上海麻雀 | takuteiオフィシャルブログ「takuteiのほぼ麻雀」Powered by Ameba

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麻雀ロンのことや各種麻雀放送のことなど。

僕が講師を務める麻雀教室の生徒さんに、中国人留学生のSさんという人がいます。Sさんから聞いた上海麻雀の話が面白かったので、ここで紹介させていただきます。

一番の特徴は
「花がないとアガれない」「花がなくてもアガれるのはチンイツ・字一色・裸単騎アガリ」のみ
ということです。

日本でいう1ハン縛りみたいなものですが、役というわけではありません。
花になるのは、

・花牌(8枚入っている)
・風牌や三元牌のポン・カン
・数牌のカン

ですね。花の条件が花牌だけだと、花牌が1人に集中して、自分はせっかくテンパイしたのに花牌がないためにアガれない、ということも起こりそう。ですが、役牌をポンさえすれば花の条件を満たすので何とかなるのだそうです。

そして役は

・チンイツ
・ホンイツ
・トイトイ
・字一色
・裸単騎(大掉車→日本風に書くと大落車となり「大きな落ちこぼれ」を意味するのだとか)

ちなみに、字一色は手牌が全て字牌になればよいとか。ですから

東東東北發發發發中中 ツモ西 ポン西西西

というアガリも存在するわけです。ちなみにいわゆる4メンツ1雀頭の形のような「日本風字一色」の場合は字一色の倍の点数になります。

花4枚=満貫 字一色=満貫×2 日本風字一色=満貫×4 という具合です。

他のルールの特徴としては、
・リーチなし
・ドラなし
・同巡内フリテンあり(←これ意外でした。日本のリーチルール以外でフリテンがあるルールを初めて知りました)
・4フーロ目に限り現物食い変えOK(←これも意外。日本ルール以外は食い変えができるのが普通です)
たとえば、
三筒五筒六筒七筒 ポン北横北北 ポン中中中横 ポン九筒九筒横九筒

という形から上家の五筒をチーして、そのまま五筒を切っても構わないということです。ただし、この食い変えができるのは4フーロ目だけ。ちなみに裸単騎のアガリも満貫(花4つ)なので結構出るとか。

あと、特殊ルールとして「吃 石並 三口」(チーポンサンコウ)というものがあります。これは、同じ人から3フーロすると鳴かせた人・鳴いた人同士の点数が3倍となります。割れ目ルールの特殊形ですね。また3フーロがダブった場合は、当事者同士のやりとりがさらに増えることもあります。

東家が南家に3フーロさせた。(東・南家で3倍関係)
南家が西家に3フーロさせた。(南・西家で3倍関係)

という状況のもと、東家→西家に放銃が出ると9倍の点数を支払うのだとか。

では、この上海麻雀がどういう展開になるかというと、

序盤はとにかく特定色以外の数牌が出てくる。
集める色がバッティングする事が多々あり


また、この状況を考えればチーはなるべくしないほうが良いかもしれませんね。とりあえずポンだけにとどめておけば、いざという時にトイトイに切り替えられますから。

と、一通りのルールは把握しました。来年あたり、本場で上海麻雀を打ちに行ってみようかと画策しています。S君と相談しながら遊びのレートで打てる場所を探してみます。できれば映像も撮れればいいけどね~。