おはようございます。


日本では【当然、当たり前、常識】と思っていることや状況が、国が変わると、「え?こうじゃないの?」という違いは色々ありますね。


私が仕事や趣味を通して経験した中で違いを感じるのは、


「講演や公演を聞く態度、姿勢」


が日本人は一般的に柔らかで優しく、礼儀正しいのが定着していて、外国人は比較すると、集団で聞くような場での集中力が短く、興味があるかないかで、態度が現れやすい。という点です。


私が勤務する日本語学校では、留学生の新入生向けにオリエンテーションを開くことがあり、中国人留学生に対して中国人スタッフが中国語で説明したり、卒業生の体験談を中国語と日本語とで行う時間帯があるのですが、そのオリエンテーションを終えた留学生が、


「日本人の先生たちは、中国語での時間帯も、ずっと静かに聞いてくれていてマナーの良さに驚きました。」


という事を言っていました。


日本では、静かに聞く、という教育を初等教育からずっとしていくので、当然の事なのですが、これが集中してできる国民は案外少ないようです。


また、バリ舞踊の先生(日本人)は日本とインドネシアと両方の舞台でバリ舞踊をされているのですが、


「インドネシアでは、日本人ほど真剣に優しく観てなんてくれないのよ。つまらないと思われたら、露骨に態度に出るのよ。」


と話されていました。


そんな外国人の聞き方や観賞する際の態度の感覚は、私がネパール人や中国人に日本語授業をしていて、日本人に授業するのとは聞く態度が違うと感じる事と似てます。


外国人留学生の場合、堂々と悪びれず教師の目の前で授業中に内職(違う科目の勉強)をし続ける留学生(教師がその場で注意しても辞めない場合もあります)…等は、日本の学校でだったらあり得ないだろう…と思います。


職業訓練校では、よく先生が、号令〜挨拶まできちんと揃わないと、生徒にやり直しさせて、生徒は文句言わず従って揃える事に集中します。


が、もし私が日本語学校で、1クラス20名の生徒全員に号令で揃う挨拶をさせようと求めるなら、上級クラスや介護クラスの最初の数カ月だけは揃う…という事になり、他のクラスでは「何でそんな事に日本人はこだわるの?」とクレームが出るでしょう。


日本では、教師職が大変だと言われていて、実際業務量が多いですが、外国人を教える側を経験してみると、


「日本人を教えるのは、聞く態度が良いので教えやすい」


という点に、日本人しか教えていない環境の教師たちは気づいていない、という事があります。


もちろん日本人の聞く態度の良さや、おもてなしの文化の国民的定着は美徳です。


外国人を教える場合は、ある程度の寛容さや受け入れる姿勢は必要で、日本式にだけこだわっても、それが通じない場合もあるとも言えます。