雪の黒川温泉をあとにし、道の駅でだらだらしたりしながら、熊本市方面へと向かいます。

 レンタカーは18時に返せばよいので、それまではとくにあてはありません。まぁ1つくらい温泉に入りたいという願望はありましたが(笑)。

 小国から阿蘇市への峠を越えると、今までの雪の世界からは一転、残ってはいるものの普通の路面になりました。峠を下りたところにあるのが内牧(うちのまき)温泉です。おそらく黒川温泉などの人気温泉地にお客を取られているのでは、という感じの静かな温泉町で、団体向けの大きなホテルもありました。ここで入れるような温泉はあるかな~っと。ゆっくり道を走らせていたら、右手に温泉マークの建物が! あっ。しかも駐車場がある! そして寄り道をすることになりました。
 あるじのあるじは朝も風呂に入ったのだからと入らず、あるじといっしょにいざその建物へ…。
$takuma in New York-薬師温泉

 この薬師温泉は内牧の共同浴場(町湯)のひとつですが、公的な匂いも自治組織的匂いもしないものでした。建物の脇を入っていき、入り口の脇にお金を払う窓口(?)がありますが、人はおらず。でも料金箱はない。正面に「家の玄関」のようなものがあり、そこを開けて「ごめんくださ~い」と。そしたらおじさんが出てきたので風呂をお願いしますと告げ200円を払います。そして今度こそ男湯へ。
<$takuma in New York

 中は内湯のみですが、お湯がざばざば溢れています。先客の男性がひとり。こんにちは、と声をかけて入ります。朝風呂もしているので、かけ湯だけとさせてもらい、入ります。うーん。気持ちがいい。外からの明るい日差しを感じながらの鉄分あるお湯。

 待たせている人がいるので、あまり長湯はしませんでしたが、よかったです。

 内牧の町湯は、それぞれ雰囲気や泉質が違う町湯がいくつもあるとのこと。黒川温泉も宿題を残してきましたが、こちら内牧もまた違うお湯をいただく、というのもよいかも知れません。
$takuma in New York-町湯いちらん

薬師温泉
阿蘇市内牧39
おとな200えん
国道212号線から温泉中心街方面に入る
産交バス阿蘇新町(?)下車
 きよらで清めたあとはいざ黒川、です。
 この日は前述の通り雪の予報で、黒川温泉にもうちょっとで着くよ、というところで雪が降り始め、やがて強く降り始めました。あぁ、スタッドレスにしていてよかった。

 黒川温泉は昨今、人気のほどは日本人に限ったことではありません。人気の秘密は「湯めぐり」。しかし、雪が断続的に降り続けるため湯めぐりどころではなく、散歩するのもようようなので、投宿した新明館でのみお風呂をいただきました。

 新明館では湯めぐり(日帰り)の人も入れるお風呂と宿泊者専用風呂(貸切もできる)に分かれています。宿に着いてまず入ったのは貸切の「風の湯」です。石の階段をのぼり、そこはお風呂だけ。吹雪のためお湯の中以外は大変でした(笑)が、気持ちのよいものでした。たくまも雪見風呂です。

$takuma in New York

お腹いっぱいおいしい夕食をいただいて、今度は家族湯です。これはきっちり囲まれているため、寒いながらも風の湯よりは入りやすかったかな。大きな湯殿にお湯がたっぷり、外の囲炉裏のかおりもほのかに感じることができる、いいお湯でした。
 そのあと、この宿の特徴ともされる、宿のご主人が手掘り(!)で作ったという洞窟風呂にもチャレンジしましたが、気温が低いため湯気が立ちすぎ、おまけに目が悪くて、あまり堪能できませんでした…。

 翌朝には大きな混浴露天の(といっても入っている人はいない)岩戸風呂もいただきました。

 お湯自体はいずれも同じだったようですが、気持ちよく入れたし、家族湯の外にある囲炉裏もよい感じで、黒川温泉でゆっくりするなら冬! なのかもしれません…。

$takuma in New York

 違う季節にも訪れたいし、次回は湯めぐりもしてみたいものです。

 チェックアウト後、温泉街から国道へ上がる急な坂道を…レンタカーは登り切れませんでした。結局回り道をして難を逃れましたが、それだけ深い谷にあるんですね…。エンコしたのがちょうどある宿の前で、そこをチェックアウトした人の見送りに出ていた宿の方に助けていただきました。ありがとうございました。

山の宿新明館
熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉
おとな500えん(湯めぐりの場合)
産交バス「黒川温泉」下車(バスで行くのは不便だわね)
黒川温泉のちょうど中心付近
 年明けから間もない1月中旬、飛行機のマイレージが消える! これはどこかに行かなくては! ということで、土日を使ってお出かけすることになりました。
 行き先は…憧れの黒川温泉! もう何年恋い焦がれていたことでしょう。ようやく念願叶って熊本ゆきの機上の人となりました。

 当日は雪が熊本市街地でも積もるかも知れない、という情報があり、前もってレンタカーもスタッドレス対応してもらいました(当日慌ててチェーンを借りている人多数)。そして、一路黒川温泉がある南小国町へと向かいます。

 阿蘇の外輪山を越えて南小国町に。ここで、あるじのあるじ(主の主)のたってのリクエストで、町にある数少ないマッサージ屋さんがある「温泉館きよら」へと向かいました。
$takuma in New York
 南小国町には黒川温泉をはじめ、いろいろな温泉場があります。隣の小国町にもたくさんあります。その中で、この「きよら」、地味です。しかも建物の作りは公共施設風。あまり期待もできん。

 中に入り入浴料(入館料?)を払います。払わないとマッサージ屋さんにも行けないしくみです。そしてあるじのあるじがマッサージしてもらっている間にわたしが風呂へ…のつもりが、マッサージは予約してもらわないといっぱいで無理、と断られました。残念だったね。なんしか1人でやっているっぽかったから、しょうがない。

 気を取り直して、あまり期待できないお風呂へと向かいます。きれいで、人がいない。土曜日の昼間、観光客も立ち寄らなそうなところへ突入すると…。
 お湯はとくに特徴があるわけではなさそうでしたが、ざんざん溢れ、気持ちがよい。そして貸切同然。これまた気持ちがよい。加温はしているようですが、地元の方々の普段使い温泉なのでしょう。途中でおじさまが入ってこられました。どんな方かはみえないけれど(湯気と近視で)、こんにちはと声をかけました。
 さすが湯どころ、こういうところでも余分なことをしないのがいいですね。黒川・満願寺・杖立…それらの「かけ湯」にもなりそうな、いいお湯でした。
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温泉館きよら
熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場3396-1
おとな300えん
産交バス「温泉館きよら前」下車(JR阿蘇駅から杖立ゆき)
国道212線沿いから旧道に入る(地図をみれば迷わないでしょう)