春になると毎年思い出す。初めて父に反抗して精神科に入院したあの日の事を。私は自分の意思で家を出ました。
遠い街の知らない世界で私は不器用な呼吸をしていた。閉鎖病棟の中の人は誰一人私の事を知らない。不安と安心が混在していました。
その時たまたま私の担当看護師になった人は、今は私の姉的存在です。
彼女と出会ってもう20年……。( ꈍᴗꈍ)ｼﾐｼﾞﾐ
お互い母になり、あの時の事はすっかり笑い話になりました。
溺れそうな私を救ってくれた彼女に私は今も感謝しかありません。
20年の節目にお揃いのネックレスを買いました。
お互いの誕生石で。
彼女は今も日々患者さんと向き合っています。
時々私の話をするのだと言っていました。
そんな話を聞く度に私が生きて来た道は無駄ではなかったんだとこれで良かったんだと思えます。
苦しかったあの頃は生きるのがしんどくて死にたくて仕方がなかったのに。今は少しだけ誇る事が出来ています。そしてその経験値があるからこそ人に優しく出来たりもします。
人生ってどう転ぶかなんて解らないものです。
今凄く辛い人も、今絶好調な人もこの先の未来は解らない。
時間は平等に与えられているとしたら、経験値は高いに越したことは無いのかもと思います。
言葉を選べない大人がいる今、情報過多な今、殺伐としている時代だからこそ人と人が優しく繋がれたら良いですね。間違いを間違いだと気付く事が出来る人間でありたいと常々私は思っています。
そして優しい大人でありたい。
私自身が遠回りをしたぶん、息子にはいろいろな話をして行こうと思っています。
息子が優しい大人になれる様に……。
私の夢は逃げ場の無い過去の私の様な人が安心して暮らせる場所を作る事です。
人が人と繋がれて、心の荷物を下ろしても良い場所を作れたらと思っています。
まだ『夢』ですが……。
現実に出来る様に私自身も沢山沢山努力をしなくては！！( *´꒳`*)੭⁾⁾ｶﾞﾝﾊﾞﾘﾏｽ
人の優しさが人の未来を少しだけ変える事が出来たのなら、それって素敵な事だと思いませんか？
ペイ・フォワード。『恩送り』。ありがとうの気持ちを忘れないで生きて行こうと思います♪♪
来月は姉ちゃんと久し振りに遊びに行こう♥“大好きだよ”って言葉を持って( *¯꒳¯*) ﾑﾌｰ