9月に渋谷であった ええじゃないか walk ぴーぽーが
11月30日の上野のデモパレードでも「ええじゃないか」と歩いていたようで・・
今日の朝日新聞朝刊に 当日の様子が紹介されたそうです☆
ちゃんと再処理工場反対デモで・・・と記載されてます☆☆
全文紹介☆☆☆
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上野公園を出発した集団の中ほどに、一風変わった言葉を唱える若者たちがいた。
昨年11月末、青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場を本格稼動しないように求めるデモだ。
「六ヶ所村に再処理工場がなくてもええじゃないか」
「自然エネルギーを使えばええじゃないか」
「海や山があればええじゃないか」
武蔵野市の藤井芳広さん(30)がマイクで呼びかけると、参加者が「ええじゃないか」とこたえる。
前向きで明るい響きにつられ、その輪は次第に広がって行く。
何かから解き放たれたかのような藤井さんの笑顔が印象的だ。
「ええじゃないか」。
江戸時代の末に起こり、民衆運動で全国に波及した言葉である。
昨年暮れ、三鷹市で開かれたイベントに、藤井さんの同じ笑顔があった。
8人編成で登場した「今人楽団」の、4人の歌い手の一人。
♪つらいことなんて そりゃいっぱいあるけれど 笑い飛ばして生きていこうよ
(自作曲「祭りの世紀」から)
「肯定的な表現」を追及している。
詩を書き、朗読する。作詞・作曲した歌を演奏し、音楽劇を披露する。
10年前に滋賀県から上京。
「これからの社会のあり方を探している人が多い東京」で、「いのち」をテーマに創作活動をしてきた。
転機は03年、自衛隊のイラク派遣に疑問を抱き、初めてデモに参加したときのことだ。
「反対」「ノー」を繰り返すばかりの手法に違和感が募った。
「路上を舞台として借りてパフォーマンスをする以上、道行く人にも楽しんでほしい。
反対の思いが強すぎると、かえって伝わらないのに」
平和や自然環境の問題を伝えるパレードを昨年9月に計画し、仲間と話し合った。
「今までにないやり方で『イエス』と叫ぼう」。
端的に表せる言葉を探し、掘り当てたのが「ええじゃないか」だった。
「いわば日本人の市民運動のはしりの言葉。感性にぴったりきました」
週末の渋谷駅周辺を「ええじゃないか」と唱えながら練り歩いた。
集まった約70人の多くが、団体を通さない個人参加者。
「本心でアピールできた」
「これなら友人も誘ってこられる」と反応が返ってきた。
沿道の若者達から「何だろう?」と注目を浴び、携帯電話のカメラが向けられた。
興味を示してもらえて、うれしかった。
藤井さんは9月から3ヶ月かけ、歩いて韓国を一周する「平和行進」に臨む。
昨秋、兵役拒否をした韓国人と出会ったのがきっかけ。
「戦争放棄をうたう憲法9条を携えて、同じ世代と生活を共にしたい。
濃密に交流して東アジアに平和の種をまこう」と発案した。
誰もが生きやすい社会が理想だ。
現代の課題が山積みする東京は、最も生きにくい場所かもしれない。
だから「平和」にこだわる。
「『イエス』と言うことは、自ら提案すること。
叫ぶだけでなく、実現に向けて行動したい」
東京から世界へ。
「ええじゃないか」の精神は羽ばたき始める。
(小石勝朗)=おわり
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文中の藤井さんたちのHP 9LOVE(くらぶ)
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