世間ではゴールデンウィークという名の大型連休ということになっているようですが、
今年は特に「分断されたゴールデンウィーク」という印象があります。
単に週末連休が2週続くだけ、みたいな。
だって、普通に「祝日でもないのに」火曜、水曜、木曜って3日休むってのも、なんかねー。
「働き方改革」って言葉は「コロナ」を経て別の意味になりました。
今現在は「人手不足」ニッポンで、「給料上げよう」ニッポンです。
そもそも、この時期、昔みたいに海外旅行なんて普通行けません。
例えばアメリカと日本じゃ、物価は3倍くらい違います。
アメリカは給与も物価も右肩上がりの急上昇が続いている上、「円安」で格差も以前の1.5倍。
昔なら、1泊一人1万円のホテル、家族4人で1泊4万円のホテルが、今じゃ1泊12万円はする。
そのホテルに、昔みたいに4泊したら、ホテル代だけで48万円。
ちょっと前まで4泊で16万円で済んだのが、3倍になっているわけ。
昔の価格を知っている人間からすると、今あほらしくて海外に行く気がしないわけです。
少なくとも「今じゃない」と思うのではないでしょうか?
(そのうちいろいろ変わるんじゃないかと思っている)
逆に、欧米人たちにしてみたら、今の日本は狂喜乱舞のバーゲン世界です。
日本に行くならいまだ!! という状況にちがいない。
向こうの感覚で、「1万円くらい」と思っていたものが、「3千円」で買えちゃうようなものなのです。
しかも、日本は、「宿泊に関するサービス」も「飲食物のクオリティ」も、なんもかんもが、たいてい世界トップクラスの水準なのです。
超おもてなし精神にあふれた、隅々までゆきとどいたハイクオリティサービスが、ぜーんぶ、三分の一の価格で手に入る。
欧米人どもにしたら、日本に行くなら今でしょ、くらいの感覚です。
きっと、欧米の「ボンビーガール」みたいな番組で、金がない人でも日本に旅行に行くと、神様のような気分が味わえる等と放送されているんではなかろうか。
そうです。
林先生が「今でしょ」でブレイクした頃や、「ボンビーガール」が放送されていた頃は、日本の強すぎる
「円」で、アジア諸国にやすーい不動産を買ったり借りたりして、ハワイのコンドミニアムに投資したりするのがお得ですよ~という放送がされていたのでした。
それがもう、今となっては昔の話です。
外貨が入ってくるのはいいですけれども、このままじゃ日本は欧米の「食い物」にされちゃいます。
2000年代初頭の小泉政権下の平成時代、日本は中国ベトナムなどアジア諸国に生産拠点をうつし、安いアジア人に単純労働で働かせ、経済格差を利用した奴隷商売みたいなことをやってました。
このままじゃ、今の日本は、あの頃の「アジア諸国」のように、世界中から安く下請けに使われちゃうだけかもしれません。
この「円安」の元凶は「少子化」と「国債」比率過多じゃないかと思ってます。
国の経済が健全ではないこと。
将来の見通しが暗いこと。
借金経営がそろそろ行き詰まりはじめている。
国の金利をあげようにも、国債の金利も上がっちゃうから、何もできなくなっちゃうのだ。
「少子化」も「国債」もマジやばすぎるって。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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