冠したチャンレジを開始した。


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走破距離は、登山歩行距離及びトレイル走破距離も合算して月合計150.6㎞。この数字はおいらの中では圧倒的な新記録なのだけど、じつは数字ほど驚けるような内容ではない。表を見てもらえれば分かるとおり、おいらの9月中のランニングは、できるだけ遅いペースで走るということを念頭に繰り返されたそれである。13㎞を2時間前後かけたり、10.5㎞を1時間30分前後かけて走ったりしていたのだから、どれだけ遅いかは理解してもらえると思う。


さて、先にも書いた通り、おいらは今春の荒川フルで膝を壊してしまい、ずっと7.5㎞以上走ることを禁止してきた。その封印をといたのが94日の13㎞走になるわけだけど、やはりずっと安静にしていたこともあって2時間かけて走るぶんには膝も痛くならなかった。がしかし、膝壊し後始めてタイムを出してみた91312.5㎞走では、それなりのタイムは出たものの、やはり10㎞過ぎると膝及び足首そして股関節と荒川の後半で重いダメージを受けた各部位が悲鳴をあげた。今夏までの事実走ることができない激痛はなくなったが、荒川で悲鳴をあげた各部位は、たかだか10㎞走っただけで深刻な痛みを発したのである。フル完走するだけなら目処はたった。しかし10㎞で悲鳴をあげる足腰は満身創痍といってよく、おまけにおいらは妙高山登山以後、右足が痺れてしまっていて、坐骨神経痛かもしれないという、すこぶるドラマティックな状況で、サブフォー達成の目処はまったくたっていない。それでもおいらは挑戦しようと思っている。もう企画はスタートしているのだから。


本企画は、すべて事前告知することにしたので、10月と11月の計画表は下記の通りだ。


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10月始めに、栃木県茂木市で開催されるハーフマラソンに参加する。大田原まで1ヶ月半以上あるけれど、早めに大会に参加しておくことで気合いを入れる意味合いがある。その大会を含めて、10月中は走破距離200㎞オーバーを目標にしている。そして10月中には大田原マラソンの本番コースの試走もしようと考えている。普段のおいらなら絶対やらない戦法だ(おいらは“初見”を大事にしたい人。本番の感動が薄れるから試走なんてと普段なら考えない)。


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そして11月のマラソン大会攻勢。1日の足利市開催大会を皮切り、3日の那須塩原市開催大会、8日の矢板市開催大会、15日の宇都宮市開催大会と、ハーフマラソンに出場し続け、23日の本番大田原市開催大会(フル)に挑むという超絶戦法。今秋栃木県内で開催されるマラソン大会(ハーフ以上)にすべて出場し、栃木県完全攻略してサブフォー達成に花を添える意気込み。特に1日と3日の中1日で走らなければならないハーフ大会連荘が燃える。なんつって書いたところで、じつはこれらもおいらは真面目に走る気はさらさらないからたいしたことない。すべてのハーフ大会でリミットぎりぎりゆっくり走を敢行するつもりである。だから毎週末大会だろうが中1日だろうがなんら心配する必要はない。


じゃあ何故わざわざ大会に出場するのか。それは、基本おいらがレイトショー後の深夜にジョギングしているからだ。マラソン大会はすべからく早朝スタート。だから、11月のマラソン大会攻勢は早朝に長距離ランをする訓練でもある。おいら低血圧なので、自主的に早起きするとか到底無理なのね。マラソン大会があるならきっと起きて走るだろうという寸法だ。自分をよく理解した非常に緻密に計算された計画であることがわかってもらえるだろう。


大会出場費など総予算13,300円を計上した本企画、成功するかは髪の味噌汁である。とりあえず、今週末の茂木市開催「INDY JAPAN サーキットマラソン」で久々の21.0975㎞に悲鳴をあげてきまっす!! 随時報告するので乞うご期待だ。(おわり)