YouTubeの「大学受験」関連チャンネルをみてますと、
やたらと「参考書ルート」を発表したがりなことがわかります。
英文法については、これやってからこれやってから余力があったらこれをやれとか。
英語長文は、最初にやってはダメで、英単語の〇〇と精読の△△を仕上げてから、□□を夏休み明けからはじめようとか。
数学は〇チャートを〇〇までに〇周しようとか。
いろんなことを好き勝手に(もっともらしく)語るおYouTuberさんがたくさんいらっしゃいます。
長男が受験勉強中に、わたしはそれらを細かく拝見していましたけれども、受験が終わった後に、ふとと思うのです・・・・。
・・・・
あれ、ホントか???
ホントにその通りやったら、成績伸びるん???
ホントに青チャートじゃないとダメなん?
英文法しあげないと長文読解の練習やったらダメ??
こっちの参考書は「古い」とか言うてるけど、「古いとか新しいとか」あるん?
書いて覚えるのはダメってホント??
ああいう発信情報って、「検証」は済んでるんでしょうか?
「裏」とれてんの?
毎年「今年のうちの塾の参考書ルート発表します」とか言ってますけれども、
その「参考書ルート」を強制的におしつけたオタクの塾の生徒さんたち、
みんな東大入ったの?
全員逆転合格したの?
不合格ゼロ?
その参考書ルート使ったら、偏差値はナンボ上がったの?
参考書を書いた先生方への忖度はともかく、良さそうな参考書情報を公開してくれるのはとても助かります。全部を読み込むわけにはいかないので。
ホント参考になりました。
ただし、「それテキトーに言うてるだけじゃん?」と思うこともチラホラあります。
なぜなら、「効果」について実証されている印象があまりないから。
唯一の例外があります。
それは、「講師自身」の「実体験」として、「実際にこの本をやりこんだら」「マジで成績が急上昇した」という「自分の受験勉強」での「経験談」を語るような場合です。
そういう話だけは、ホントの意味で超参考になる。
情報の訴えが心に迫るのです。
あ、それ絶対そうだ、と思うのです。
具体的には、たとえばこれ。
「CASTDICE TV」のレギュラー講師ナカハシさん(浅野高校のビリ→東工大合格)の実体験。
ナカハシさん、高校時代野球ばっかりやってて、神奈川御三家浅野のほぼ底辺だったんだって。
それが、一念発起で、「青チャートや一対一対応なんて問題数が多すぎてできる気がしない」から、薄くて有名な「短期集中ゼミ」っていう基本的問題集をとにかくやりこんだんだそうです。
そしたら、成績急上昇って実体験。
わたしはこの動画をみて、絶対その「短期集中ゼミ」がいいに決まってるじゃん、と思いました。
実際、長男に、このうすっぺらーーーーい「短期集中ゼミ」やってみなよ、つったら、彼が一ヶ月数1Aと数2Bの2冊(問題数は超少ない)をゴリゴリにやりまくった結果、マジでそこから偏差値70オーバーが続くようになりました。
ホントに「短期集中ゼミ」さまさまだと今も思ってます。
ナカハシさんの実体験が一番参考になった。超マジだったし。
しかし、「CASTDICE TV」の「参考書ルート」としては、別に「短期集中ゼミ」は主力とされていないようなのです。相変わらず「青チャート」とか、新しい「ゴールデンルート」とか、「一対一」とか、なんじゃかんじゃが前面に出てますが、特に「短期集中ゼミ」が推されている話は、あまり聞かない。
ナカハシさん、ご自身では「短期集中ゼミ」のおかげで成績が伸びたつってんのに、なんで、「短期集中ゼミ」を宣伝しないの???
とか思ったりします。
この参考書を使ったら、実際にこのくらい成績が伸びたとか、そういう「実際の効果」が知りたい。
もちろん、それはn=1 の小サンプルの話ばかりになるでしょうけれども、それでも、「実体験」の場合には、マジで信憑性がちがいます。
「神社にいったら願いがかなった」というのも、たいてい1人2人の例に過ぎませんが、それでも、その例に信憑性を感じてみんな行ってみたくなるでしょ。それと同じで。
「参考書ルート」情報が、「それホント?」と思うのは、それ使ったら実際にどうなったという「効果話」が足りないからじゃないでしょうか。
↓この「黄色チャート」の使い方も超参考になった。(本人の実体験だから)
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2024年は大変な始まり方でしたが、
これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。
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