第3回那須塩原ハーフマラソン「マラソンデビューの地、私は帰ってきた」(前編) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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今日は昨年の113日(文化の日)に走ってきた那須塩原ハーフマラソン大会について書きたいと思います。まずはざっとおいらのマラソン履歴を。




2007426日 人生初の10㎞走。 58h3m**

200794日 人生初の20㎞走。 2h1m**

2007113日 第2回那須塩原ハーフマラソン大会(ハーフ)2h4m**

20071125日 第32回河口湖日刊スポーツマラソン(フル)5h8m**

2008316日 第11回東京・荒川市民マラソンinITABASHI(フル)4h50m**




那須塩原ハーフマラソンは昨年の第2回に引き続き出場ということになります。おいらとしては出場動機がないのだけど、おいらのダイエット(減量)成功を受けて、その理論で兄がジョギングを始めたから、その目標設定という意味でマラソン大会に付き合うことにした。その頃、弟も河口湖(フル)に出場を決めていたから、その2週間前に開催される那須塩原ハーフは試走としてうってつけ、どうせなら兄弟3人出場というイベントにしてしまおうと鋭意企画し、実行することに成功したのだった。




おいらは昨年の3月の荒川(フル)を走って以来、ジョギングなどの運動類は一切合切封印いしていたから、ハーフマラソンに向けて走り出したのは9月に入ってから。当初は心配していたけれど、昨年は4月から富士登山に向けて月12のペースで山に登っていたので、それが効果を発揮し、意図せずジョギングに必要な心肺と下半身が出来上がっていた模様。半年振りに走り出した途端、10㎞は4823秒、201時間4904秒という自身最速記録を叩き出してしまう。これなら那須塩原ハーフマラソンは、単に3兄弟で出場というファンランではなく、自身初のハーフでの2時間切りというタイムに挑む一戦と位置付けることが可能になった。




というわけで、本番当日。今回は弟の運転なので早朝出発も楽ちん。会場に着いた後も本大会2回目ということで余裕のある準備&トイレを済ますことができたのでした。3兄弟で記念撮影も完了して、いざスタート地点へ。スタートの合図と共に、じゅんぐりと駆け出す21.0925㎞。非常にリラックスしたいい状態だ。




走り出すといきなり長兄が猛ペースで消えていった。初めてのマラソン大会。準備も不足しているのに、ハーフ2時間切りなんて容易いと豪語する長兄。高校時代のマラソン大会で全学年1上位に入ったことが自慢である。長兄曰く「マラソンは気持ちで走るもの。ジョギング始めて間もなく、準備不足だとかそういうのは関係がない」そうだ。おいらはそれを無視して見えなくなる長兄をただ眺めていたが、全体の流れが遅く感じたため、少しペースアップして走ることにした(この時のペースアップで弟とははぐれたまま会わなかった。ようはマラソン大会は人と参加しても、肩ならべて走れるのは23分程度ということ)。




昨年の初ハーフの時とはまるで違う余裕。黙々とランナーを追い越していくと大体全体の流れとおいらのペースが同じ地点へたどり着く。取り敢えずその流れにのってしばらく走る。本大会の目標タイムは1時間56分。2時間切りを目指しています。ペースとしては、10㎞地点55分通過~20㎞地点110分通過~21.0925116分という計算。あまり無理して走っている感覚はないが、道すがら立っている現在○㎞の看板とストップウォッチを比較してみると、㎞530秒ペースで走れている様子。出出しからこのペースで走れているなんて奇蹟だ♪




10㎞地点通過。通過タイムは5438秒。予定より若干速いがまったく無理してないので問題なし。自然と足が動いている感じだ。残り11.0925㎞に1時間かけても目標タイムはクリアできるわけで、これはもう取ったと皮算用。もう少し上のタイムを狙ってみてもいいだろう。先にも書いたが、おいらは山登りを始めたおかげで、ジョギングに必要な身体能力がかってに向上しており、自分では20㎞を1時間4904秒で走りきっている。その際は特別タイムを出そうと思って走ったわけではなかったのにだ。今日は20㎞ではなく21.0925㎞だけど、全力を出しきれば、1時間50分切れるんじゃないだろうか。早々と目標タイムを変更することを決意。ペースアップして走りだす。




10㎞地点を抜けると早々とばててペースダウンした長兄の背中が見えてきた。「ファイト~」とか嫌みたらしく声をかけて抜いていく。この後もじつは書くことが特にない。なにを隠そう順調そのものだったからだ。残り距離を示す立て看板を通り過ぎるたびに、自分が㎞530秒より速いペースで走っていることが確認できた。まさに計算しているかのような綺麗なラップなのである。黙々とランナーを抜きながら、おいらは那須塩原マラソンの批評をしているのだった。昨年と比べると質が運営委員会の質が落ちているように思える。大雑把に書けば2点あげられる。まず、コースに車が入らないようにすることや車を一時停止させる処置、車の誘導などなど。非常に不味い点が何カ所も見られた。一度はランナーが止まってしまっているほどである。マラソン大会としてはお粗末というほかない。第3回と若い大会だけに今後の改善を期待したい。因みに第2回はこんなことはありませんでした。次に、コース変更がなされていたけど、これは直線がぐっと多くなりタイムを出すぶんには嬉しかったけど、前年のように牛が放し飼いで飼われている中を走り抜ける“那須ならでは”がなくなってしまったのは、大会の特色付けとしてはどうだろうか。折角“牛”をメインに売り出して大会運営しているのだから、牛の寝ている脇を走りたいものである。(つづく)