RINの奇妙な恋愛 ~The strange tale of romance ~ -21ページ目

RINの奇妙な恋愛 ~The strange tale of romance ~

こンな髪形してますが、アラフォーのおっさんです。
このブログでは、過去に体験した奇妙な恋愛話を綴ってます。
一部不快な表現も含まれておりますので、予めご了承ください。

『うふ。視覚を奪われると、感度がアップするのヨ♡』


私は今、ベッドの上で全く身動きが取れない。
膝を曲げた状態で、両方の足首と手首をバスローブの紐で縛られ、ちょうどM字開脚の状態で仰向けに寝かされている。
それから、ご丁寧にバスタオルで目隠しまでされた。


『リンは乳首が感じるでショ? だから、とってもイイもの持ってきたの♡』
そう言って、眞知子サンは私の両乳首に何かを押し付けた。
「な、な、なに? こ、こ、こ、これ、な、なンですか?」
『うふっ。まだ教えてあげない。クスクス』
目隠しされているのでわからないが、どうやら吸盤のようなものが吸い付いているようだ。


『そうそう、リンはお尻も感じるンだよネ? ちょっと待っててネ』
そう言ったとたン、暖かい感触が・・・
どうやら眞知子サンは、舌を這わせているようだ。


『ほぉら、気持ちイイでしょ? 声を出してもイイのヨ♡』
そう言いながら眞知子サンは指を挿入した。
『あれぇ? 先っぽから何か出てきたわヨ? ダメじゃない!』
「ご、ごめンなさい」
『じゃ、出せないようにしてあげるから。これが今日の“とっておきのモノ”ヨ♡ うふっ♡』


何か袋を破く音がしたので、枕元にあったホテルの備え付けのゴムを開封したンだと思うが、なぜか袋を2枚破った気がする。
そして、かぶせるのではなく、根元を“ギュッ”っと締め付けられた。

『ほぉら、ゴム2枚重ねで縛ったからネ♡ これで絶対に逝けないから。クスクスっ』


そう言うと、今度は私の顔に何かが押し付けられた。
むせるような甘酸っぱい香りは、これは眞知子サンの蜜の香り、若草のような柔らかい感触は、これは・・・・。 
――――あ、そうか! 私は今、眞知子サンに顔面騎乗されてるンだ!
そう思うと私は、何とも言えない幸福感を感じていた。


『さぁ、上手に舌を使うのヨ♥ うふ』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



その後は眞知子さんにいろんなコトをされたので、私はもう、いったいどこが感じているのか、何が何だかわからなくなっていた。


『クスクス。リンったら、お尻でこンなに感じちゃって。でもその代わり、コッチはだンだン元気がなくなってきたわネ。 それに乳首も女の子みたいになってるわヨ♥ クスクス。 じゃぁ、そろそろ目隠しとってあげる』


目隠しを外され自分の乳首を見て、私は我が目を疑った。
そこには漏斗状の半透明プラスチックにゴムのポンプのついたモノ、(後で知ったンだが、陥没乳首を矯正する乳頭吸引器と言うモノ)がついていた。
半透明の筒の中にある私の乳首は、おそらく2センチ以上は伸びきっている。


『じゃ、コレもそろそろ外してあげるネ』
そう言って、(かなりチカラを入れながら)器具を外した。
キュポン!と音を立てて外されたそれは、ホントに女性のそれと同じくらいに増大され、乳輪の周りにもクッキリと吸引の跡が残っている。


『あらぁ! リンのおっぱい、私のと同じになっちゃったネ! もうリンじゃなくって、リンコちゃンネ。 じゃ、リンコちゃン、今度は私が気持ちよくなる番よ♥』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



いったいどのくらいの時間が経ったのか・・・
なンせ、根元を縛られているので、いくら逝こうと思っても逝けない。
眞知子サンは私のカラダを貪るように、何度も何度も絶頂に達している。
眞知子サンに騎乗位で責められ、鬱血して敏感になった乳首を嬲られ、それでも逝けない感覚は、もはや拷問に等しい。


『リンちゃン。 どう? イキたい? そろそろイカしてあげようか?』
「お、お願いしますぅ!!」
『じゃあ、この前の誓い、もう一度言える?』
「え・・・・・・・?」
『お・へ・ン・じ・は?』
バシッ!!私の頬にビンタが飛ンできた。


『リンは私の、いえ、私ダケのモノになるの?』
「は、は、はい!はい!誓います! 眞知子サンだけのモノになりますぅ!」
バシッ!!またもや私の頬にビンタが飛ンできた。


『サンじゃなくって、サマ、でしょう!? 眞・知・子・サ・マ。 言いなさい!』
「は、はい!わ、私は、眞知子サマだけのモノですぅ!」
『よろしい。じゃ、ゴムも紐も全部外してあげる。 でも、今、リンちゃンには、私が付けた「見えない鎖」が全身に巻き付いたのヨ♥ うふ、うふふっ♥ 嬉しいでしょう? うふふっ』


痛みと快楽で全身を操られて、そのせいで半ば精神まで操られていたとは言え、私は悪魔と契約するような最悪なコトを・・・。
そして、これから自分が奈落の底に落ちていくコトに、この時はまだ気付かなかった。



つづく

『じゃ、リン、この椅子に座ってネ♡』


いま私は、この前に入った部屋より少しグレードの高い部屋のバスルームにいる。
暗いバスルームはジャグシーがボコボコ鳴って、バスタブの中は3色の光が妖しく点滅している。
私は言われた通り、真ン中に溝のある「スケベ椅子」と言われる椅子に座った。


眞知子サンはボディシャンプーを自分の下腹部に塗り、そして泡立て始めた。
次に私の腕をとり、それに跨った。
『ねぇ、知ってる? これって”たわし洗い”って言うのヨ♡ うふっ。今日は頑張って重い荷物を運ンだから、ご・ほ・う・び♡』


しばらくすると、今度は自分のカラダに泡を付けて背中から覆いかぶさった。
『今度は背中も洗ってあげる』


ひととおり洗い終わるとシャワーで泡を流し、今度は立ち上がってバスタブに片脚をかけ、私の前に立ちはだかった。
私の手首を握り、私の中指を舐めてにっこり笑いながら言った。
『今度はアタシが洗われる番ヨ。これはネ、"壺洗い"って言うの♡』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



どれくらい時間が経ったのか・・・・
バスルームではかなりの時間を過ごしたようで、暑さと興奮でかなりのぼせあがっている。
ベッドに横たわった私は、さっきからあるコトを考えていた。
さっきは眞知子サンには喜ンでもらえてとっても嬉しかったンだが、「こンなテクをいったいどこで覚えたンだろう?」という思いがアタマをよぎった。
そう思った瞬間、タクヤが言った言葉を思い出した。


「あ、あ、あのお・・・」
『ん?なぁに?』
「しゅ、出張ホストの話って、ホントなンですか?」
『えっ?なンの話?』
「い、いや、なンでもありませン」
『アタシが出張ホストを買ってたって言うの!?』
「い、いいえ。ちがいますぅ」
『誰がそンなコト言ったの!?』
「あ、あ、あ、ち、違います。誰も言ってませン」
『あ、わかった!タクヤね?タクヤでしょう?』
「・・・・・・」
『もういい!わかった。リンは何も言わなくてイイよ。クソっ、あの馬鹿タク!』


眞知子サンの表情は今まで私が見たことのない、かつて不良女子だったころの表情とも全く違う、妖しく、そしてとても残忍な表情だった。
この私の一言がタクヤの人生を大きく狂わせるとは、そのときは思いもよらなかった。


『それで、リンはどうしてそンなコト訊いたの? ひょっとしてヤキモチ?』
「は、はい! だって、眞知子サンが誰かにこンなコトしてたと思うと、なンだか切なくって」

すると、さっきまでの表情が一変し、眞知子サンは満面の笑みになった。
『バカねぇ、リン。アタシは今、リンだけを愛してるンだから!』
「あ、ありがとうございますぅ」
不覚にも、私は泣いてしまったようで、涙がボロボロとこぼれてきた。
自分でも判らなかったが、突然涙がぶわっと溢れ出した。


『バ、バカねぇ、リン。泣かなくてもいいじゃない』
眞知子サンは、思いっきり私を抱き締めた。

『さ、変なコトはもう忘れましょ! とっておきはまだまだこれからなンだから♡』


つづく

「それじゃ、オレは先に帰るワ。浜ちゃン、あとはよろしく頼むネ。何かあったら携帯にTELして」


お疲れ様でしたぁ!

の部下の声に送られて、エレベーターに向かう私。


今日は水曜日なので、ノー残業DAY、早めの退勤だ。
と言うのも、勤務先は土日が休みの週休2日制だが、水曜日は不動産業者が定休日のところが多く、とうぜンWebに掲載する情報もあまり入ってこないため、私の業務は午前中で完了する。
残った雑用は部下に任せて私はだいたい午後3時~4時には帰っているが、その代り木曜の朝には情報が大量に入って残業になるので、週の勤務時間は帳尻が合うのだが(^^;


ブブッ!ブブッ!ブブッ!
エレベーターを降り、ビルを出ようとすると携帯のバイブレーターが・・・


―――なンやぁ、せっかく出口まで来たのに・・・。何かあったンかな?


携帯を開くと「着信:眞知子」と表示している。

「はい。リンです」
『もしもし~!ア・タ・シ』


―――アタシって、そンなもン、着信見たらわかるがナ・・・


「眞知子サン、どうしました?」
『ここヨ!ここ!』
「え?」
『ほら、見えるでしょう?』

ビル前の車道には黒のベンツML350が停まっていて、その中から眞知子サンが手を振っている。


―――え?なンで?なンで眞知子サンがここに???


私は慌てて車に走り寄った。


『今日はリンに買いもの付き合ってもらおうって思ったの。うふ。嬉しい?』
「は、はい。でも、突然だったからびっくりしました。よくボクの勤め先がわかりましたネ?」
『ふふっ。リンのコトならアタシ、なンでも知ってるンだから♡ さ、リンが運転して♡』

私は眞知子サンと入れ替わって運転席に座り、シートベルトを締めた。


このクルマはSUVで車高が高く視界が良いンだが、左ハンドルはあまり慣れてないのでちょっと緊張する。
しかし、そンなコトよりも、なンで眞知子サンが私の勤務先を知っていたのかが気になる。


『それじゃ、○町にあるスーパー○○に行ってちょうだい』


―――へ?お買いものって、洋服とか雑貨じゃないのか?


『リン!もぉ~! 忘れ物してるゥ!』
「え?なンですか?」
『もうアタシと逢って3分以上も経つのに、まだ1回もキスしてないじゃない!もぉ!』
「あ、は、はい。ご、ごめンなさい」
私が顔を近づけると、眞知子サンは私の頬を両掌で挟ンでキスをしてきた。
『じゃ、クルマ、出してちょうだい』
私は会社の人間に見られてないか、あたりを見回しながら車を発進した。


そして、私の勤務先と眞知子サンの自宅の真ン中くらいにある大型スーパーに到着した。
買い物はほとンど食料品だった。
1階食料品売り場の端から端まで、カートのカゴ2個に満杯の買い物。
ようするに、眞知子サンの家族が食べる食料品の買い物に付き合わされてるワケで、私としてはちっとも楽しくない。


でも、眞知子サンは車を降りてスーパーに入る前に1回、そのあと売り場のカドを曲がるたびに、出口から車に着くまでに1回、車に乗ってまた1回と、数えきれないくらい私にキスをせがンでくるので、そのたびに胸がときめいている。


『さ、これで週末までの買い物は終了。今日はリンがいてるからいつもより早く済ンで助かったワ♡』
そう言われると、売り場で下がっていた気分がちょっと上がってきた。
『アタシね、月曜と水曜はパパの会社をちょっとダケ手伝ってるの。だから、月・水のお店はチーママのサキちゃンに任してるンだぁ』
「パパって、旦那サンのコトですか?」
『違うわよ!私のお父さン。2人の時はオッサンの話なンかしないで!』
「あ、ご、ごめンなさい。」
『パパはネ、宝石販売の会社してるンだぁ。だから海外に仕入れに行く時は、アタシも年に何回か連れてってもらうの。いいでショ?』
「は、はぁ、羨ましいです」


買い物した荷物をトランクに積み込み、2人とも座席に座った。
『さ、じゃ、この前に行った○○○○(ラブホの名前)に行ってちょうだい。リンは今日いっぱい荷物を持ってくれたから、いっぱい気持ちよくしてあ・げ・る♡』
「え?もう6時半を過ぎてるンですケド?」
『いいの。今夜の晩御飯は作って出てきてるンだから。あとは今日中に帰ればいいのヨ』


今日は早く自宅に帰って明日の残業に備えようと思っていたのに、会社の前で拉致され、またもや「お持ち帰られ」状態になってしまった。


『リン!平日もアタシに逢えて嬉しい?』
「は、はい!とっても嬉しいです」
『じゃ、今日はとっておきのコトしちゃうヨ♡』


え?とっておきって、ナニ? ナニ? 私はいったい何をされるンだろう?


つづく