ファッション・アンド・テクスタイル・ミュージアムを訪れた時のこと、
受付の横を通りながら、ディスプレイに目を向けると、
突然、何だか懐かし~い人に出会った衝動に駆られました。
あれ~、タミーちゃん!?!

人違いでした。
この人形はイギリス生まれの『Sindy シンディ』と言うそうです。
でも、ものすごく似ている。
実は、まだ私が子供の頃、父の駐在でアメリカに出発する前、
母方の祖父が『タミーちゃん』をプレゼントしてくれました。
たぶん、私がほしがったのだと思うのですが、
他のあまりかわいくない、目がボタンで出来ているような人形を指して
『これがタミーちゃんじゃろ?』とからかわれているのに気付かず、
『違う、これはタミーちゃんじゃないよ~!』と必死に訴えたことを覚えています。
アメリカに行ってからはBarbieバービー、そして妹のSkipperスキッパーも加わり、
3人のお人形とおままごとして遊んだものでした。
従って、私はあまり、リカちゃんを知りません。

あまりにシンディがタミーちゃんに似ていて、気になったので、受付の人に聞いてみると
Sindyシンディの妹がTammyタミーだと思う、と言われました。
そうなのかあ~、広島のお祖父ちゃんにもらったからと言って、広島出身でないにしても、
タミーちゃんは日本出身かと思っていたのに...
と思いつつ、ちょっとグーグルで検索したら、真相が明らかになりました。
アメリカのMattel社がBarbieバービーを生み出す一方、
アメリカのIdeal Toy Company社は近所に住む女の子風のお人形Tammyタミーを販売。
その頃のイギリスのバイヤーの間ではバービー人形はあまり好評ではなく、
Ideal Toy Companyの許可を得て
イギリスのPedigree Dolls and Toys社はシンディを誕生させたそうです。
私のタミーちゃんは広島出身でなく、アメリカ人だったのですね!
バービーもシンディも今でも根強く生き残っているのに
タミーちゃんはほんの数年しか販売されなかったようです。
ヴィンテージ人形として、あちらこちらで『タミーちゃん』が入札されていることもわかり、
いやだ~…ということは私もヴィンテージ?!
とちょっと、ギョッとしてしまいました。

お祖父ちゃんは最後のタミーちゃんを入手してくれたのかな?
今も実家にバービーとスキッパーと一緒にタミーがいます。
今度、一時帰国した時に、久しぶりに押入れから出してあげよう。


