『ともなりそば処 信生庵』(矢板)- 蕎麦漫遊記31。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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27店目の報告のさいに、いままでは南の蕎麦屋さんばかり潰してきたから、これからは北の蕎麦屋さんに積極的に出向きたい旨書いたが、なんでも自然とかってに上手く運んでしまうのがおいらの人生です。まさにホカホカの本日、大田原支部への急用を言い渡されたのでした(1年に1度だってないこと)。しかもお昼時。まさにおいらに北部の蕎麦屋でも食べろと誰かしらがお膳立てしてくれているようではないか。ありがたいことだ。いうわけで、大田原支部の帰りに、さっそく平日は昼間しか営業していない『ともなりそば処 信生庵』さんにお邪魔して参りました。本店も例の如く、おいらの基本書「再訪そば処栃木の名店を歩く」に掲載されているお店です。


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店は、矢板の中心“川崎城跡”に隣接していて、矢板の地域発展のために出店されたような地元の蕎麦粉を使った蕎麦屋さんだと読んでいたから、農村レストランの延長線を考えていたのだけど、店内に入ればなかなか立派な蕎麦屋さんである。昼時ともあって、お客さんも出れば入るの大繁盛。客の入りは蕎麦の出来を推し量る物差しである。期待できますな。


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いつものように“もり”を食べることは決まっていたのだけど、メニューを見ていたら、平日限定ランチのAがどうにもお得感を醸し出しているので、ミニ天丼ほか+半もりそばの半を一枚にできるか確認をとって、できるとのことなので、Aランチ大もりを注文。


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時間をしっかりとかけて到着。うん、なんとまあ豪華なこと。これで850円+大盛り100円(安い)。ああもう食べないでも分かるよ、ちゃんと仕事してるって。矢板産の蕎麦粉はどんな味がするのかなあ。さっそく頂きましょう。ずず。ずずず。うんうん、ずずうず。なるほど、これはこれは。一枚目は汁なしで平らげてしまいまいた。ここは七割のはずなのに、微かながら蕎麦の香りを嗅ぐことができました。十割だって香りのかの字もしない蕎麦ばかり食べていたので感激雨霰です。嗚呼久々に蕎麦の香りに出会ったなあ。嬉しい。ともあれ、七割ということで蕎麦の味も微少。でも太さも長さも揃えてあり、角のたった蕎麦は、よく啜り食べることができるし、喉越しも普通の上の類。見事な仕事である。


二枚目は汁をつけて食べる。ずず。お? なんだ甘いけどコクのきいたバランスのとれた味わいじゃないか。蕎麦なしでもいけるぞ。ずずうずz。ごちそうさまでした。


ミニ天丼は、おいらにとっては普通の御飯一膳分で、海老まで入っている大盤振る舞い。それでいて、見事にミニ天丼の天ぷらになってるんだなあ。いやあビックリだね。ランチは季節の野菜を使うように心掛けているとのことで、小皿の椎茸が無駄に上手い。栃木の椎茸って無駄に上手いんだよなあ。食べてよし、出汁取ってよし、最高だね。ゼリーも手作りっぽいし、栄養のバランスも考えられててお腹一杯。でもって安い。うちの事務所の隣にあったら絶対毎日通ってしまう。見事なコストパフォーマンス。


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そば湯も濃いめで、ああ満足々。ちゃんと誉めて店を出て、蕎麦屋さん近辺を散策して帰りましたとさ。めでたしめでたし。土日は夜もやってるとのことなので、来季のスノーボード帰りに重宝しそうなお店として記憶されました。(おわり)


【矢板】ともなりそば処 信生庵/Aランチ(もりそば、ミニ天丼ほか) ☆☆☆☆ /そば湯 ☆☆☆★


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【素材情報】

そば粉:矢板産を七割使用

つ ゆ:本かえし/カツオ、サバ

薬 味:葱、本わさび


【蕎麦まとめページ】

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