最近聞いてきた周囲のママ友話によると、
近隣の公立中学進学者の子供達には、想像していた以上に「不登校」「行き渋り」経験者が多く、
そこからの「受験勉強放棄」や「高校進学放棄」みたいな状況も見受けられます。
本来は頭が良く、成績だって良かったはずなのに、
学校内で同級生・上級生や先生方との何らかのトラブルや、
内申制度等の学校システムになじめないことも原因となり、
各種の挫折や葛藤を経て、「学校に行かない」「行きたくない」ことになる。
そうなると、学校の成績が良くなるはずもなく、少なくとも出席や遅刻回数が多いことから、内申点が良くなろうはずは絶対になく、自分の能力からするとあきらかに程度の低い高校に進学することになっちゃった・・・みたいな状況が頻発しているようです。
昔から「中学生」というのは、成長過程として、非常にセンシティブな精神状態に追い込まれがちな存在です。
そういうことは理解しているつもりなので、
子供達が「学校に毎日遅刻なく通っている」というだけで、親としてはこれ以上ない幸せだと認識しています。結構マジで。これは私よりも、奥さんがそう痛感しているみたい。
「勉強ができない」ということならば、私が教えてもいいですし、金払って塾に行かせることだってできるので、たいした問題ではないと思うのですが、「子供が毎日学校に行く」かどうかということは、私たち親にできることはごくごく限られているのです。
「子供が毎日学校に行く」ことに、必要な要件としては
●良いお友だちが周囲にいる(≑悪い友だちが周囲にいない)
●良い先生方がいる(≑悪い先生がいない)
この2つのうち、最低でもどっちかが(できれば両方とも)必要だと思っています。
別に勉強なんかできなくても、気の合う良い友だちがいて、嫌なヤツが周囲いなければ、子供は学校に行くものです。そうでしょ。
なかなか良い友だちに巡り会えなくても、親身になってくれる先生がいたりすれば、うまく解決の方向に進めたりもしますよね。
良い友だちがいて、良い先生がいたら、普通学校って行くものです。どうせヒマなんだから。
で、この2点については、ほとんど「親の出番」はないものです。
親がいくら心配しても、そこの部分には関与がしにくい。
親ができることといえば、最初の「学校選び」くらいなのです。
「公立」の場合には、そりゃどうしても、「偶然」に頼るしかなくなります。
「私立」を選んだとしても、偶然」要素はありますが、まだ「公立」に比べると、ある程度は「スクリーニング」も可能になるし、他の選択肢を選ぶこともできるだけマシなのです。
「私立中学」を選ぶと、「他のご家庭」も「高い授業料を払って」も「なるべく良い私立中学に入れさせたい」という親・子供ばかりなわけですから、親の「教育方針」が似通っていることが多い。
「質の良い教育を受けさせたい」という親が育てた子供ですから、「ヘンな子(暴力的な子等)」は少ない傾向です。
ある程度以上は「受験勉強」をさせて、私立中学に入るわけですから、「頭はまーそこそこ」以上には良く、おとなしくてひ弱でオタクなボンボン育ちが多いような印象があります。
お父さんは社会的に意義の高いお仕事をされていることが多く、たいてい大学は卒業されていて、経済的にも平均以上、お母さんは子供の教育に対して高い意識をお持ちになっている。いずれどこかしらの「大学」には進学させたいという認識では共通している。
そんなご家庭であることが多いような印象です。
話を戻して、子供が「毎日遅刻せずに学校に通う」ために、親ができることは、ホントに少ない。
でも、それが親にとっては、一番重要なことなのです。
祈るような気持ちでいます。
だから、子供が学校に通ってくれていることには、お友だちや先生方に心から感謝しています。
●お友だちのみなさんに、ありがとうございます。
●学校の先生方に、ありがとうございます。
別に特別な高偏差値というわけでもありませんが(すげー低偏差値でもないです)、子供たちの通う学校と、その生徒さんや先生方には、感謝しかない。
マジで良い人ばっかり。
ありがとうございます。
また、言うまでもなく、毎日学校に通ってくれている息子自身にも、心から、ありがとうございます。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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