美しいマルタを発ち、イタリアのメッシーナへ。
シシリー島にあり、タオルミーナなどオシャレな町がありますね。
そしてその翌日はチビタベッキアへ。
往復3時間かけてローマを観光訪問することもできたけれど、
父も私もローマは行ったことがあるので、船を降りた所の地元の小さな町を散策することに。
何でもない小さな港町だけれど、お店で売っている服も靴もカバンも何もかも
高いものでなくても、とても粋でオシャレで、父まで関心。

船から降りなくても、クルーズの中はアクティビティがいっぱい。
プールは外にも中にもあるし、エステ、美容院、劇場、映画館、ボーリング場、カジノ、
お土産屋さん、レストラン、喫茶店、バーの数々。
日替わりの催しはあるし、全部参加していたらクタクタになりそう。
この晩はフォーマルウェア指定のイタリアン・ナイトでした。

アクティビティがあると言っても、私たちはのんびりお部屋で
ロンドンオリンピックを観ていました...

やたらとイタリアの選手が活躍しているなあ、と思ったらイタリアのチャンネルでした。
そして今度はドイツの選手が沢山メダルを取っているなあ、と思ったらドイツの番組でした。
どの国も自国の選手のことを放送してしまう傾向があるのですね

船客を観察するのも、案外楽しいものです。
家族で来ている人、家族3代の場合も。
家族と言っても、母子家庭や父子家庭も。
カップルの人もいれば、一人で来ている人も。
車いすの人、杖を突いている人、身体障害者の子供を連れた家族も。
お食事は3食、選り取り見取りだし、
お部屋の掃除は毎日、時には2度ルームサービスが入ることもあるし、
洗濯だってお願いできる。
家事のことは一切、心配しなくて良いから気楽ですね。
ただ、ビュッフェに行くと、いくらでも食べられるせいか、
一週間も食べていなかったのかな、と思えるくらい大食いする人が目についたり、
そんなに食べられないのに、何皿も食事を取ってきたりで、ちょっとガッカリ。
見ていると、うんざりしたので、
最後はビュッフェを辞めて、レストランでゆっくり頂くようになりました。
乗客の人は各国から集まっているけれど、この船では断然イタリア人が目立ちます。
この船客をみて、一概にその国民性を判断することはできませんが、
特に目についたのは...
レストランで文句を言い続けるフランス人
ブランド品で身を包み、高級お土産屋さんを仕切る中国人
何に付けても、のんびりとジョークを言って笑いを取るニュージーランド人
外交官の家族かな、と思わせるような品位あるアフリカ系アメリカ人
黙って反応のない日本人
そして並んでいるのに、割り込んで来るイタリア人

何故、なぜ、ナゼ~

イタリアは人が陽気だし、お食事は美味しいし、粋だし、お洒落だし、センスがあるし、
私は大好きなのに、
どうしてそんなに割り込んで来るの?!
割り込みできないと、後ろから体を押してくる。
止めろ~

『並んでるんですけど... 』とわざわざ指摘しないといけないほど、
特に急いでいるわけではないけれど、
子供にも、大人にも、何度も何度も、割り込みされると
頭に来る~

ロシア人の友人にこの割り込みの話しをしたら、
『ああ、私たちロシア人みたいだ!』と言われました。

割り込みは悪い、ということはわかっているので、
止めろ!と指摘されれば止める、そうです...。
そういうものですかねえ。
いずれにせよ、とっても心配だった船酔いもほとんどなく、
スムーズにのんびり、楽しく、美味しく、ゆったり海の上で過ごした8日間でした。

ロンドンに戻る前にジェノバで一泊することにしました。
父がEメールを打っている間、私は再びウィンドーショッピングへ。
たまたまホテルのすぐそばに中華料理屋さんがあったので、
その晩は久しぶりに東洋の味を満喫しました。
野菜と和えてあった前菜のタコがあまりにも柔らかく、美味しかったので、
作り方を聞いてみたのですが、中国人の店員さんは中国語かイタリア語しか話さず
結局、良くわかりませんでした。

実は父はクルーズに乗る前、ロンドンで帯状疱疹になり
英語でshinglesというのは聞いたことはあったけれど、
どういうものか二人ともわからず、焦りました。
でも、ロンドンでいただいたお薬も利き、
お蔭でクルーズに乗っている間に直りました。
聞いてみると、私もなった、とか両親もなった、という話がどんどん耳に入ってきました。
イギリスの新聞によれば、
今後70代の人にはshinglesの予防接種も検討されているそうです。
毎日、このように太陽が美しく昇ったり沈んだりする姿をバルコニーから眺めましたが、
こんなに美しかったのなら、もっとじっくり味わえば良かったと思います。
船酔いしないなら、またクルーズに行っても良い、と今は思っています。
そして、ロンドンに戻ると、人は一列に並んで割り込みしないので、
何となくホッとしている私です。

