富士山登頂への道。「二人登山@日光男体山編」(後編) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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山頂で最初にお出迎えしてくれるのは冒頭石碑。

続いて、二荒山大神像が姿を現します。


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富士山型だけあって、眺望は360°開けていて抜群。同行者も喜んでいます。


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目指していた二荒山神社奥宮。富士登山の成功を祈願しました。


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そのあとはザックをおろして、山頂をぐるりと散策です。

石を積んだり、


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抱きついたり、


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男体山の山頂は、奥に見える剣が天に向けて刺してある場所。


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2000㍍級登頂成功♪ 見晴らしが二味くらい違うなあ


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山頂を一通り楽しんだあとは、腰を落ち着かせてランチタイムです。

例の如く、同行者の嫁が作ってくれた御弁当を頂きました。


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2400㍍地点にも蝶々がいるんだなあ。


さて、十分休憩も取ったので下山の時間です。上りで1時間オーバーしているので、もう遅れをとるわけにはいきません。下山後は御馳走を食べようと狙っているお店があるのです。その店の閉まる時間までには戻らなければいけないのです。


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がしかし、上りでもおいららを苦しめた岩場の急登は、下山でも同行者に容赦なく牙を剥きます。足を踏み外せば真っ逆さまの急登にあって、膝より高い段差を生み出す大岩や、足のやり場を考えて最善のルートを計算しながら下りなければならない岩場は、同行者を消耗させていきます。下山で時間を短縮できると考えていただけに、これは大誤算です。ともあれ、怪我なく下りることが最重要項目なので、せかさず焦らず見守ります。


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因みにおいらは下山が大の得意で、岩から岩へ猿のように飛び移っていきます。下りるだけと考えるだけで笑顔になってしまいますな。うっきー


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8月の男体山は花は少なかったですね。このくらい


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下山も急登を過ぎれば楽なもので、あれだけ苦労した直登が逆に味方になってドンドン高度を下げていくことができます。気付いたら、もう麓の登拝門裏の鳥居です。


嗚呼今回も無事に下山することができた。なによりである。同行者も登山二回目ということもあって、十分な水分を準備してくれたし、水分補給のペースも分かってきたようで何一つ問題が発生することがなかった。今回のキツイ男体山登山がおいららにもたらしてくれたものは、登山の服装もこのレベルの山になってきたら整えなければならないということ。同行者はジーンズ、おいらはチノパン、上着も両者ユニクロで汚れてもいいような物を着て登ってきました。しかし、今回のような辛い登山を経験すると、やはり少しでも登りやすい格好をしたいと思うようになりました。


そして、今にして思えば、この標高2500㍍弱にして標高差1300㍍弱もある男体山登山の体験がなければ、富士登山の成功はなかったかもしれないと思うのです。直登や急登の処理や辛い時にメンタルがどう作用するのか、自分のペースの作り方や、疲れた時のリカバリー、様々なことが一度経験しているだけで、ぐっと違ってきました。富士登山であたふたしないためにも一度“標高差1300㍍”を経験しておくといい気がします。これが、折角の富士登山時に笑顔で登るための秘訣です。


まあ、おいららの富士登山は上手くいったとは言い難いのですが。(それは来週)


ま、話し戻しまして、男体山を無事に下山したおいららは、風呂も浴びずに食堂に向かいます。目当ては、日本でも数カ所でしか食べられない“幻の淡水魚 ヒメマス”。


ヒメマスについての詳細は下記アドレス参照のこと。

http://www.manabook.jp/aji-nikko-tabiya.htm


がーん、店閉まっとるがな。この高級魚ヒメマスを1500円前後で食させてくれる唯一の中禅寺湖畔の食堂だったのに。急いで下りてきたのは本店の閉店時間に間に合わせるためだけである。もともとも休業日だったのか、閉店間際で客がいなかったから早じまいしてしまったのか。ともあれ、残念。しようがない。こうなったら、値ははっても別の店で“ヒメマス”にありつくしかあるまい。


数店「ヒメマスありますか?」と訪ねてまわると、ある店を発見。あまり時間的余裕があるわけでもないので、その店に決め打つことにした。ああさてさて、


恐る恐るメニューを開くと・・・


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オーマイガッツ(おお私の神々)。


まさにTVで紹介されていた通りのお値段である。1500円で済むはずだったのに、倍に。とほ~。しかし今となっては、もう胃袋がおいらに引くことを許してくれぬ。ええい!!


お店のオススメは塩焼きであった。うちの塩焼きは他より大きな200gサイズだからね。何時でも食べられるわけじゃない貴重なんだよ。(本当かよっ?!)


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どっからどう見ても普通の焼き魚定食にしか見えない塩焼き定食。味については割愛(笑)。費用対効果は物凄く悪いと思う。まあ焼き魚でこの値段設定では、よっぽどの味わいででもなければ満足できないのも当たり前か。1/3くらいが貴重さへの投資でも構わないという方はお試しを。胃袋でなく好奇心袋は満たされることであろう。


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最後に登山の御褒美。温泉で疲れを癒して帰りましたとさ。この日は、日光レークサイドホテルの温泉をチョイスしてみました。奥日光の温泉地“湯元温泉”まで行かなくとも、源泉を12kmにおよぶパイプで引湯し源泉かけ流しで提供しているため、湯元温泉名物のエメラルドグリーンの湯を中善寺湖畔で楽しむことができます。極楽じゃあ極楽じゃ。


兎にも角にも、次回はとうとうおいららが登った始めての富士登山体験記になります。まったくの山初心者だったおいららが、半年の期間で準備をしてきて、おいらは八峰征服、同行者は二峰征服という状態でトライします。果たして上手くいくのか。富士山は日本一高い山だけど、日本一山小屋がある山でもあるから、水分も持たずにスニーカーでも登ろうと思えば登れる山だと聞きます。果たして、その真相はいかに?


そうだ、一応おいらだけ、今回の男体山を登ったあと、富士山前に観光気分で“赤城山”に登頂しているんだった。“赤城山”については下記の中で報告済みなので、よかったら読んでみてください。ではまた来週につづく


山まとめページ。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=813067131&owner_id=1064357