くっつき暗刻 | takuteiオフィシャルブログ「takuteiのほぼ麻雀」Powered by Ameba

takuteiオフィシャルブログ「takuteiのほぼ麻雀」Powered by Ameba

麻雀ロンのことや各種麻雀放送のことなど。

麻雀は専門用語が多い。と、同時に牌形に対して明確に用語化されていない(あるいは浸透していない)ものも多い。

 

たとえば、亜リャンメンという言葉。

 

これを最初に出したのは片山まさゆき先生の『打姫おバカミーコ』だったと記憶している。もしかしたら片山先生の周りのプロがそういう言葉を使っていたのかもしれない。ま、それでも最初に出版物で亜リャンメンという文字を目にしたのはおバカミーコが初だったと思う。

 

実は、古川凱章さんは著作などで「変化形リャンメン」と名付けていた。元々、古川作品を読み漁っていた私は自然とその用語を使うようになっていたので、逆に亜リャンメンという言葉を使うことに少しばかり抵抗感はある。が、今はほとんど亜リャンメンで使われているので、いずれ自分もそちらにシフトしていくのだろう。

 

一方、まだ広まっていない用語もある。

 

暗刻に1牌がくっついた形。古川さんはこれを「くっつき暗刻」と呼んでいた。が、この言葉を使っている人は非常に少ない。新語もまだ出てないと思う。こういう言葉は一度浸透すると文章を書いたり解説で説明するときにセンテンスを短くまとめられるので非常に便利。なので、くっつき暗刻以上にしっくりくる言葉の出現を期待しつつ、それまではくっつき暗刻を使っていくつもりである。

 

で、前置きが長くなったが今回はこの手牌について。

第一ツモをツモってこの形になった。

 

形はある程度まとまっていて、3メンツ候補と雀頭まではすんなりイメージできる。メンツの1つはの暗刻だ。したがって、に手をかける人も少なくないと思う。

 

が、はホントに雀頭で決まりなのか? 意外とそうでもない。が暗刻になるケースもあれば、両隣がくっついてシュンツになる可能性もある。そうなったとき生きるのがくっつき暗刻である。そういうケースも考慮すると、まだこの手からを切るべきではないかも。

 

字牌から切っていけばこんな変化もあるだろう。

 

こうなるとが丸っきり不要とはいえない。というか最終的には待ちにすらなる可能性もある。

 

ちなみに先ほどの手牌から字牌を捨てていったら、こういう形でテンパイした。

 

愚形中の愚形、中膨れシャンポンだ。もちろんリーチはかけない。ひょっこりツモアガリを期待しつつ、ツモを待てばよい。もしをツモってしまったら? ペンのイーペーコーでヤミテン継続でもいいけれど、こうなったらのシャンポンでリーチいってもいいかもね。