【衝撃】公募推薦の超低倍率 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

「年内入試」の実態シリーズ。

まず基本のおさらい。主要な「年内入試」パターンは以下の3つ。

 

A)総合型選抜(旧AO入試)

B)学校型-指定校推薦

C)学校型-公募推薦

 

よく知られているのは「Bの指定校推薦」ですよね。

高校に、大学側から「〇学部だったら何人まで入れてもいいよ」というオファーが来る。

その高校内でそのオファーのパイを分配する。

指定校枠は年によって来たり来なかったりもする。

希望の学部の枠が来ないかもしれないし、

高校内での枠の争奪戦で「闇」があったりなかったり。

(必ずしも高校内での成績順ではなかったりするという噂あり)

 

「A 総合選抜」は実は私もよく知らない。

旧AOですから、「一芸入試」の流れなんでしょう。

高校の成績とは別に、「部活」や「研究」「受賞歴」など、「なんらかの特筆する能力」をアピールして入学するルートだと認識しています。もちろんそれが「学業」でもいいのでしょう。

 

「C 公募推薦」については、実は各大学での定義が不統一な傾向があり、なんとなくぼんやりしてます。

「指定校」の枠がなくても、「自己推薦」で応募できるもの。

大学によっては、「それ、総合型選抜とどこがちがうの?」と思う。

私は「総合型」との境界があやふやに感じてます。

おそらく、Cは「自己推薦」だけれども、「学校の評定平均」もたいてい必要で、「学校長の推薦状」も最終的には必要になってくる、というのが、「総合型選抜」とは違うのかもしれません。(とはいっても、総合の基準も、公募の基準も大学ごとにまちまちなので、かなりクロスオーバーな存在)

「A総合型」が「スポーツ」や「芸術」や「学校以外の成果」をアピールするのに対して、「C公募推薦」はあくまでも「高校で学ぶ学業」が中心な傾向もあるかもしれません。

 

※また、「C 公募推薦」は、首都圏と関西とでは、「扱い」「定義」「立ち位置」「意味合い」みたいなものが全然違うようです。ここでは首都圏での話を書きます。

 

 

「B 指定校推薦」は高校の先生からアナウンスがされますので、みなよくわかってますが、「C 公募推薦」は自分で調べないと、誰も教えてくれません。何しろ「公募」なんでね。

だから「公募推薦」は知らない人が多いのです。

 

さて、ここで、「公募」は知られていないので、「穴場」になっているという事例のひとつをご紹介します。

(※注:我が家の例ではありません)

たとえば、上智大学の理工学部。

上智っつったら、早稲田・慶應と並び称されるほどの人気名門私立大学。

上品で慎ましやか、穏やかで育ちの良い人が集まる印象です。

英語はみんなペラペラなのにひけらかすことのない謙虚な学風。

美人ばっかりがいることで有名ですが、いち早くSDGSの流れをとりいれ、「ミスソフィア」等を早々に廃止し、そういう「チャラいイベント」は青学さんたちにおまかせしたので、「女子アナ」みたいなミーハー職業は、もうご卒業ですわ、私たちローマ教皇庁立大学のクリスチャンですから、というイメージの大学です。

しかし、昨今の入試改革以降、あまりにも複雑な入試形態となっており、知られていない入試方式が結構あるのです。

 

上智理工学部は、「物質生命理工学科」「機能創造理工学科」「情報理工学科」の3つの学科に分類されます。それぞれの学科ごとに「公募推薦」がされます。

そのうちのエース格である「機能創造理工学科」の「公募推薦」についてみてみます。

 

●公募での募集人数は10人

 

です。多くはないですよね。

人気の大学で、「誰でも公募できる」わけですから、きっとすごい人数が殺到しているのではないでしょうか。100人とか? 1000人とか来ちゃう? 競争率高そう、とか思うじゃないですか。

では、公開されている最新情報(2024年度)によると、

 

●応募してきた高校生はたった11人

 

です。

「10人の募集枠」に対して、「応募者が11人」??????

競争率は1.1倍ってこと?????

↓このように公開されている情報です。

https://www.sophia.ac.jp/assets/uploads/sites/2/2024/04/2024_toukei_tokubetsu.pdf

例年ほとんどこの傾向が続いています。

その前年の2023年もほぼ同様の傾向でした。2022年以前もそうです。

私はじめてこの情報を見た時に、目を疑いました。

マジで???

上智が???

ホントに????

結果はどうかというと

 

●結果的に公募での合格者は8人

 

でした。

10人の募集枠に、11人の応募があったからといって、10人合格するわけじゃなくて、8人になるのね。

そこは、キチンとした(一般入試より厳しいと噂の)選抜試験が行われているとのことです。

それにしたってですよ、11人の応募者で8人だったら、やっぱり一般入試より入りやすそうな印象ないですか?

 

上智の公募推薦の場合、もし合格したら、必ず上智に進学するという約束になります。

つまり、その後早稲田の一般入試受けて受かったらやっぱり早稲田いきたいなーとか、国立に受かったら上智は辞退するかもでーす、みたいな人は、最初からお断りなわけ。

わたし、絶対上智行きたいっすから。上智がマジで第一本命っすから。オレクリスチャンっすから。

みたいな人しかダメなわけ。

逆に言うとそういう「上智愛」がマジである人にとったら、この制度は超超超超魅力的なわけ。

 

 

さて、次の記事では、「公募推薦」に受かるための「必要要件」などについて書く予定です。

ちなみに、本件は、我が家の話とは関係ありません。

また、事実に基づいて書いているつもりですが、なんらかの誤解なども含まれる可能性はあります。

情報については改めてご自身にてご確認されることをお勧めします

でも、びっくりでしょ。公募10人枠にたいして、応募者は11人だって。

なんでみんな受けないの?

そりゃみんな知らないからじゃない?

手取り足取り誰も教えてくれないしね(推薦専門塾でも行かない限り)。

ちいさーい文字で書かれた受験概要やら、実績の数表やらを詳細を読み込まないと(↑結構読解力がいります)こうした事実は理解できないのです。

普通あんまり「知られていない」ために発生する「大きな穴場」。

神を愛し、神に愛された人しか知らないシステム。

だからこそ改めて言います。

●年内入試は情報戦です!!

GO!! イーグルス!

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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