昨日の
オバマ大統領の広島での演説。
テレビに見入ってしまった～～
うん。良かった。
心からの言葉は
他の人の心にも響くね。
テレビを見ていて
ふっと、亡くなったじいちゃんを思い出した。
じいちゃんは、戦争に行った経験がある人でした。
お百姓さんで
色んな野菜、米も作ってて・・・
じいちゃんが丹精込めて作った
白菜や大根、どれも美味しかった。
じぃちゃんは
畑仕事の後の晩酌が楽しみで
飲みながら、何とも言えない表情で
自分の指を見つめてた。
その指は
不自然なカタチに曲がっていたの。
小さな私には
曲がった指のことも
なぜそんな顔をするのか理解できなかった。
6歳くらいの時、じいちゃんに聞いてみた。
「じぃちゃん、なんでいつも指みてるん？？」
じぃちゃんは教えてくれた。
「この指は、戦争に行ったときにな
持ってた鉄砲が暴発して、曲がってしもてん。
そやけど、どうしようもならん。
敵が来るから、前に進まなしゃあないねん。
ワシの前にいたヤツはな、手榴弾でふっとんでしもたんや。」
小さな私は『死』というものが理解できなかった。
それから
高校生になって、修学旅行で
広島と長崎を訪れた時に
じぃちゃんの
あの哀しみと苦渋に満ちた表情の意味が
少しだけ、
ほんの少しだけ、わかった気がした。
昨日、オバマ大統領が言った
『恐怖の論理から抜け出す勇気』
この言葉を聞いて
恐怖からの行動は
誰も幸せな結果にならないんやなぁ・・・って思った。
にほんブログ村