「学歴」はその人の「品質保証書」みたいなところがあります。
「トヨタの車だから壊れにくいだろう」とか、「セイコーの時計だったら大丈夫」みたいな、「安心感」を与えるようなブランド意識に近い。
東大のような難関大学合格者(卒業者)であるということは
●(A)そもそもの「地頭」は結構いい人にちがいない という面と
●(B)コツコツ地道に努力を継続した人にちがいない という面の
両方をクリアした希少な存在なわけです。
(A)の方は、ともかく、(B)は多くの人から尊敬を集めます。
「そんな人なら、うちの会社でも活躍してもらえるに違いない」という企業側から強い要望もあります。
「地頭はいいけれども、たいした努力もしないままの人」と
「地頭はイマイチだけども、すげー努力を積み上げてきた人」とだったら、そりゃ普通は、後者が人に好かれるし、将来性も期待できるわけです。
ホントは「地頭」とか、どうでもいいから、とにかく「結果」さえ残しているのでしたら、それを信用するということでしょう。
「自分には何の才能があるか」を、自分の口から適当にプレゼンされても、嘘ついて自慢してるだけかもしれないんだから、「実際のテスト」や「コンテスト」ではっきりとした高得点を出した結果を呈示した方が、わかりやすいし、信頼できるわけ。
で、たくさんの人が参加する「大学受験」という巨大マーケットの中で、「東大に入りました」という「スゴイ成果」があれば、それはもう、みんな信用度が高いのです。
あの競争を勝ち抜いて、東大に入るなんて、君頭いいねー、頑張ったんだねー、となるわけです。
そういうわけで、「学歴」はその人の「品質保証書」になるわけですね。
「一流大学卒です」というと、wakatteTVじゃなくても、「ははー」となってしまう。
だから、この「品質保証書」に「虚偽」があると、それはちょっと問題なわけです。
「これ、健康食品って書いてるから飲んだのに、逆に健康を害してしまうってどういうこと!!」とか、K林製薬みたいに怒られちゃう。
「品質保証書」を信頼したのに、嘘なんて!!!
と怒り出す人がいても仕方ないかもしれない。
「都知事の学歴、実はうそかもしれません」とか言い出す人がいたら、え!! と思う人もいるかもしれません。なんやうそかいな。
でも、最初から、「嘘みたいな品質保証」だってわかっていたら、別にそんなことどうでもいいわけ。
「品質」はともかく、「味はうまい」みたいな商品とでもいうか。
「品質保証書」はテキトーな感じだけれども、本当に良い商品だってあるしね。
モノがよければ、「品質保証」は二の次なのです。
「学歴」はどうかよくわからないけれども、「知事の仕事」はこれまで8年十二分によくやってくれたんだから、その「実績」がよっぽど、今後に期待できる。
実際の仕事が良かったら、学歴とかどうでもいいわけ。保証は既に仕事結果で証明済み。
「学歴」より「適性」と「実績」の方がより大事なのは、どの社会でも同じなのです。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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