授業を担当する教師たちにとって、生徒や受講生たちが、真剣に課題に取り組んでくれたり、授業時に反応が伝わるような姿勢で受講してくれると、やりがいを感じられます。
反対に授業ストレスとしては、こちらは真剣に授業をしているのに、話を聞かないで寝てしまう学生や、授業とは関係ない事をしてしまう学生たちの態度など。
特に若い先生など、年齢が学生と5~6歳くらいしか違わないのに、先生は一所懸命なのに、学生が注意してもずっと私語をやめなかったりしたら、かなりストレスがたまるでしょう・・。
教師って、(他の仕事・職種にも共通しますが)忍耐力が必要な仕事です。
私は机に突っ伏して寝てしまうような留学生には
「寝てる場合じゃないよ~」
と言って質問を出して答えさせるように仕向けるんですが、それにしても若い学生たちほど、授業時も構わずに・・よく寝る学生がいるものです。
自分も学生時代はそれほど真面目ではなかったから、学生の気持ちも分からないわけではないけれど・・
おそらく【時間】が貴重で、限りある【授業】や【人生】だという概念を、学生たちはまだ持てずに、【時間はまだまだあるから大丈夫】と寝てしまうのかな・・と思ったりしています。
社会人向けに授業している先生たちから、学生たちに教えるより社会人の方が、やりがいや張り合いを感じられるという話を聞いた事があります。
社会人受講生は、授業料からして親ではなく、自分が働いて捻出したお金から出す人が多いだろうし、働きながら、限られた時間内で受講するので、真剣さが学生とは違います。
そもそも目的意識が高いから、授業で寝るなんて、もったいなくてできないと思っている受講生がほとんどですよね✨
日本語学校で教師として経験を積まれた先生方による、教師養成講座を受講しましたが、その先生たちも、社会人受講生に囲まれ、いつもイキイキされていました。
私が受講したのは仕事後の夜間講座だったので、教えてくださる先生方も受講生も、終了時間は夜9時45分・・体力的にもハードでしたが先生方には本当に感謝しています。
社会人でも、年齢層が高い人ほど、若い人より資格取得講座など、より熱心に受講されるというケースは多く、やはり時間が限りあるとの認識が強いから、真剣さも増すのかなと思っています。
もちろん、相手や周囲へも気遣ったり礼儀をわきまえられるのも、社会人の方が多いため、「受講態度の良さ」につながるわけで、社会人経験のない学生たちの方が、どうしてもマイペース受講になってしまいやすいようですね。