エレベーターガールになり切れなかったおば様 | ロンドン在住イメージコンサルタント、テート小畠利子のつれづれ日記

ロンドン在住イメージコンサルタント、テート小畠利子のつれづれ日記

イメージコンサルティング&養成『トーキングイメージ』代表、テート小畠利子です。ロイヤルアスコットパッケージ•ロンドンフェイスヨガ等も提供。著『知的に見える男、バカっぽく見える男』新潮新潮、女性を美しく見せる「錯覚の魔法」』文春新書。最近は主に愛犬成長記?

エレベーターガールを見かけると、「日本に帰って来たなあ」と感じます。
そしてその度に、私の友人のお母様のことも思い出します。

私の友人のお母様は大変お上品でやさしい方。
早口の友人のお母様とは思えないほど、話し方も大変ゆっくりで、おっとり。

そのおば様がある日、エレベーターに乗った時のこと。
たまたまボタンのそばに立ったので、
「何階ですか?」とエレベーターに乗って来る他の方のご利用階を聞いて
ボタンを押して差し上げました。

「すみません、10階をお願いします」とある男性。かお
「5階をお願いします」と会釈しながら、ある女性。ニコニコ
「6階...」と目も合わさず、自分の階だけ告げる女性。シラー

その都度、笑みを浮かべながら「はい」と応えながらボタンを押して差し上げたおば様。

5階でエレベーターが止まると、会釈をしながら女性が降りて行きました。

「6階...」と告げた女性も、そろそろ自分の降りる階だと準備をしたものの...

あれれっ?目

気づいたら、エレベーターはそのまま素通り!アップ

10階まで上がってドアが開くと、先ほどの男性と共に、友人のお母様も下車。

「6階女」は一人、エレベーターに乗ったまま、
いまだに降りるはずの階にたどり着けず。

お上品なおば様はあくまでもお上品に。
まともな口の利き方のできない「6階女」にも笑みを浮かべて受け答えしたものの、
ボタンは押したふりして押さなかった...
おば様の密かな抵抗、案外、味がある。

これを機に「6階女」はその後、口の利き方を学んだだろうか?

そう考えると、色々なお客様の対応にも笑顔で応えるエレベーターガール、
心の中が煮えくり返ることもあるのかしら?