息子の偏食。食育について私が思う事。 | 何だかんだ底辺で生きて来たよ!

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『LEMON』には“無価値”等の俗語があります。毒親、貧困、宗教、精神科、自殺、身売り。その体験を書いています。私の体験が誰かの希望になると良いなぁと思っております。
こんな私でも生きられた。
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うちの息子は偏食児です。野菜や果物は食べられません。野菜ジュースは飲みます。果物ゼリーやジュースも大丈夫です。お肉は以前は食べなかったのですが、今はカリカリに焼いた豚バラや薄切りの牛肉や唐揚げにした鳥肉は食べられる様になりました。

パンも以前は好んで食べませんでしたが、今は自ら選んで食べています。

栄養面で言うとやっぱり親としては気を使いたい。

なので野菜で作った粉末出汁を使ったり、お米にサプリ米を入れたりしています。

汁物の汁は好きなので固形では食べないきのこ類や野菜や貝類等の栄養はここで採ってもらってっています。

子供の偏食って親は悩みますよね。うちの息子は離乳食は本当に何でも良く食べる子でした。

3歳くらいから急に“食べない!”となりました。

私は“食べなさい!”とは言いませんでした。

子供の頃私は苦手な物が沢山ありました。ある日玉ねぎの天ぷらが食卓に並んだ時ポツリと『玉ねぎ嫌い…』とつぶやきました。父は私のお茶碗に玉ねぎを積みました。食が細かった私は泣きながら玉ねぎを味噌汁で流し込み玉ねぎの下の白米をやっとの思いで食べきりました。残す事や好き嫌いは父の中では悪でした。

私は苦手な物を一番始めに流し込む術を身に着けました。ただやっつけなければいけないと飲み込む事でやり過ごしていました。

そんな親に育てられた私は基本的には何でも食べられます。でも若い頃の私は食に興味が持てませんでした。食べる事が面倒くさいと思う程でした。

私は息子に食べる事が楽しいと思っていて欲しい。食事自体は好きであって欲しいのです。

そもそも私は何でも食べられるけれど、凄く好きな物なんてそんなにありません。好んでは食べないけれどまぁ食べられない訳では無い物もあります。

夫は好き嫌いがはっきりしています。ほうれん草やきのこ類は絶対に食べません。

結局好き嫌いってその人の尺度なんですよね。

私みたいに食べられるけれど好きでも嫌いでも無いと思う人も居れば、好きじゃ無いから食べない人も居る訳で。

味覚は変わるし。

だから今嫌いでも、今食べられなくてもそのうちに食べられる物もあるだろうし。

結局親が悩んでも仕方がないと思い、息子の偏食を見守って行こうと決めました。

栄養面を考えるのは私の仕事なのでいろいろ試行錯誤しながら毎日ご飯を作っています(笑)

イベントのお弁当は毎回中身は大きく変わりませんが、楽しんで食べて貰える様に努力はしています( ˊᵕˋ ;;;)笑


↑こども園の頃
↑2年生の頃


小学生になって給食は残さずに食べましょう!と先生は言いました。勿論息子は食べられません。泣きながら食べられない物を見つめる時間がありました。

先生から報告を受けた私は、食べたい物だけを食べさせて下さいとお願いしました。

食べられる物が白米と牛乳のみという日もあります。

それでも息子はニコニコして食べています。

給食が嫌いな時間にならずにすみました。

ソフト麺やカレーの日はソースやルーだけ私が作った物を持って行きます。

食育って何でも食べられる様にする事ではないと私は個人的に思っています。

食べられる物が今は人よりも少なくても“美味しい”と思って食べられる事だと思います。食事が好きな時間になる事だと思います。

今、食卓を三人で囲みながら他愛も無い話をしてニコニコと食事をしています。

私は野菜サラダを“美味しい”と言ってニコニコと食べます。夫はお肉を“美味しい”と言ってニコニコと食べます。

息子は“僕は野菜嫌い”と言いながら野菜ジュースを飲みます。“それも野菜だよ”と言うと“あーそーだ!”とニコニコしています。

“お肉どんな味?ちょっと食べてみようかな?”とニコニコと一口挑戦します。

我が家はこれで良いと思っています。

そりゃ何でも美味しく食べられたらそれに越したことはないのですが、そこを目指すとお互いに疲弊するので今食べられる物を美味しく食べて、食べられる物を少しずつ増やして行こうねくらいで丁度良いと私は思っています。

これからも一緒に食べる事を楽しんで行ければそれで十分幸せです٩(。˃ ᵕ ˂ )وイェーィ♡