死は存在しない(TARAKO、鳥山明、怪物、フランダースの犬) | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

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2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

鳥山明先生に続いて「ちびまるこちゃん」メイン声優のTARAKOさんまでお亡くなりになりました。

今年はなんだかおかしいと感じています。

2024年は後年「あの年はたくさんの人が亡くなった年だ」とか思い出されるのではないか。

2011年が震災の年として記憶されるように。

 

ただ、最近、人が死ぬことを「過剰に」「悲しい」と思わないようにしようと思ってます。

もちろん、人の命は大変に重いのですが、「死」はどうせみんな避けられないことなので、「死」は辛く、絶望的なものだとか、思いこみすぎてもしょうがないというか。

もしかしてですよ、死んだら誰もが、超ハッピーな天国に行けるんだとしたらどうでしょうか?

ほら、誰も「そうじゃない」と証明なんかできないじゃないですか。

実は「死後の世界」って、すっげー楽しい時間が永遠に続くような場所だったりして。

不謹慎かもしれませんけれども。

しかし、ホント、「そうじゃない」とは誰も言えないのです。

 

死後の世界の証明が無理なんだとしたら、

どうせだったら、「楽しい」「ポジティブ」なイメージをもっていたらどうでしょう?

その方がまだ救われる感じしないですか?

 

昨年観た映画ナンバーワンは是枝監督の「怪物」でした。

とてもいい映画でしたが、そのラストも、実は「悲しい」ような「ハッピーエンド」なような、不思議な結末です。観ようによっては、「この世じゃ誤解されて大変だった少年達が、最後死後の世界でハッピーエンド」みたいな、「ビッグクランチ(ビッグバンの反対)」を迎えたかのように思わせるエンディングでした。

そう、「フランダースの犬」みたいなラストです。

キリスト教的な世界観にあまりなじみのない日本人には、「単にかわいそう」とか「たださびしい」とか思われるかもしれませんが、「死後は天国に行ける」的価値観においては、あの「フランダースの犬」は、むしろ「ネロ、よかったね」みたいなニュアンスもあるのです。

 

さて、おりしも、「鳥山明」先生の、代表作「ドラゴンボール」の、最大の「思想的功績」はなんでしょう?

あの漫画が世界の文化に大きな影響を与えたことは実はいくつかありますが、

私は特に、「ドラゴンボールを集めれば、人を生き返らせることすらできる」みたいな、世界観にあるんではないかと思っています。

実際、悟空たちは何度か死んで、「天国」みたいなところに行きますよね。

あの風景が、実に「ポップ」で「悲しくもない」し「さびしくもない」こと。

ダジャレが好きな「神様」とか「界王様」とかいたりして。

ここホントに死後の世界?みたいな。

この「ライトな死後の世界」という描写は、笑いを誘うような意図があったとは思いますが、多くの子どもたちの深層に結構影響を与えています。

鳥山先生がビジュアルで参加している「ドラゴンクエスト」でも似たような世界観ですよね。

「死んでもまた生き返ればいい」。「死んで終わりではない」みたいなストーリー。

 

これは、一面では「不謹慎」で「命の大切さを忘れている」のような、批判的意見もあるとは思いますが、

「ドラゴンボール」なり「ドラクエ」のような、世界的メガヒットを起こすようなビッグカルチャーの場合、やっぱり多くの人の「意識」や「思想」や「価値観」に、相当影響を及ぼすものです。

 

去年、結構いろいろ考え込んで、たくさん本を読みましたが、中でも一番影響を受けたのは、やはり田坂広志さんの一連の著作でした。

 

昨秋、実の父が亡くなり、それもあって「死」を考える機会が増えたのですが、この「最先端量子力学」をベースとした、田坂広志さんの「死は存在しない」という論理には、一生残るような感銘を受けたのです。

宇宙のはじまりというか真ん中にある「ゼロポイントフィールド」的なものに、基本的にすべての生命がホログラム情報のように残っていくんじゃないかという考え方。世界中の伝統宗教にも通じるし、最新の量子力学の考え方で証明されつつあるような考えです。

映画「怪物」のラストも、「フランダースの犬」のラストも、実父の最期も、「鳥山明先生」や「TARAKO」さんの死後も、みなその考え方に沿っていけば、人が死んでもそんなに「悲しみ」ばかりでもないのかもしれないと、去年あたりから少しずつ感じているのでした。

この世はでっかい宝島!!

 

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2024年は大変な始まり方でしたが、

これからV字回復で、皆様にとってすばらしい一年となりますことをお祈りします。

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