夜が明け、ついに到着しました、
船酔いを覚悟でやってきた目的の場所、Malta マルタ

祖父もこの地を踏んだ美しい国。

もともと、祖父がマルタから持って帰ったこの絵葉書がクルーズのきっかけとなりました。
箕島の叔父がこの絵葉書を探してくれたのですが
(ブログ『あしながおじさんになっちゃった』)
Bighi Hospitalと記載されているこの病院を
祖父が訪問してから90年たった今、この目で確かめたくなったのです。
地元のガイドさんによると、今は新たに大きな病院が建設されているけれど、
今もビギ・ホスピタルは存在する、とのことでした。
もともと、ナイチンゲールもここで看護婦として働いた病院だそうです。
船の泊まっているそばにこの病院が見える、とのことだったので、
まずは観光をすることに。

マルタは大変信仰深く、小さな国なのに360もの教会があるそうです。
ここはMdinaイムディーナにある、ローマカトリック教会のRotunda of Mosta モスタ。
柱の支えのない教会としては世界で三番目に大きいそうです。

第二次世界大戦の時、ドイツ軍の爆弾がこのドームを突き破ったにも関わらず、
奇跡的に爆破しなかったそうです。
したがって、教会内にいた三百人以上の命が守られたことに感謝し、
益々信仰深くなった人も増えたことでしょう。

爆弾が突き破った箇所はあえて、ペンキを塗り直していません、
と説明があり、みんなで上を見上げた時は場所がわかったのですが、
この写真ではわかるかな?

端から端まで歩いても、10分しかかからない、小さな古都。

狭い中世の路地を歩くと、独特の窓枠が目について、とてもかわいい


絵画の中に溶け込んでしまいそうな、趣のあるマルタ。
でも、長年に渡り、色々な支配下に置かれ、戦いや争いを経験してきたのでしょう。

さて、船に戻る前に『ビギ病院』を探そう、ということになったのですが、
『病院はまだある』という人と
『知らない』という人も。
やっと、地元の歴史に詳しい人がわざわざ建物の外まで出て、
海の向こうの病院の場所を指差して下さるのですが
『あそこ、あそこ』と言われても、どれも同じような色の同じような建物...
わからな~い

『あの角ばったところの横』と言われても、
どれも角ばってる~

結局、何となくあそこかなあ~、程度になってしまったので、
見落とさないよう、マルタの首都、Valettaバレッタを発つ前にビデオを撮りました。
この中のどこかに映っていることを願いながら...

ここをクリックすればビデオが見られます。
あとでもっと調べてみたら、ビギ病院のことがもう少しわかりました。
元々はヴィラとして1675年頃に建築計画が立てられ、
1829年には王立海軍病院に指定されました。
長年、病院として貢献してきたのですが、残念ながら1970年には閉館となったようです。
ただ、今や崩れかけているこの建造物をオリジナルの形に建て直そう、
という動きが出ているそうです。
病院を実際見たのかどうか、定かではないですが、
このマルタと言う美しい地を訪れることで、祖父についに会えたような、
そんな暖かい思いを胸に船に戻る私でした。
きっと父もそうだったと思います。
あまりの暑さで、へばりそうになりましたが...。

この次はイタリアへ向かいます。