アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/07/24 (水) | ブログ 太陽と共に始めよ

💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/07/24 (水) 💖💓💛💖🌈
 

 

水曜特番:翻訳

Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind  by  Gary Wayne  2014 imprint of Deep River Books『創世記6章陰謀 :秘密結社と巨人の子孫たちの人類奴隷化計画』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

第4部  【最終世代:ヤコブの患難の時】
第51章 新たなニムロド  536~549/1004頁
============================

≪ それらの支配の終わりに、反逆が罪悪の極みに達し、高慢で狡猾な一人の王が起こる。彼は強大になる。しかしそれは自力によってではない。驚くべき破壊を行い、彼の為すことはことごとく成功し、力ある者たち、聖なる民を滅ぼす。 ≫ ダニエル8:23-24
 

 

* 今は思考と変化のペースが非常に速く、世界政府が来るのだろうかと問うべきではなく、むしろ、それはいつ来るのかを問うべきである。世界はそのような制度が形成されることに対する備えがほとんど出来ているように思える。あとは、大きな戦争か、大災厄か、唯一の宗教の旗の下での宗教的再生か、宇宙人の騙し事の導入がこの壮大なスキームを現実にさせるその時を求めているだけである。

* 求められている全ては、上記の条件の一つか、あるいはそれらのいくつかの組み合わせが世界の人々をグローバリストを歓迎するよう駆り立てることである。グローバリストたちは今や世界政府を課す準備が完全に出来ている。世界政府は達成不可能な架空のゴールではない。むしろ、現在、答えを探しながら霊的に彷徨っている世界にとって、それは達成可能なもっともな選択肢である。世界政府は現世代のうちに達成されるだろう。このことを明確に理解させよう。我々は世界政府の形の反逆的特徴がどんなものであるかを探査しなければならない。

* ここで手引きとしてダニエル書と黙示録に目を向けよう。

    ≪第四の獣は地上に興る第四の国で、これは他の全ての国とは異なり、全地を食らい尽くし、踏みにじり、打ち砕く。十の角はこの国に立つ十人の王である。その後にもう一人の王が立つ。≫(ダニエル7:23-24)

    ≪ 第四の国は鉄のように強い。鉄はすべてを打ち砕く。あらゆるものを粉々に破壊する鉄のように、この国は他の全てを破壊する。あなたが見たように、足と足指は一部が焼いた陶土、一部が鉄であるので、この国は分裂する。鉄が柔らかい陶土と混じっているのを御覧になったように、この国には鉄の強さもある。≫(ダニエル2:40-42)。

    ≪わたしは、この女の秘められた意味と、女を乗せた獣、七つの頭と十本の角がある獣の秘められた意味とを知らせよう。・・・ ここに、知恵のある考えが必要である。七つの頭とは、この女が座っている七つの丘のことである。それは七人の王でもある。五人は既に倒れたが、一人は今王の位についている。他の一人はまだ現れていないが、現れても、位に留まるのはごく短い期間だけである。以前いたが今はいない獣は、第八の王である。彼は先の七人の中の一人として今滅びようとしている。また、あなたが見た十本の角とは、まだ国を治めていないが、ひとときの間、獣と共に王の権威を受けるであろう十人の王である。≫(黙示録17:7,9-12)

* まず、黙示録に言及されている七つの王国は七つの世界帝国である。エジプト、アッシリア、バビロニア、ペルシャ、ギリシャ、黙示録当時のローマ、そして未来の再生ローマ帝国がそれである。ダニエルの預言の四つの獣はバビロン、ペルシャ、ギリシャ、ローマである。ダニエルがバビロン時代に書いているので、エジプト、アッシリアが除外されている。ローマにはやがて来るべき未来の帝国である第七のローマも含まれている。七つの世界帝国に乗る女とは淫婦宗教、偽宗教である。この女はこれら全ての世界帝国を統合しており、それらの帝国をルシファーの破壊的欺瞞教理によって内部から支配している。そしてそれは未来の帝国をも支配するだろう。

* ダニエルは最後の大帝国が古いローマ帝国の灰の中から起こるだろうと記している。ヒトラーやナポレオンはそれが起こるよう努力した。古いローマ帝国から、10の足指、10の角、10の王が出て来るだろう。この比喩は、既に述べたのと同じ意味で、比喩的に角が生えるという意味である。これら三つの比喩は未来の世界帝国は10の別々の王国が束ねられて世界帝国を形成することを示している。その帝国はローマ帝国に根ざしているので、この淫婦がローマの七つの丘に座すように、ローマに触発され、ローマを中心としたものとなるだろう。このことの故に、ECC(ヨーロッパ経済共同体)は世界政府が生まれる母胎となることだろう。ローマは、ヨーロッパを一つの共通の方向性で統一することを約すると宣言しているローマ条約やマーストリヒト条約のように、ローマを胚種として誕生するであろう。世界は、現在、ヨーロッパや北アメリカが異なる貿易ブロックとして統一されているように、10の異なる貿易グループの下に統一されるだろう。

* これをもたらす力が既に働いていることは否定出来ない。自由貿易は世界に繫栄を約束する偶像である。毎年世界は経済的により緊密化する方向へと動いている。既に多くの貿易ブロックが集合していることが分かる。EEC,NAFTA,Pacfic Rim,旧ソビエトブロックがそれら10の角のうち既に実現した四つである。そして、これはあくまでもわたしの個人的見解であるが、ドイツ中心の中欧経済圏(ドイツは神聖ローマ帝国の一部ではない)、中南米、アフリカ、中東諸国、インド経済圏、(環太平洋諸国とは別の)中国経済圏を加えるのに時間は掛らない。

* 反キリスト預言がこの終わりの時に求めているのは、真の反キリストの到来が許される前に10の角帝国が一つの宗教の下に統一されるよう十分揺るぎないものにならなければならないということである。

    ≪ 十の角はこの国に立つ十人の王である。その後にもう一人の王が立つ。彼は十人の王と異なり、三人の王を倒す。 彼はいと高き方に敵対して語り、いと高き方の聖なる者たちを悩まし、時と法の設定を変えようと試みる。≫ダニエル7:24-25

    ≪ 以前いて今はいない獣は、第八の者で、またそれは先の七人の中の一人なのだが、やがて滅びる。また、あなたが見た十本の角は、十人の王である。彼らはまだ国を治めていないが、ひとときの間、獣と共に王の権威を受けるであろう。 彼らは心を一つにしており、自分たちの力と権威を獣に委ねる。≫黙示録17:11-13

* 10の角帝国の形態はまずはじめに偽世界宗教を求める。反キリストが運命的登場を許される前に、再生ローマ帝国が揺るぎないものとされなければならない。終わりの時のための準備諸条件が丁寧に結び合わされる。Rex Deus陰謀を扇動する基本教理は世界の諸政府の統一である❶。その再生ローマ帝国なしには反キリストが世界の民を支配する絶対的支配権を獲得する世界的基盤を持つことはないだろう。それ故、反キリストは、世界政府が偽世界宗教を求めるように、世界政府を必須の前提条件として求める。

* 世界政府を戦争によって達成するには多くの時間と資源を必要とするし、多くの抵抗を呼び起こすだろう。この点を強調するためには、ヒトラー、ナポレオン、スターリンに注目するだけでよい。求められているのは、世界政府がまず根を張ることである。そのためには、偽勢力が10の貿易ブロックのうち三つを制圧して、比較的穏やかな無血クーデターを企むことができるようにすることである❷。

* 事実、≪ この王(反キリスト)は、僅かの腹心と共に悪計を用いて、多くの者(10の王国)と同盟を結び、勢力を増し、強大になって行く≫(ダニエル11:23)。未来の反キリストは戦争ではなく平和のメシアとして欺瞞的平和の土台の上に権力の階段を登るだろう。彼が再び戦争に戻るのは絶対権力を奪取してからである。≪平穏な時期に彼は最も豊かな地方を侵略し、先祖の誰もしたことのないようなことを行い、戦利品や財宝を分配する。また、諸方の砦に対して計略を練るが、それは一時期のことである。≫(ダニエル11:24)

* 北アメリカとヨーロッパの民主主義国が三つの最も富裕な地域/ブロックとして打ち倒されることを当てにして、彼らの富が社会主義者グローバリストの手下の手にある世界中に祭礼的に分配されるだろう。それに比較すればオバマの富の再分配などかすんでしまうであろう。

* これらの句節は黙示録が反キリストが七つの世界帝国に属すと語っていることを説明する。偽メシアをもたらそうとした全てが失敗したが、第七の未来の世界帝国だけが最後に成功する。それは聖霊が取り去られたからである。黙示録の証言にあるように、全ての世界帝国にとって偽メシアに権威を手渡すことが全目的である。進歩的自由主義、グローバリゼーション、世界政府は全て反キリスへと至る。この教理は単純冥界で驚くべきものである。

* 反キリストは第七の帝国の支援を受けた第八の帝国として預言されているものを形成するだろう❸。反キリストは10の角帝国から不法に権力を奪取し、新しい全く異なる帝国を建てる。偽シオンの偽メシアの帝国は巧妙なクーデターによって建てられるだろう。それは民族主義、国境、全ての通貨を破棄し、世界の大半は社会主義者によって、偽の希望、未来のユートピアの期待に酔わせられて、この表面的勝利をこぞって祝うだろう。人々は偽りのメシアを喜び、彼に全てに勝る至高の王の栄冠を授けるだろう❹。平和と繁栄の義なる道の下であたかも正しいように見えるが、とても悪いものである。少数者に大きな権力を集中させることは戦争の絶対的独裁者、比類なき絶対権力を手中にした新たなニムロドに求められる機会を提供するだろう。

* 反キリストは最初長く待ち望んだ世界の神的希望、世界の祈りへの答えとして登場するだろうが、しかし全ての時間は権力への飽くなきキャンペーンである。反キリストは「ほしいままにふるまう」(ダニエル8:24)。そして世界政府が彼に権力を与えた瞬間に変貌するだろう。

* しばらくしてバビロンは世界中から流れ込む自由貿易の税を強化するだろう。バビロンは豊かになり、強力になり、世界の人々に対して影響力を与えるようになるので、貪欲な世界政府はバビロンに対して妄想的に嫉妬を抱くだろう。陰謀者の扇動的教理に描かれているように、この贅沢税は全てのビジネス交流の移転資料に基づいた「累進」課税となるだろう。それは週ごとに課税され、支払われねばならない。これらの陰謀者は、全ての独占資本家とビジネス寡占者が国家によって保障された平和と安全の見返りとして喜んでこの税を支払うことを信じている❺。

* バビロンの栄光に満ちた平和の時代が続くのは、その殲滅の時をもたらす死の契約にサインしてからたった三年半だけだろう❻。世界のリーダーたちはバビロンの曙の星、偽メシアと謀り、バビロンを打ち倒し、人々を支配する権力を取り除くだろう。

    ≪あなたが見た十本の角とあの獣はこの淫婦を憎み、身に着けた物をはぎ取って裸にし、その肉を食い、火で焼き尽くすであろう。神の言葉が成就する時まで、神は彼らの心を動かして御心を行わせ、彼らが心を一つにして自分たちの支配権を獣に与えるようにされたからである。≫黙示録17:16-17

* バビロンは核兵器によって完全に破壊し尽くされるだろう❼。未来のバビロンが治める古代都市ローマを!。

* 獣は彼自身と彼の守護者サタンが造り出した霊的空白を速やかに埋めるために動くだろう。≪不法の者は、サタンの働きによって現れ、あらゆる偽りの奇跡としるしと不思議な業とを行い、そして、あらゆる不義を用いて、滅びていく人々を欺くのです。≫(2テサロニケ2:9-10) ≪彼は自力によらずに強大になる。≫(ダニエル8:24) これが長く待ち望まれた偽メシアだということを銘記せよ。彼が最も力強く印象深く最も力強くなるだろう。それは彼がサタンに完全庇護されているからである。反キリストがバビロンに取って代わられる。世界は彼とサタンの両方を隠すことなく公に崇拝するだろう。今日見られるとおりである。偽メシアが権力を奪取し時、彼に率いられた第三の秘密の知られざる宗教を除く全ての宗教を抹殺する創世記6章陰謀の教理がここにもある❽。

* ≪ この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふるまい、ついには、神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言するのです。≫(2テサロニケ2:4)と、反キリストが彼自身の宗教となるだろう。それは彼の庇護者の新宗教である。

    ≪この獣にはまた、大言と冒涜の言葉を吐く口が与えられ、四十二か月の間活動する権威が与えられた。そこで、獣は口を開いて神を冒涜し、神の名と、神の幕屋である天に住む者たちを冒涜した。獣は聖なる者たちと戦い、これに勝つことが許され、また、あらゆる種族、民族、言葉の違う民、国民を支配する権威が与えられた。地上に住む者で、天地創造の時から、屠られた小羊の命の書にその名が記されていない者たちは皆、この獣を拝むであろう。≫黙示録13:5-8

* そして、これらの終末陰謀団の文書によれば、≪ユダヤ人の王が国際的教会の父祖、宇宙の現実の教皇になるだろう≫。全ての国際的権利、人権、憲法的権利は反キリストが権力を占有するやいなや全て取り去られるだろう。この大胆な行為は一時的措置として正当化されるが、二度と返還されることはないだろう❾。反キリストが権力を接収するやいなや、自由は存在を止めるだろう⑩。

* ≪ 彼はいと高き方に敵対して語り/いと高き方の聖者らを悩まし、時と法を変えようと企む。聖者らは彼の手に渡され/一時期、二時期、半時期が経つ。≫(ダニエル7:25) 加えて洪水陰謀団の教理に従えば、反キリストの体制は暴力と専制によって強化された血なまぐさい独裁体制であろう。さらに、Rex Deus陰謀団はメディアを完全に専横し、新体制を積極的に評価しそれに属するもののみを推進するように検閲するだろう⑪。

    ≪ あの王はいよいよ驕り高ぶって、どのような神よりも自分を高い者と考える。すべての神にまさる神に向かって恐るべきことを口にし、怒りの時が終わるまで栄え続ける。定められたことは実現されねばならないからである。先祖の神々を無視し、女たちの慕う神をも、そして他のどのような神をも尊ばず、自分を何者にもまさって偉大であると思う。≫(ダニエル11:36-37)

* 反キリストは霊的獣であり、あらゆる機会に神を中傷してきたサタン自身である。≪竜が自分の権威をこの獣に与えたので、人々は竜を拝んだ。人々はまた、この獣をも拝んだ。≫(黙示録13:4)⓬。 Rex Deusの言葉の中に、≪その時には、我々のために世界の諸民族に言うことができるだろう。神(サタン)に感謝し、御前に跪こう。神(サタン)は神(サタン)以外の誰も既に言及した諸力と全ての悪から我々を自由に出来ない(サタン)自身の星に導く人間を予め定めるために御前に封印されたからである。≫との言葉がある⑬。

* 聖書は反キリストの言葉を記している。≪かつて、お前は心に思った。「わたしは天に上り/王座を神の星よりも高く据え/神々の集う北の果ての山に座し、雲の頂に登って/いと高き者のようになろう」と。≫イザヤ14:13-14。≪ この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふるまい、ついには、神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言するのです。≫2テサロニケ2:4。反キリストは神と聖徒たちに敵対して立つであろう。それはちょうどニムロドがそうすると威嚇し、洪水前のタイタンがそうしたようにである。この時にこそ反キリストは神と天界の全ての軍勢に対する戦いを挑むだろう。サタンはその壮大なグランドスキームを謀るが、忠実な聖徒たちは宇宙の真の神の証言を宣言して命を賭して忠実であり続けるだろう。

* 未来のニムロドはこの時とばかり、万軍の主を打ち負かすことを敢然と試みるだろう。≪これは天の万軍に及ぶまで力を伸ばし、その万軍、つまり星のうちの幾つかを地に投げ落とし、踏みにじった。 その上、天の万軍の長にまで力を伸ばし、日ごとの供え物を廃し、その聖所を倒した。≫(ダニエル8:10-11)。反キリストの帝国は銀河政府の一部として多くの知的生命体に溢れた宇宙を治める選ばれた存在集団の一員となってアドナイの万軍の主に率いられた悪の勢力と戦う妄想的理想に燃えていることも十分考えられる。ダニエルが反キリストと堕天使が最後の三年半の間、天の軍勢の幾つかを捕らえるだろうと述べているように、今日、見える物理的銀河戦争に、似たような遭遇を見聞きするだろう。深淵の闇の天使が地上を彷徨するために既に放たれ、7年の患難期の開始を告げる。神に忠実な天の軍勢の幾つかは拷問を受け、公衆の見世物にされて辱められるが、死ぬことはない。彼らは不死の存在だから。

* 宇宙戦争において、世界と宇宙が大々的に戦われるだろう。永遠に神とイエスに忠実な地上の聖徒たちが地球の裏切者として殺され、それを見守る全ての者たちの側に立って銀河戦争が天で戦われる。光の革命軍として宇宙のテーブルに席を得るために誤った意味での犠牲が人間によって支払われるだろう。この宇宙戦争はまさに天にまで達することを明確に理解しよう。

    ≪さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。 この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた≫黙示録12:7-9。

* この銀河との遭遇が長くても短くても、その小競り合いの結果、この時代の最後の三年半の終わりに、サタンと堕天使が地へ追放されるであろう。これら全ては起こるであろう。そうして全て騙されるよう定められた者たちは騙され、起こらねばならないことは起こるであろう⑭。反キリストは神に逆らって立ち、時と法を変えようと企む⑮が、最後には失敗する。それは彼の破壊的支配が三年半と短期間に限られているからである⑯。

* 反キリストは彼の反逆の帝国を或る種の天の/銀河政府として宣言することだろう。≪かつてお前は心に思った。「わたしは天に上り/王座を神の星よりも高く据え/神々の集う北の果ての山に座す」と≫(イザヤ14:13)。神智主義者らが反キリストに与える名であるマイトレーヤの君はニムロドが果たさなかったことを達成するだろう。反キリストの帝国は真実味を帯びたもっともらしい騙しを造り出すのに十分な強力な力を手に入れるだろう。そして事実、反キリストとサタンは逆らって立つ力を持ち、万軍の主に戦いを挑むだろう。確かな信仰と聖書の健全な知識を持っていない者はそのような強力な騙しによる選り分けに耐えることが不可能に思われる。

* 反キリストと彼の誇大妄想の弟子たちは彼らが真理と光と思っている道を邁進するだけでなく、世界がかつて経験したことがない最も酷いネガティブキャンペーンを行い、真理を踏みにじる者として彼らの敵であるイエス、神、一神教を執拗に決めつけて中傷するであろう⑰。彼らはアドナイの信者たちが彼らを中傷したと信じているが、彼らも、神、イエス、そして聖徒たちを前代未聞の想像も出来ない仕方で中傷するだろう。聖書は言う。≪この獣にはまた、大言と冒涜の言葉を吐く口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。そこで、獣は口を開いて神を冒涜し、神の名と、神の幕屋である天に住む者たちを冒涜した。≫(黙示録13:5-6)。≪あの王はほしいままにふるまい、いよいよ驕り高ぶって、どのような神よりも自分を高い者と考え。神々の神に対して恐るべきことを口にする。≫(ダニエル11:36)。何が言われ、何が行われるかは分からない。だが、中傷は想像を絶する程に注がれるだろう。その傷つけはニムロドが行った小さな侮辱が子供だましのように思えるほどであろう。

* その反逆は我々の時代の最終戦争となるだろう。その戦いにおいて反キリストはサタン、堕天使、悪霊、ジン、騙された地上の人々の支援を受けて、神とイエスに対して立ち向かう。その宇宙での戦いが地に降りて来る。≪王はあの聖なる山で海と海の間に天幕を張る。しかし、ついに彼の終わりの時が来るが、助ける者はない。≫(ダニエル11:45)。

    ≪汚れた霊どもは、ヘブライ語で「ハルマゲドン」と呼ばれる所に、王たちを集めた。・・・わたしはまた、あの獣と、地上の王たちとその軍勢とが、馬に乗っている方とその軍勢に対して戦うために集まっているのを見た。しかし、獣は捕らえられ、また、獣の前でしるしを行った偽預言者も一緒に捕らえられた。≫黙示録16:16、19:19-20

* イエスは世界が反キリストに完全に破壊される直前に介入し、反キリストの軍を打ち破り、反キリストと偽預言者、そして全ての堕天使たちを捕らえ、火の池での永遠の責め苦に追いやるだろう⑱。

* 反キリストがもたらそうとするものは昔々ニムロドがバベルで企てた反逆と同じである。もし神が過去の諸時代に起きた出来事を許したのなら、そこには非常に多くの能力ある相応しい者たちが騙されて王(獣)となるのを喜んで受けたであろう。たぶんネフィリムという名は今日不評だろう。それは洪水前に反キリストの名を用いるのが未来の反キリストの名を用いると同じように不評であろう。たぶんニムロドは反キリストかエジプトのメネスMenesだっただろう。アッシュールバニパル、センナケリブ、ティグラトピレセル、アッシリアのシャルマナセル、バビロンのネブカドネザル、ペルシャのキュロス、マケドニアのアレクサンダー、ローマのジュリアス・シーザー、フランスのナポレオン、ドイツのヒトラー、ロシアのスターリン、中国の毛沢東などの悪名高い男たちは、もし神が預言を成就するために彼らの時代を選んだのなら、地の絶対支配を達成し、反キリストとしての役割を受け入れたであろう。反キリストの計画の霊は度々実践されてきた。反キリストの霊は決して休まないからである。聖霊のみが、神の命令によって、反キリストの霊が完全に為されるのを防いできた。

* 反キリストは超人的技能を備えてやって来るだろう。彼は平和を作り出す者と偽装することだろう⓳。彼の政治的交渉術は比類ない。これも死の契約の交渉に成功したことに支えられている⑳。彼のマインドは特に霊的事柄との関連で天才レベルに働く。反キリストは上級のRex Deusのストックから予め選ばれ、吟味され、どのようにその天才的頭脳を用いて、無限とも思われる能力を発揮すべきかを知るよう準備されるだろう㉑。

* 反キリストは人類を次の存在次元に導くために送られた究極の霊的導き手と見られるだろう。彼は世界の問題をその全てとは言わないまでもほとんどを解決するように思われ、他の誰にも真似できないようなアイデアを売りとするだろう。彼の話術はヒトラーがそうだったように大衆を魅了するだろう。しかしこの度は全てが平和的積極的に振舞われる。最初は。未来の偽メシアは世界を魅了するだろう。民は彼を他の誰よりも愛するだろう。

* 世界の民は「誰がこの獣のような者がいるだろうか」と彼のことで不思議に思い、全地は驚いてこの獣に従うだろう(黙示録13:3-4)。≪彼は民が平穏な時期に現れ、王国に侵攻し、甘言をもって王権を取る。≫(ダニエル11:21)。民は偽メシアの独裁を認めるだろう。狂気と紙一重の献身を不可解にも褒め称え黙認するだろう。反キリストの権威のオーラは卓絶して神秘的で、全ての民を彼の前に恭しく跪かせるだろう㉒。

* 反キリストは謀略をもって世界を驚かせるだろう。彼がいつも予期も期待もしなていないことをするからである。ナポレオンが当時の世界を驚かせたように、反キリストもそうするだろう。ナポレオンは戦争と政府に対する新しい議論の多い戦略と戦術を導入した。彼は他の諸国と軍隊を煙に巻いて、その悪巧みと予期せぬ動きと、しばしば彼が賭けたリスクによって驚かして勝利した。反キリストはナポレオンやヒトラーやアレクサンダーのように、短い血なまぐさい期間を奸計と混沌で支配して現れるだろう。

* 新たなニムロドは、聖書によればアバドン/アポロンのように、反キリストの霊に虜にされているだろう。黙示録17:8にははっきりと述べられいる。

    ≪あなたが見た獣は以前はいたが今はいない。やがて底なしの淵から上って来るが、ついには滅びてしまう。地上に住む者で、天地創造の時から命の書にその名が記されていない者たちは、以前いて今はいないこの獣が、やがて来るのを見て驚くであろう。≫

* 黙示録のアバドン/アポロンは実際は洪水前世界の破壊者アザゼルのことだろう。アザゼルと全ての反逆の天使たちがもう一度終わりの時に底なしの淵から解き放たれるだろうことを思い起こせ。

* ニムロドは彼のパートナーのヘルメスと共に全世界をバベルの宗教に改宗させようとした。ニムロドは世界の全住民を彼のもとに来させ、彼に神的臣従を示すようにさせた。ユダヤの伝説では彼は自分自身を神とし、彼が「神の玉座」と呼んだ模造の玉座を立てた。反キリストもそうするだろう。ニムロドは天の軍勢に対して戦いを挑み、天に向かって矢を放ち、天の軍勢を殺そうとした。反キリストもそうするだろう。未来のニムロドの約束の平和時代は戦争と暴力と殺人で色褪せるだろう。ニムロドは奸計によって権力に登り、死すべき人間としてはじめて唯一至高の普遍的統治者として絶対権力を握った。ニムロドは、ギンズバーグによれば、短期間、(偽りの)メシアとしての祝福の権力を保有した。全地の民は≪世界の創造以来ニムロドのような強い獣のような狩人はいなかった≫と連呼して催眠に掛かったように忠誠を誓った㉓。未来の反キリストに対しても人々は魅了されるだろう。全ての者がレミングのように反キリストに従い、≪この獣のようなものは誰がいるか≫と言いながら、驚き魅了されるだろう。まことに、日の下に新しきものなしである。昔あったものは再びある!
========================                
次回 : 第52章  悲劇の携挙
==========================      

😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄