英語 偏差値60の壁→多読大作戦 | 趣味の大学受験【次男大学受験篇】父子並走日記

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2024年長男大学進学。今度は次男の大学受験だ。
在宅自由業20年超オタク系ガキオヤジによる「受験」「育児」放言日記

高3長男。

数学や理科の模試の結果は結構いい。

それに比べると英語がもう一歩。

このところ、英語は全国偏差値で60にちょっと届かないというケースが続いている。

学校内の英語偏差値でやっと真ん中より上くらい。

 

定期テストの英語の成績はまあまあ良いが、全国模試でのイマイチ英語がとれない。

これらの結果から総合的に推測すると「初見の英語を読むスピードが遅い」というのが課題だとわかります。

全国模試の英語も、結構前半は取れている。後半がイマイチ。なぜなら最後の大問までちゃんとたどり着けないことが多いから。

最後の大問の長文を読んでる途中にタイムアップ。最後の長文をやっと読み終わったところで(回答する前に)タイムアップ。そんな感じで、最後の大問をひとつ、下手すると二つ分くらいまるまる落として大失点というケース。

そりゃ偏差値60にいかんさ。

逆に言うと、前半は手堅くそれなりに得点できている。

だから、英語がまるっきりできないというわけでもないんであります。

 

だから、問題は「英語読解スピード」にあると考えています。

ざっくりみていて

●単語はまあまあオッケー だし

●文法や熟語(これどっちも同じようなもの)もまあまあオッケー だと言えます。

●構文読み取り もまあまあオッケー レベルと言っていい。

だけど読解スピードが遅い。

これはどういうことか。

 

つまり、全般的に「まあまあオッケー」レベルであることが問題だと言えます。

そのレベルは「まあまあ」なわけ。

つまり「カッチリ」「絶対の自信をもって」読めてるわけじゃなくて、「単語をまあまあレベル(途中でたまに曖昧なヤツが出てくるレベル)」だし、「文法や熟語もまあまあレベル(同様に、途中でどっちだっけなーというのがたまに出てくるレベル)」だし、「構文読み取りもまあまあ(たまに悩む箇所が発生する)」という状態なのです。

 

つまり、全部が「まあまあ」だということは、ちょいちょい「???」と悩む箇所が発生しているということです。

英語なんてのは、日本人が「完璧にする」ってのは相当難しいと思うのですが、勉強をすればするほど、この「???」と悩む箇所が減ってくるものかと思います。

つまり、普通の高校生なら、誰でも多少は「英語の穴」がチョコチョコあいてるのが当然。

で、あとはその「穴」の数が、「どれだけ少ないか」という勝負になっているわけです。

どれだけ勉強して、どれだけ穴を補強できるか。

残り時間をみると、共通テストまではもう7カ月、私立本番まで8カ月、国立二次まで9カ月くらいしかありません。

もう時間ないからね。

ガタガタ言うてないで、とにかく、時間ギリギリまで知識をつめこんでいくしかない。

もうそういうタームになってます。

 

英語長文を読むとき、「???」と思う箇所が、多ければ多いほど、英語を読むスピードが落ちます。

途中で「あれ?」とつまづくからです。とりあえず「頭の中で保留」あるいは「仮置き」にして、読み進めるしかないわけですが、その保留箇所が少ないほど、英文を正確に素早く読めるものです。

 

 

この「単語」「熟語」「文法」「構文」の全般的な知識量の底上げしか、手はないのだと言えますが、そこを押し上げるのがなかなか難しい。

これが彼の「英語偏差値60の壁」だと言えます。

 

今「初見英語を時間を多少かけながら、知らない単語はなんとか推測しながら(あるいは飛ばしながら)、一応英語長文の全体像を把握することができている」レベルで、それが英語偏差値60未満という感じかと思われます。

英語偏差値が60を超えるというのは、「大学受験レベルで出てくる単語・熟語・文法・構文で分からない箇所はほとんどない」という状況かと思われます。

 

この壁を超えるために、わたしが1番いいだろうと思うのは、「英語の読み慣れ」かと思うのです。

「多読」。

もういまさら「単語帳」って感じでもないし、「文法問題集」でもないし、「英語構文読解用問題集」でもないと思うのです。

「ネイティブの人が書いた(日本人用に手加減していない)英文」をガンガン素読していく練習。

わかんない単語が多少出てきても、それはさっさとテキトーに保留にしながら、とりあえず全体像をつかむためにスピーディーに読みこなしていく練習。

こっから先に出てくる単語熟語文法事項は、その都度調べていくしかないし、なんなら調べなくてもオッケーくらいのスタンスで。基本単語が入っていれば、難単語は周囲の文脈からほとんど推測できるものです。ガイジンも日本人も、辞書を引きながら単語を覚えていったわけではないですし。

それよりも「知ってるはずの基礎単語」なのに、こういう場面で、こういう別単語(前置詞とか)と組み合わせるとこんな意味になるんだ~とか、そういうことに「慣れる」ことの方が重要かと思います。

結構知ってるはずの単語が、ネイティブの書き方だと???と思うことも多いのです。

たぶん、共通テストや2次試験が英語で眩惑してくるのは、そういう「日本人にはあまり慣れてない言い回し」が中心だとみてます。国立大学受験用には必ず高校の教科書範囲での履修単語数ということになっていますが、それでも高校生がひっかかりやすい語法用法を出してくるのがやり口です。

高校の教科書は、「日本人高校生用に手加減された英語」で書かれてるからね、もうちょっとネイティブがネイティブ用に書いた「あらっぽい英語」になれておく必要があると思ってます。

 

昨日、こんなの読むように指示しました。

↓男子高校生には「SF」か「ミステリー」がいいと思うのです。

 

とにかくもう時間がない。

とは言っても、国立二次の本番が、来年3月6日。

あと9カ月。

9カ月あったら、「英検準1級用の単語帳」をまるまる完璧に覚えることだってできる。

「数3」の難問題集、たとえば「プラチカ」とか「ハイレベル完全攻略」とか「新スタンダード演習」とか「やさしい理系数学」とか「上級問題精講」とか、そういうのを何冊も完璧にすることだってできるのに。

今はこれが精一杯。

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