銀行員52歳定年説 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

わたしはバブル入社組なんで、周囲には(文学部でも)「大手銀行」「大手証券」など金融系企業への就職する人がメチャメチャ多かったです。

あのバブル時代に、とにかく金融は(特に証券)イケイケドンドンで、「クソ忙しい」けれども「超ボロ儲け」の典型的な業界でした。「ヤンエグ」って言葉があったりね。「ヤングエグゼクティブ」の略なんですけど。

ほどなく、バブルは崩壊し、特に山一証券は倒産なんかしちゃったりして、大変でした。

それでも、「銀行」って業界は、根強い人気があり、

●給料が良い

●エリート感がある

●堅いお勤め

の代表格だったのではないでしょうか?

 

私には、なんとなく「銀行」って、あんまり「おもしろそう」な感じがせずに、「かたくるしそう」で、「自由な感じがない」イメージ(個人の感想です)な上、もともと「計算が苦手」だったので、まったく考えていなかったのです。自分の将来像として「銀行だけはないわー」とずっと感じておりました。

私の友人関係は、たいてい「やりたいことがある」タイプが多かったので、給料が安くても「編プロ」に入ったり、「バイト」しながら「フリー」で仕事したり、大学院に進んだり、世界放浪の旅に出てみたりとか、そんなのが多かったので、「銀行」に進んだ直接の知り合いはほとんどいませんでした。

 

とういうわけで、銀行のことを詳しいわけではありませんが、「銀行員は生涯年収が高い」というイメージは実はもう古いのかもしれません。

やりたいことを我慢してまで勤め続けるほどの業界でもないのかもしれません。

たとえば、最近こんな動画をみました。

なるほど。

30-40代は、おそらく一般的な日本的企業に比べたら、たぶん所得水準は高そうです。

しかし、52歳で事実上、ほとんどの銀行員は、行内での職を失うって話は、あんまり知られていないですよね。本部長以上の役員などになるかもしれない、ごくごく一部、数%の人をのぞいて、9割以上の方は、52歳を境に、銀行本社から、「(片道キップの)出向・転籍」を余儀なくされるようです。

銀行グループ内の企業にいければまだマシな方で、大半は、その銀行の「取引先」である中小企業各社の「経理担当者」として出向・転籍になるのが普通みたい。

その際、給料は実質、銀行本社時代の、6割~7割程度というのが相場のようです。

 

たとえば、49歳で銀行本店の「次長」クラス(半沢直樹の銀行時代)で、年収1500万円だった人でも、50歳で中小企業の「経理部長」として出向し、年収が900万円になるとか。

銀行で50歳時点で900万円の人だったとしたら、中小企業の「経理部長」に出向で、600万円になるとか。

仮に出向先がうまくみつからなかった人(そういう人はあまり成績の良い場合が多い)は、銀行内に年収500万円で留まる、みたいなルールもあるみたいです。

 

52歳で銀行を定年になるというのが問題で、その年代というのは、たいてい、「子供が大学に入る頃」と重なったりするものです。しかも、子供が二人いたりして。

 

私もやってみて感じましたが、「子供が私立中学・私立高校」に入る負担なんてのは、子供が何人いても、たいしたことはない感じしますが、「子供が私立大学に入る」あるいは「子供が実家を離れて1人暮らしをして別の地域の大学に入る」というのは、すげーーー金銭的な負担感があります。

 

たとえばの例ですが、

●子どもが別地域の私立大学理系学部

に入学したケースを考えてみましょう。

●私立理系の学費 年間150万円×6年間(大学院修士課程まで行くとして)

●地方での1人暮らし生活費 月10万円(家賃5万円+5万円が食費他生活費)

こうなると、子供1人あたり、年間で300万円近くかかる計算になります。

そんな子が2人以上いたとしたらどう?

 

たとえば、銀行を52歳で出向して、お給料が年間700万円になったとする。

子供二人が地方の私立大学に進学とか、それ事実上無理っぽくない?

 

いちばんいいのは、

●自宅から通える国立(年間60万円)

次に

●自宅から通える私立(年間150万円)

次に

●地方1人暮らし国立(年間仕送り120万円+学費60万=180万円)

キツいのは

●地方1人暮らし私立(年間仕送り120万円+学費150万=270万円)

 

学費だけじゃなくて、日々の「通学定期代」もあれば「教科書代」もあるし、「入学金」もあれば、受験時にかかる「他の学校の受験料」もあったわけ。

 

親の経済的負担の本番は「大学に入った後」からです。中学高校時代はそんなでもない。

↓こっちの動画もよくわかる。castdiceTVの田村さんって、お父さんが銀行員だったらしく、そのお父さんが「銀行はオワコンだ」とか語られていたそうです。

このご時世、良い大学を出て、「銀行に就職」すれば将来ハッピーみたいなことは、もうないみたいです。

 

※もちろんすべて「個人の感想」です。

事実と違う部分もたーーーっくさんある可能性があります。

わざと間違った情報を発信しようとする意図はないのですが、「この情報ちがうな」と思われたら、あなたの情報が正しいです。(でも別にご指摘をいただかなくとも大丈夫です)

 

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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