TOHOで『ヤッターマン』を観てきました。三池印がぺったんこと押されている映画でしたね。端的にいってしまえば滅茶苦茶面白かった。最後のぐだぐだ感なんてとんでもないことになっているよね。絶対多くの観客がおいてきぼりになったに違いない（笑）。そして要所要所の間の悪さ。見事のひと言につきます。おいらが生まれ変わって、300年くらい映画の勉強をしても同じような映画は絶対に作れないな。感心しきりです。細部について書くことはあまりないけど、ＣＧと美術と役者のビジュアルがこれほど統一された映画も珍しいんじゃない？ＣＧもここまで来たかと感慨深かった。一つ欠点をあげるとすれば、三池監督って女優をビジュアル優先で起用するよね。普段はあまり言わないけれど、今回の脇の女の子は、結構要所要所で重要なシーンもあったから、もう少し演技ができる子でも良かった気がする。まあそこも込みで監督の笑いなんだと解釈するほかないか。でもカメオは映画としては間違いなく余計です。いらなかったね。