19年前、2005年の今日はたしか日曜日だった。
私は今はもうない(外資系に吸収された)某社の仕事を終えて、漫画喫茶でかわぐちかいじの「メデューサ」を読んでいた。最近「バタフライエフェクト」の影響でまた読み直しましたがやっぱり傑作です。その時ですら何度目かの読み直しだった。
クライマックスの原発立てこもりを前に、奥さんの実家から連絡があって、子供が生まれそうなので、来た方がよいということだった。
それがたしか夕方の4時くらいだっただろうか。
すぐに車に乗り、千葉の海水浴場の街に向かった。
当時はカローラスパシオに乗っていた。
1600ccでノロいけれども、中が広くて快適だったのです。
ラジオでは、秋元康がMCの番組を放送しており、まだメジャーになる直前くらいのAKB48の子たちを呼んで秋元さんがおしゃべりをしていた。一期生だろうから、高橋みなみとかであろうか?まさかその後このアイドルグループがあんなに売れるとは思わなかったけれども。
日曜日の夕方は結構渋滞。
その日の海沿いの自動車専用道はとても霧が濃かった。
千葉到着は夜10時は過ぎていたと思う。
間もなく長男が生まれました。
それからもう19年が経った。
19年!!!
それからはもう、近所でも有名な「ヘンな子」として、自由すぎるほど自由に育ち、
かんしゃくを起こし、泣き、わめき、叫び、大笑いした。
「ヘンな子」ではあったが、父親に似て頭は悪くなく(別にたいして良くもない)、
「信じられない言動」の連続だけども、別に「悪い子」でもなく、
「ピュア」な、「とんちんかん」で、「飽きない」タイプとして、すくすくと育った。
私はこの19年、ほとんど土日を休むことなく、猛烈忙しい仕事人として働いてきたが、子供の育児と教育には比較的積極的な父親でもあり、ゴルフやパチンコに行くこともなく、特に子供が中学受験をする際には「二月の勝者」状態でかなりいれこんでいたのは自覚しています。
その子は無事、坊ちゃん系中堅私立中学に合格し、そこでの先生や友達との出会いには最高に恵まれ、おかげさまで、その「ヘンな子」の片鱗はわずかに影をひそめるようになり、こないだの春からは、なんと大学生になることができた。
まさか、あの「ヘンな子」が、大学に毎日喜んで通い、サークルにも二つ掛け持ちで入り、日々友達づきあいも忙しいようす。
あいかわらず、ヘンなところは多数残っているが、おそらくキリスト教教育にひかれて集まった「心優しく清らかな」お友だちにかまってもらってとても助かっている。
毎週のように何らかのレポートも提出しているようだし、物理の授業などどれもおもしろいらしい。
とにかく、そんな彼がもう19歳になった。
感慨深い。
生きているといいことがあるね。
人生を謳歌。
****************
2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
「受験ブログ」&「中高一貫校の子」ランキングに参加してます。
↓ぜひこちらをクリックして、応援よろしくお願いします。