村上春樹を読むと
(1)キチンと地味な仕事や勉強をして
(2)自分でおいしそうなご飯を作り食べ(よく彼女や奥さんにも食べさせ)
(3)たまに(車で)遠出する
そういう生き方をしたくなります。
たいていどの物語にも、この(1)~(3)のパターンが出てくるのです。
(1)ドイツ語やギリシャ悲劇を勉強したり、
教科書の編集や図書館司書や計算士の仕事をしたり、
(2)ザワークラウトやオムレツやスパゲティやサンドイッチを作り、
ビールやウイスキーを飲み
ものすごく食べる女の子にその手料理をご馳走してやり
(3)北海道でいるかホテルに泊まったり、小田原や、アミ寮や、ギリシャに一人旅をする。
とかね。
「ノルウェイの森」の大ブレイクが私が学生の頃でしたが、
その若い頃から、彼の小説の数々を何度も繰り返し読み続けていると、頭の中に「村上春樹のハードボイルドワンダーランド」という「回路」ができてしまうのです。
この春の入学シーズンが落ち着いて、新学年や新居にやっとなじみはじめた時期には、どうしても「ノルウェイの森」のいろいろなシーンが思い浮かばれるのです。
「突撃隊」や「直子の散歩」は妙に暗いので、好きじゃないんですが、2年生になって、寮を出て、三鷹の部屋に1人暮らしを始めたあたりの描写が好き。
大家さんの納屋にあった、古い自転車やギターを、磨き直して使えるようにするところ。
あのへんの「充実した孤独感」が春~初夏らしくて今ゴロのシーズンにピッタリなのです。
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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