アイテム強化 | 本棚のガチなRPG製作日記

本棚のガチなRPG製作日記

ツクールでゲームを製作していくっぽい謎の日記。
なぜか名前はばどですがツクール界では「本棚」として活動しています。

新年あけましておめでとうございます。

で、さっそくですが前の記事で書いた装備品の個別強化システムに関して。


いろいろ考えてみました。


・固有値は、強化されていない同じ装備でも性能が変わってくる要因で、その装備個別の性能そのもの。ショップ販売のものはこの値が一定でちょうど中間。


・初期の強化値は全て0。(初期が0以外だと色々な補正を自分好みに上げられないため)


・強化可能値の初期値は装備ごとに決められていて、強化するたびに強化可能値から(強化した分の数値ととある値の積)を引いていく。その「とある値」は装備のジャンルや補正値の種類により決まり、例えば長剣なら攻撃が上がりやすいので強化可能値から引かれるのは小さな値、魔攻などは上がりづらいから引かれるのは多きな値になる。

また、上質な能力値上昇アイテムを使うと消費される強化可能値が減少し、その補正を多く上げていくほど補正を1上げるために消費される強化可能値は増加していく。


・強化可能値は上記の装備の種類ごとに決めるもの以外に装備個別に決定することもでき、その場合種類ごとのものより優先的に扱われる。ショップではこの優先される個別設定の方の強化可能値が0あるいはそれに近く、ほとんど強化ができないのがふつう。


・固有値が実際の補正に影響を与える度合いは装備の元の補正とその補正の強化値の和が大きいほど大きくなる。


・・・



で、その考えのもとに実際に作ってみました。


本棚のガチなRPG製作日記-BD33


このロングソードは「長剣」のジャンルに属しているので、強化するのに必要な強化可能値は攻撃力は低く、素早さは高いので、攻撃力は上げやすく、素早さは上げにくくなっています。

そのロングソードを 「攻撃力だけを強化する」 と 「攻撃力のほかに素早さも強化する」 という2つの方法で限界の+48まで強化してみます。


攻撃力だけ強化した結果は・・・
本棚のガチなRPG製作日記-BD34

攻撃力の補正が29上がりました。


次に攻撃力のほかに素早さも強化した場合の結果の一例は・・・
本棚のガチなRPG製作日記-BD35
攻撃力は24、素早さは7上がりました。



…ここでよく考えてみると、攻撃力と素早さを両方強化した場合は攻撃力と素早さの合計で31上がっています。攻撃力だけ上げた場合は29しか上がらなかったのに、上げるために消費する強化可能値が高いはずの素早さも同時に上げていったほうが合計して大きく補正が上がっているということになります。


これが今日考えた部分の肝です。


これが起きるのは、補正を1上げるために消費する強化可能値を求める式に、その補正の強化値を含めたからです。

同じ補正ばかりを強化しているとその補正を1上げるために必要な強化可能値がどんどん上がっていくので、たとえ初期では上げやすい攻撃力の補正であっても上げれば上げるほど上がりにくくなっていきます。

するとかえって素早さなど初期では上げにくい別な補正を上げた方が全体として多く補正を上げられるという状況ができてきます。


また、式には消費した強化可能値の累積も含めています。これにより、補正を上げる順番も最終的な補正に影響してきます。例えば、最初は1上げるのに1しか強化可能値を消費しない攻撃力の補正でも、上げずに他の補正を強化しているといつのまにか1上げるのに必要な強化可能値が2、3と上がっていき、上げづらくなります。


このあたりのバランスはまだ暫定的で、後でよく考える必要がありそうです。


あと装備はその特殊効果を合成するということもできるようにする予定。でもアイテムの強化とか合成とかの前にいろいろ製作上でもやらねばならないことが。