こんばんは。


梯剛之さんのピアノ・リサイタルは、数年前から年1回くらいの割合で秋に聴きに行っていましたが、昨秋に続き今年は春にも時間が取れ行くことができました。


今年は、梯さんが2016年以来、東京文化会館小ホールを主な会場としてリサイタルをされてから、満10年の記念すべき年だったそうです。


13日の会場は満席に近く、熱気に包まれた演奏会でした。




今回は特に曲目からも、梯さんのこだわりが感じられ、ピアノ好きとしては、

【聴きたい曲ばかりの選曲】で楽しみでした。


■プログラムから

バロック、古典派、ロマン派、近代の4つの時代から選曲されるのも梯さんの演奏会では多く、それぞれの時代の作曲家たちが曲に込めたさまざまな思いを、演奏を通して梯さんが美しく再現されたような、とても豊かな響きに包まれた時間でした。

どの曲も素敵な演奏でしたが、特に【水の戯れ】〜ラヴェル〜が印象的でした。繊細さと深みがなんとも優雅で、ずっと聴いていたくなるような、映像が浮かび上がってくるような感じでした。

ショパンのピアノ・ソナタ第3番もよかったです。

客席から演奏後の【ブラボー!】や拍手が長く続いたあとのアンコールは4曲。
梯さんが曲の背景など分かりやすい解説も加えてくださいました。

■アンコール時の梯さん

梯さんが現在の世界情勢から、平和な世界を強く望んで、最後にバッハのアリア(祈り)を選曲されたように感じました。

〈アンコール曲〉
ショパン〜ノクターン〜遺作
シューベルト〜楽興の時
ショパン〜木枯らしのエチュード
バッハ〜ゴルトベルク変奏曲アリア

大好きな東京文化会館の小ホールとも、改築工事のため暫くお別れですが、最後にこのホールで梯さんの演奏を聴けた事は、思い出としてずっと心に残りそうです♫