はじめての富士山。(準備編) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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今日は木曜日だから登山投稿の日。とうとう核心の富士登山記を書かなければならない日なわけだけど、最近山岳関係の事件が多発していることもあるし、ここは一週お休みしてですね、登り出す前の準備編を再度書いてみようかなと思います。


第一章 もちもの

◎必需品◎ 

ザック(30~35㍑)、レインウェア、登山靴(←トレッキングシューズではダメ)、コンパス、腕時計、地図、十分な水分(2.5㍑程度)、遭難時のことも含めた多めの菓子類(カロリーメイトとか大豆バーとか飴玉やホワイトチョコとか)、十分な上着、ヘッドライト&ヘッドライト用乾電池(富士山には必要)


○重要○ 

ザックカバー、軍手、熊鈴、傷薬&絆創膏、帽子(夏冬用双方)、タオル、登山用スパッツ、携帯酸素10㍑(富士山には必要)予備のTシャツ・靴下・下着


▲用意しておいて安心▲ 

靴ひも、遭難時に体温低下を防止するシート、ミニツール(ナイフやはさみ)、小銭を大量に(トイレなどで使う)


△あると役立つ、楽しむ類△ 

ビニールシート、トイレットペーパー(1ロール)、新聞紙、ウェットティッシュ、笛、メモ帳&筆記具、カメラ、双眼鏡、ビニール袋数枚、ティッシュ、ハンカチ、耳栓


×必要ない物× 

スティック(富士山では焼き印を押してもらう金剛棒を購入するため不要)

デジタルビデオカメラ(富士山頂では結露するので持っていかないほうがよい)


特筆するところは、必要ない物からは「スティック」。これは、おいらは登山始めた当初から購入していないけれど、富士山では各山小屋で記念の焼き印を押してもうらのも楽しみの一つだから、登り出す前に専用の金剛棒を購入するので必要としません。それと「デジタルビデオカメラ」。これは、おいらは持っていってしまったけど、8月登山でも富士山頂では結露してビデオは使えませんでした(カメラ機能は問題なし)。下山後も10日くらいは使用不能になってしまったので、持っていかないのが吉でしょう。


富士山ならではの装備品をあげれば、まず耳栓ですね。これは山小屋が雑魚寝なので近所に鼾をかく人がいたら眠るに眠れません。あると便利です。それと大量の小銭。まあどんな山でも小銭はあると重宝しますが、富士山はトイレが有料なので、ことさら小銭を必要とします。是非じゃらじゃらと用意していってください。


それと、この前TVで富士登山の心得みたいのをやっていたと知人がおいらにアドバイスしてくれたのだけど、TVは水分を500ml2本程度でよいと言っていたというのですが、これにはおいらは賛成しかねますね。TVによれば、富士山は山小屋が無数にあるので、何処でも水を補給でき、余計な水分を背負って体力を失う必要がないとのことらしい。けれど、それは他力本願だとおいらは思いますな。もし山小屋がなんらかしらの理由で閉じていたらどうするのでしょうか。自分の目で確かめてもない山小屋があると決めつけて登るのは傲慢です。水分はもっとも重要な命綱なのですから、最低2㍑は持っていって欲しいですね。因みにおいらは2.5㍑持っていきました。それでも現地では500mlを一本追加したかな。


遭難時のことも含めた多めの菓子類(カロリーメイトとか大豆バーとか飴玉やホワイトチョコとか)もおいらの同行者は微塵も持っていってくれないんだけど、おいらはカロリーメイトなんかはたいした重量があるわけでもないですし、3,4箱持っていても罰あたらないと思うんですが、どうでしょう。おいらはどんな山でも遭難用食料は数日分持参しています。


それと細かいですけど、傷薬&絆創膏、携帯酸素10㍑、靴ひもの予備、遭難時に体温低下を防止するシート(NASAとかが開発した奴)、ミニツール(ナイフやはさみ)、ウェットティッシュ、笛、メモ帳&筆記具、あたりは使わないけど用意しておいて越したことはありません。どれも嵩張らない類なので装備することをオススメします。


因みに、上記装備品で使ったものと使わなかったものを区別しておきます。参考にどうぞ


◎使った装備品◎ 

ザック、レインウェア、登山靴、腕時計、地図、十分な水分(2.5㍑程度)、遭難時のことも含めた多めの菓子類、十分な上着、ヘッドライト&ヘッドライト用乾電池、ザックカバー、軍手、傷薬&絆創膏、帽子(夏冬用双方)、タオル、登山用スパッツ、携帯酸素10㍑(同行者が利用)予備のTシャツ・靴下・下着、小銭、ウェットティッシュ、メモ帳&筆記具、カメラ、ビニール袋数枚、ティッシュ、ハンカチ、耳栓


×使わなかった装備品×

コンパス、熊鈴、靴ひも、遭難時に体温低下を防止するシート、ミニツール(ナイフやはさみ)、ビニールシート、トイレットペーパー(1ロール)、新聞紙、笛、双眼鏡


第二章 ふくそう

おいらの服装は結果的に下記のようになりました。

【のぼり】夏用の帽子、マフラータオル、軍手、上は“タンクトップ→マラソン用のTシャツ→登山用のTシャツ→捨ててもいいような冬用のパーカー”という重ね着で、おいらは登山口から山頂まで基本的に最後まで一着も脱ぎませんでした(寒かったから)。下は登山用の下着と登山用の膝下丈パンツ、スノーボードで使っている厚手の靴下を二足重ね履き、それに登山靴という装いでした。


【くだり】帽子を冬用にした以外はのぼりと一緒ですが、上下ともにレインウェアをさらに重ね着しました。それと登山用スパッツとザックカバーを装着しました(霧雨降っていたからね)。でも雨が降っていなくてもレインウェアは必須でしたね(朝は驚くほど寒いです)。というか、山小屋で布団にくるまっている間ですらちゃんと重ね着していなければ寒くて眠れないかも。とくに寝る際の下半身の冷え対策ね。これは必須かと。


それと着替えについてですが、山小屋に着いたら明日に向けて着替えようというような考えにまで及びませんでしたね。おいらは上の重ね着の中のタンクトップとマラソンTシャツ、下の重ねている靴下の中の一足を取り替えただけでした。下着とかは風呂に入れるわけでもなし着替えようとは微塵も思いませんでしたな。これは他の人はどうするのかは知りませんが。


しかし今思えば、服装はもっとしっかりと整えたほうが良かったと反省するところしきりです。おいらは登山の際の写真うつりを微塵も気にしてないので、服装も捨ててもいいような装いで登ってまいりましたが、それだといざ家族以外に写真を見せる段になるととても困ります。最近登山記を書くようになって思い知らされているわけですよ。まあ登山記に自分の映っている写真を使わなければいいだけの話しなんだけど、毎日毎日書いているとそこらへん構ってられないんだよね。面倒くさくて。というわけで、何時誰に写真を見せるとも限らないわけですし、普段の登山はボロボロの格好で登っているという山人でも、富士山くらいは小綺麗にして登ったほうがいいかもですね。え? そもそもボロボロの格好で登っているのはおいらくらいだって? んがっくっく


第三章 たべもの

本編では書かないつもりだから、ここに書いておく。山小屋の飯は不味い。おいらら以外の利用客も喉を通らないという方が続出しておられた。山小屋が用意してくれている飯が喉を通らなかった時のために、ゼリー状の秒速飯とかカロリーメイトとか持参しておいて間違いないかと思います。非常食にもなるしね


第四章 山小屋予約

山小屋の予約は2ヶ月前には済ましておいて吉です。土日祝日お盆休みはすぐに定員一杯になって予約取れなくなります。2ヶ月過ぎるとツアーがボンボンと山小屋を貸し切りのように予約を入れてしまうので、まだ“余裕あり”になってるな~なんて甘く見ていると、翌日に突如完売と表示が変わっていてがっかりするはめになるかも。


とまあこんな感じかな。あくまで山初心者が半年の登山経験で富士山登ってみての雑感なので、鵜呑みにはしないように、色々なサイトで情報収集してください。おいらも登る前は散々っぱらサイトを渡り歩きましたから。それでは来週からいよいよ本格的な富士登山記。あまり書くことの思い浮かばない単調な山だけに、果たしてまとめることができるのか。とにもかくにも、乞うご期待だ。(来週の木曜日へつづく)