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TO RIGHT, THE RIGHT w/Aloha Ke Aloha

皮むきしただけで その森の保水力は向上するのだそうです。


森の保水力が高まれば川に土砂が流れ込み 川の透明度を落とす事もなくなるし

土砂くずれ 山崩れなどがしにくくなるでしょう。


海の水もきれいになって、滋養も豊かになるのではないかな。


皮むきしただけで その木のいのちは無くなるけれど その場所に光が入り

下草が育つことで その草の根が土をつかみ 土砂流出がおさえられ

土壌はスポンジ状になり 保水力が高まる のだそうです。


海をきれいにしておきたい私にとってこれはすごく重要なことで(笑)「まじ?」って感動。



ただそのあと 皮むきした木を放置すると 溜めていた二酸化炭素を放出することになります。


国産の間伐材が使われる循環が育つと それは素晴らしいことになりそうです。





あれから2回ほど また富士山のふもとの森に行く機会をつくりました。

皮むき間伐はさることながら

そこで出会う人たちが最高に素敵であり・・・

「もう 大丈夫」感が増幅するのです(笑)


鹿児島の16歳の女の子は 九州の森が手付かずで

大雨の度に 土砂崩れが多発するのは その為だと知っていました。

土砂崩れのあとはコンクリートで固められているらしく

九州中がコンクリートだらけになるんじゃないかと

皮むき間伐に可能性を探しにきていました。




死んでいる森
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年輪が詰まっているのが20年くらいまで。

その時が間伐しどきの時期だったのが放置されて

年輪のラインがあいまいになる 元気のない木として大きくなっている。

ことが読み取れる切り株。
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変形している木

根っこが伸びるのを地盤か 過密でストレスが掛かっているみたい
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森の中に放置された浴槽にたまった水に浮かぶ ふくろう(生きている)
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間伐材でつくってある かまど
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植生の名前をたくさん聞いたけど どれがどれったか・・・

ちぢみ笹

タブの木

へびいちご

かしわ

タラ

ツタウルシ

エビネ

あかがし

ほうば

ケヤキ

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かぶれる ツタウルシ
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ヒノキのあたらしい芽が出ている。
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皮を剥いたあと出るアオカビは たわしでこすればきれいになります。
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富士宮駅の近くにできた「とぅから屋」

素材にこだわった ごはんとスイーツのお店。

三軒茶屋 カフェOHANAさんの ご家族店です。


このお店は古民家の改装を すべて きらめ樹材でしたそうです。

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コードウッドの外壁。

と「幸+福」のさっちゃん♪

鴨川の皮むき間伐の時に来てくれました。
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さる日

朝霧高原。

2500人のボーイスカウトによる きらめ樹体験。


この森が蘇るなら かならず見たいと思う。

ここに下草が生え

沢山の生命が戻ってきて

針葉樹と広葉樹と下草と

3層の森になるのかと思うとワクワクする。
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ふじいもん にも遭遇。

韓国を歩いてきたお話は興味深かった。


韓国の若い人たちにも循環する世の中をつくるムーブメントが起こっていて

同じ民族 コリアンと繋がりつづける今後のふじいもんの構想は楽しそうだったよ。

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韓国では 市民が住民投票で再処理を止めた歴史があり

NO NUKESのムーブメントは継続しているのだそうです。


mauna fuji
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よく わからないんだけど

ここ2~3年に経済最優先の価値観からのシフトを願う人が集まる場所で出会った人たちに何人も再会した朝霧高原でした。

誰かの影響を受けているわけではなくて みんながそれぞれ主体で動いているエネルギーに満ちていました。


たくさんの素敵な人に出会えたことに感謝です。

日本が森林大国である証と思います。


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安房・鴨川で開催されるアートフェスティバル。
おもしろそうすぎです。


主催されている宮下昌也さんのブログでも準備の様子が伺えます。
http://pub.ne.jp/hoshimitei/

人間てすごいな~と感じる(笑)


8月1日~15日まで 鴨川コヅカの森で開催されます。
http://www.ag-kozuka.net/index.htm
各地から集まるミュージシャンの多国籍的ライブや
手しごとのワークショップ
コヅカの山の周辺のアトリエが開放されていたり
多数のアーティストによる中と外での作品展示
などなど

それと6月のコヅカの森での皮むき間伐の時の写真展示を「オノココロ」さんがしてくださいます。

鴨川に注目中のみなさま、是非おでかけを!
鴨川のトンビに会ってきて!


♪ライブに登場
モーフの旅
大好き

ガーデン・農・間伐材利用・ユニバーサルデザイン・環境共生・シックハウス対策

これらすべてに精通したノウハウを持っていて たてものを提案している先生が

芝静代先生。


浜松町で「NPO法人 緑の家」を主宰なさり 一般の人向けの「緑の家学校」

の運営もされている。


すばらしいカリキュラム なので見てみて。


私が六ヶ所村再処理工場のことを知って「だめだこりゃ」と理解したのは

先生との10年前くらい前の出会いがあったから。


先生は2004年に北軽井沢に「オルガネラコテージ」という完全循環型住宅を

創りました。今は別荘。


未完成で 学校のワークショップなどでコツコツと仕上げを進めている。





地上2階 地下1階の新伝統木構造。建築面積は482.66㎡。

北側のR構造は 冬場の厳しい風と積雪に対応するため。

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三角構造は耐震性もアップ
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生水は車で5分程の湧き水を利用します。

上に民家もないのでほんとにピュアなとっても滋養の多いお水だそうです。

甘みがあります。

この水で顔を洗った後は化粧水いらず。

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通り道のお社のある森に生えてた毒キノコ。

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玄関ドア。

信州一番の建具屋さんにお願いできたとか。

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室内の様子
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木曽の杉とヒノキを使用。

100km圏内で調達できる素材。


壁は藤岡というこちらも50km圏内の土地で取れる土に藁と砂を混ぜて塗ってます。

深谷ねんど の色そのままだそうで、グレーでした。

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1・2階を1つの空間にするために(空気環境のため)2階の床が一部抜いてあります。
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構造根太の一部を芝先生がデザインして遊んでます。

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納屋の草屋根

この納屋の横に水が流れています。

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1階の四方は「パッシブソーラー」

太陽熱を室内の暖気としてとりこむための土間・通路になってます。

床に蓄熱性の高い鉄平石を貼ります。


鉄平石貼りが今回のワークショップ。 とても難しいのがよ~く解りました。

石は地元で取れるものをチョイス。


芝先生はやむを得ず使用するモルタルもなるべく壊しやすいように

普通より砂を多く混ぜるようにしているそうです。
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浅間山
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白根山
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桑の実
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漢方薬で使われるキハダの木
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なんとかベリー

朝ごはんになりました。

かえるの卵くらいの大きさ

ジャムにするのがいいみたい。
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山椒の木

すっごくいいにおい。
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ドライエリア 
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ここのサンルームで冬場 苗木を育てたりする。
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1階平面図
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地階 平面図

この地下に循環型住宅のための設備が装置されてます。

外光が入らず低温をキープできるので雨水タンクなどには最適の条件のよう。
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樋から地下の雨水タンクへ・・・

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タンクの地上にある蓋

ドイツ製なのだそう。

日本は下水・雨水に関して法規的に色々面倒くさいことがあり

日本製製品はなかなか普及しないのだそうです。
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太陽光パネルで発電した電気の蓄電装置。

東京電力に売電したくないそうで(笑)蓄電できた容量の中で生活する前提だそうです。
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雨水タンクからのポンプ。

タンクの真ん中くらいの高さから水を取るのが一番良いそうです。
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グリーンカーテン スタンバイ
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こんなんなりました。まだ4分の1。

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芝先生が採用している伝統木構造は構造がそのまま建物のデザインになり

内装仕上げになります。

そのような構造のつくりかたを 芝先生が学んだM先生という方の現場が

軽井沢のアウトレットの店舗にあり、みんなでそれを見に行きました。
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【循環型設備の概要】(静水舎一級建築士事務所資料より)


●太陽光発電システム

通常1ヶ月3KWといわれている住宅の電気消費量を押さえて 1.6KWの発電システムと

100AHのバッテリー16台を組み合わせた。


<その理由>

・製造時に貴重な資源を使い 沢山のCO2を排出してしまう太陽光パネルの数を減らすこと。

・低電圧(12ボルト)の蛍光灯とLEDライトの照明。

・100ボルトの電力を多量に使う冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機を使わない。

・原子力発電に頼る電力会社の電気は買わないし、売らない。その場で発電、その場で消費の自立型である事


●太陽熱温水システムと薪ボイラーによる暖房給湯システム+ペレットストーブ

・太陽光発電より太陽光の利用効率が優れている太陽熱温水器を設置し、冬場の補助として、豊富にある間伐材を燃やす薪ボイラーを設置し、暖房と給湯を確保する。

(以下 省略)


●雨水利用システム

・地下室に10トンの受水層をつくり、風呂、トイレ洗面にはそのまま。日常の調理には煮沸水として使う。

・水道はひかず、下水もつながない。


●植物と土壌による浄化システム

・台所、洗面所等の排水は地下埋設した穴あき配管により浄化する。更に隣地境界に掘るディッチに植えた水草により浄化し、最終的にアヒルのいる池に溜める。

(一部省略)


●バイオガストイレシステム

トイレの人糞はバイオガス発生装置に直接流入させて、メタンガスと肥料的にバランスのよい液肥を取り出す。この液肥は近隣の有機農家に提供する。


●新伝統木構法

・新伝統木構法とは 日本の伝統的な軸組工法を現代の建築構造技術により新しく刷新されたもので、国産間伐材を有効に利活用することで、日本の森林を守る一助となる。

・従来の伝統工法との違いは、小径木や間伐材を使った合成梁などで大空間をつくることができる。優に100年は持ち、メンテナンスがよければ400年は持つ。産業廃棄物・ゴミの削減につながる。

・化学物質汚染、環境ホルモンの元凶である接着剤を使わず、建物の耐久性に支障をきたす金物類も使わずに、仕口、継ぎ手、ダホ、コミセンなどの伝統的な技を使ってつくる高度な匠の技が生きている。消えかかっている日本の伝統的建築技術の復活となる。




ところどころ省略してます。

先生は500万円からこの循環型住宅の提案をしたいと仰ってました。

セルフビルドも推奨してます。

全貌はまだまだ私にもわかりませんが、大きな構造物がなくても生活できるビジョンが持てます。

そしてまた人間が環境の一部であり生かしてもらっていることが実感できる住宅でもありました。


家は「社会資産」だと芝先生はおっしゃいます。


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こちらは

お酒と三温糖少々と醤油と酢ゥ で炒めていただきました。


オーガニックでしょ

ありがとうございます。



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月が赤かったです。

みちゃったあ・・・って感じ


そしてみるみる 雲がかかったのか、見えなくなりました。



ツイッターで きれいでしたねと

この写真を案内してくれた人が居ました。

http://photozou.jp/photo/show/159841/43618542