マルコ・ベロッキオ特集 | 書きたいことを徒然と

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本日はシアター・イメージフォーラムで『ポケットの中の握り拳』を観てきた。

てんかん発作もちの青年が視覚障碍者の母と知的障碍者の弟を殺害しながら最後には自らもてんかん発作を起こして助けがなく死を迎える話。

マルコ・ベロッキオの鮮烈な監督デビュー作で、話には聞いたことがありましたがこれまでソフト化がなく観たことがなかったのでさっそく観に行きました。

何しろこの家庭のギスギス感が相当すごいです。この空気をどうにかしたいがために主人公が障害のある家族を排除しようと殺人にいたってしまいますがこのところがやはり反道徳的です。最後に主人公も死にますがやはりこの主人公は殺さないとどうしようもないでしょうね。

この特集では、日本初公開となる『エンリコ四世』がマルチェロ・マストロヤンニ主演で観ていないので別の日にでも観てみたいですが、『肉体の悪魔』『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』『眠れる美女』はDVDで持っていたり、劇場公開された時に見ているので今回はいいです。