『キャハハ! 楽しいィ!アタシ、やっぱりココに来て良かったぁ~』
ココは眞知子サマの泊まっているホテルのプールサイド。
私の泊まっているホテルよりは☆が2つか3つくらい上のランクのようで、私のような「おのぼりサン」日本人は泊まっていないようだ。
ビーチに近いせいか、それとも時間帯のせいなのか、昼下がりのプールサイドには私たちの他には初老の白人夫婦っぽい1組と、アジア系中年女性の2人組がいるだけで、わりあい閑散としている。
眞知子サマは青ベースのトロピカル柄ビキニを着て、プールサイドのベッドに座り、とっても上機嫌で楽しそうに私を眺めている。
―――――それにしても、明るいところで見る眞知子サマはホントに素晴らしいなぁ。
髪はやや茶色のロングで美しく、サラサラと絹糸のように風になびいている。
眞知子サマの曾祖母がロシア系の方だったようで、そのせいか顔だちも日本人離れしていて、眼も黒ではなく青みがかったグレーで、鼻も高く、唇はやや厚ぼったいが、それがまたとっても魅力的だ。
ブラがはち切れそうなバストは、大きくそして美しいカタチで、しかも弾力があり全く垂れていない。
腰は「ここに内臓は入っているのか?」と思うほど細く、やや張り出したなだらかな丸いヒップの下には、見事な曲線美の脚がスラリと伸びている。
―――――ホントにこンな美人と過ごせるなンて、夢のようだなぁ・・・
見惚れていた私の前に黒い影が動いた。
「I have the gin and tonic which Madam ordered.」
プールの端にあるバーでさっき注文した飲み物を持って、ウエイターが来たようだ。
『Thank you. Please put on the table there.』
眞知子サマが応えたにもかかわらず、グラスを置いたウエイターは、ニヤニヤした目つきでまだ立っている。
『If the duty was finished, leave early!!』
眞知子サマは強い口調で言った。
―――――眞知子サマって、英語ペラペラなンや・・・
怒鳴られたウエイターは、一瞬目をパチクリしたが、またニヤニヤ顔に戻り、何度か振り返りながら去って行った。
『なにヨ!さっさと戻れば良いのに!』
―――――そらぁ、笑うわナ・・・
そう、ウエイターがニヤニヤしながら見ていたのは、眞知子サマの美しい肢体ではなく奇妙な私のカラダの方だった。
私は今、紅いTバックを履かされて、眞知子サマのベッドの横で「おすわり」の姿勢をしている。
アタマには眞知子サマが持ってきたウィッグを被せられて、顔にはサングラスをかけさせられ、唇には赤いルージュを塗られている。
さっき吸引されて肥大化した○首は、3cm以上に伸びて尖り、○輪もかなり大きくなり、さらにぷっくりと膨らンでいる。そして、○輪の周りにクッキリと付いている吸引跡が、かなり卑猥でイヤらしく見える。
首には革製のチョーカーが巻かれ、そこに付けられた赤いリードの先を眞知子サマが握っていた。
『日本じゃこンなコトとてもできないンだけど、知らないヒトばっかりの外国ならOKよネ♡』
―――――いやいや、顔バレしなくてもメッチャ恥ずかしいンですが・・・
それに、またおなかの具合が悪くなってきたようだ。
「ま眞知子サマぁ。ト、トイレに行きたいンですケド・・・」
『またぁ? だ~め! 見ていてあげるから、そこでしなさい!』
「えぇっ? こ、ここで、ですか?」
『そうよ。誰もいないからイイじゃない♡』
―――――誰もいないって、あっちの中年女性と、さっきのウエイターがまた見てますよぉ・・・
私は半泣きになりながら、プールサイドの植え込みの溝で排便をした。
もう、ほとンど出るものは無いのだが、便意だけは時おり襲ってくる。何も出ないとはいえ、こンな格好でしゃがンでたら、何をしてるかバレバレだ。
―――――はぁ~。恥ずかしいィ~。もう、のど飴なンかキライ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そう、今朝、部屋を出る前に挿入された「のど飴」の効果で、眞知子サマの予言通り30分を過ぎた後に猛烈な便意が私を襲ってきた。
行く先々でトイレに駆け込む私に向かって、取引先の社員は怪訝な顔をしている。
「あのう、昨夜はあのあと何か召し上がりましたか?」
―――――のど飴をア○ルで召し上がりました、とは言えないなぁ・・・
「水やろ、みず。水あたりやデ! ワシもこの国に初めて来たとき、同じように腹を壊したワ。いやぁ、あン時ぁワシもツラかったワ。」
返事に戸惑っている私に、我社の社長が熱く代弁してくれた。
3件目の視察を終えて昼前になると、もう出るモノは無いのに便意だけが襲ってくる。脂汗がタラタラと流れ、おなかにもチカラが入らない。
「どうでしょう、社長。主任にはもう部屋に帰ってもらって、安静にしていただいては?」
「そうやナ。あとはカメラマンだけでもなンとかなるし、そのあとは買いモンどころやあらへンわなぁ。ガッハッハッハ! おう、キミ、もう先に帰って寝とき。」
「そうそう! どうせカラオケも嫌いやねンから、今夜はルームサービスでもとって、明日の朝、出発までぐっすり安静にしときヤ。」
―――――た、助かったァ。しかし、みンな言いたい放題やナ。
結果的には眞知子サマの思惑通りになり、こうして今、眞知子サマのお傍でお仕置きの続きを受けている。
『どぉ?まだ苦しい?』
「い、いえ、もう大丈夫です」
何度目かの排便を終えたら、やっとさっきまでの便意が去っていった。
『クスクスクス。女装させられて、首輪を嵌められて、お外でそンなコトするって、日本では絶対にできないわネ。うふふ。でもアタシ、今とっても満足ヨ♡』
―――――眞知子サマが喜ンでいただけるなら、これはこれでアリかなぁ♡
『でもネ、さすがに女装はやり過ぎかナって思ったケド、その方がリンの正体がバレないでショ?それに、この国ってホモとかニューハーフが多いのヨ。だから大丈夫♡』
―――――大丈夫? いったい、ナニが大丈夫なンだか・・・・
『じゃ、元気になったのなら、お部屋に戻りましょ。まだトランクにいっぱいオモチャを持ってきてるンだぁ♡ 明日の朝まで、た~ぷり可愛がって、あ・げ・る♡』
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――そして翌日――
「ガハハハ! 部屋で寝込ンでたキミには悪いケド、ゆうべのオネエちゃンは最高やったデ!」
「主任、これも日頃の行い、ですヨ。おかげで私、主任の分まで満喫できました」
―――――ふンっ。オレかって、昨夜はとっても可愛がってもらったワ♡ でも、ちょっとお尻がユルユルになったケド・・・・
帰国後、空港で解散する時には、みンな上機嫌で旅の思い出を語っていた。
「それでは皆さン、お疲れ様でした。あ、明日の出勤は午後からで結構です。それではこれで解散します。お気を付けて・・・・」
電車で帰宅する組と別れて駐車場に向かうと、見慣れた黒のベンツML350が停まっていた。
『じゃ、リン、運転してネ』
運転を替わって車を走らせ、昨夜のコトを思い出し「ウットリ」してる私に眞知子サマはこンなコトを言った。
『旅行って、いいわネ! 知らないトコロで知らないヒトばっかりだと、イッパイいろンなコトができちゃうワ♡ ね、今度はドコ行く?』
「はぁ、正月が明けたら、温泉でも行きますか?」
『いいわネ。温泉! でも、その前にクリスマスと初詣ヨ。お正月は一緒にお参りネ♡』
しかし、初詣のあとに、思いもよらない出来事がおこった・・・・
つづく