「年内入試」は「ファストパス」 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

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2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

総合型選抜、指定校推薦、公募推薦といった「年内入試」とは、

ディズニーランドの「ファストパス」みたいなもんじゃないかと最近思います。

 

知りませんでしたが、「ファストパス」って最近なくなって、「プライオリティパス」という制度に変更されたみたいですね。あと「有料」の「プレミアアクセス」みたいなものもあるんだとか。

新しいのはよく知らないので、昔ながらの「ファストパス」で話を続けます。

 

「ファストパス」は誰でも無料でチケットがとれます。

ただし、枚数制限もあるし、時間制限もある。

せっかくディズニーに行ったのに、死ぬほど行列が長いから、結局おめあてのアトラクションにはものすごい我慢が必要だった、みたいなことを、避けるために、「せめて少しくらいのアトラクション」は「行列の苦痛を多少なりとも緩和して」優先的に楽しむことをさせてあげたい、という構造かと思われます。

もちろん、全部をファストパスは無理なんで、残りのアトラクションは、行列に並ぶのも我慢してね、みたいな。

 

大学受験に、全員が「一般入試」だけだったら、そりゃみんな苦しいだろうし、玉砕して浪人の可能性も高くなる。そういうわけで、「間口を広げて」、私立大学のいくつかには、「年内入試コース」をつくるから、それでもいいよって人はそっちにいったらどうですか? みたいなものが、年内入試。

「王道」の「一般入試」だけの選択肢にすることは、競争が激化しすぎてるし、「ユル」いルートも設定してあげたほうが、「価値観の多様化」時代にはふさわしい。

みんながみんな、国立大学の頂点を狙っているわけでもないのです。

私立だって、全員が早稲田や慶應を目指しているとは限らない。

wakatteTVは、MARCH以下の大学のことを、中途半端だとかFランだとか、こけにして笑いをとってますが、実際の世の中はそんなもんじゃないのです。

実際に、日本を代表する大手の製造業とかに入社してみ。MARCH以下の大学の人ばっかりだし、高校卒や高専卒で大活躍されている方もたくさんいらっしゃるし。最重点お取引先の超優良創業社長様が、Fラン大学卒だったりして、その方に対して、「Fランやないかいっ」と、つっこめるかっちゅー話。

どこの大学かなんて、そこまで気にしていない方は、世の中にたっっっっっっっくさんいらっしゃるのです。

その方が多数派だと言えます。

 

そういう世の中の実態を反映して、とりあえず「一般入試は辛そうだから」、「推薦で入れる大学があったら入りたい」という需要は大きいのです。

共通テストで全科目高得点は取れなさそうだけど、一応これでも高校の授業は一生懸命聞いてて、定期試験はそれなりの点はとってたんです、みたいな真面目な高校生は多い。

真面目だけども、勉強面はもひとつパッとしない、って人は世の中の大半を占めている。

そういう人たちがみんな「ヤンキー」か「落ちこぼれ」とか思うのは、あまりにも視野が狭く、世間を知らない。

二月の勝者の今井里依紗ママとか、島津パパとかは、そういう発想なんだよね。

自分の子供が「中学受験塾で偏差値40台だ」とか大騒ぎして嘆き悲しんでいる親がたまにいますけれども、世間知らずだなーとしか思わない。十分立派なんやっちゅーの。

 

 

話ズレましたが、超少子化時代に突入後、中堅大学以下は、定員割れが大問題、つぶれたり吸収合併なんてのは、そのうち頻発することでしょう。

だからこその「早めの年内入試」制度です。

 

先日の日記に書きましたが、「年内入試」は圧倒的に「経済的にお得」なのです。

●冬の一般入試直前期の塾・予備校代などが不要(←これはたぶん20万以上はかかるんじゃね?)

●複数の併願大学の入試費用が不要(←これも20万くらいはみとく?)

●地方大学の受験の場合の交通費や前泊費用が不要(←これも10万以上はかかりそう)

そんなかんなで概算50万円程度は、「お得」になると考えられます。

それだけ払っても、十分満足のいく成果が得られるとは言えないのが一般入試の過酷なところです。

 

 

そこで、最終的に一般入試を受けることになるかもしれないけれども、年内入試もなんとなく気になるところがあれば、ボチボチ受けてみた方がお得なんではないでしょうか?

ディズニーの「ファストパス」のように、どうせほとんど金かからないんだったら、一応パスもとっておく。

年内入試の多くは、受けたところに受かったら、必ず行くことになるというのが今のところ多数ですから(関西は除く、そして関東でも東洋大はそうじゃなくなるというビッグニュースも)少し早めに、「行きたい大学」を調べておく。

いくつか年内入試を受けても、ダメな場合もありますから、そのときには、はらをくくって本番の一般入試にがちで受けると。最近は指定校推薦なのに落ちるってケースもチラホラ出てくるみたいですから、「推薦用の勉強に全振り」とか私は危険なのでやめたほうがいいと思う。「いずれ一般入試も受けるかもしれないけれども、推薦用の対策もする」みたいな態度がいいと思われます。

 

 

いずれにしても、「年内入試」は「ファストパス」です。

誰でも使える権利なので、「年内入試」は受けないで、「一般入試だけ」のスタイルにこだわる必要はないと思われます。

でもね、今、入試方式は、「過渡期」で「激変期」です。

毎年情報は変わるし、いろんな方法が乱立しているので、必要な情報はみんなにいきとどきにくい。

だからこそ、情報をうまくつかんだ人がお得になる時代なのです。

「ファストパス」のこと、知らないより知っていた方がいいに決まってるじゃん。

今は、「プライオリティパス」とかいうらしいけど(そしてそれを私は知らんかったけど)。

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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