アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/14(水) | ブログ 太陽と共に始めよ

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翻訳:水曜特番
Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind
 by  Gary Wayne  2014 imprint of Deep River Books
 『創世記6章陰謀 :人類奴隷化を企る秘密結社と巨人の子孫たち』
第三部 【アナクの子孫たち : その血脈と契約】第29章:バベルの塔

 

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♠第29章:バベルの塔   320~330/1004頁

≪彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」と話し合った。石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされることのないようにしよう」と言った。≫ 創世記11:3-4


* 創世記11章が世界の様々な異なる言語の起源の問題を解明するよりも、答えられないまま残っている問題の方が多いように思われる。一例として、何故天まで届くような塔を建てるのか? それが不可能なことは彼ら自身十分知っていたはずである。

* その塔は天に対する象徴的宣言をしただけかもしれない。そうだとして、ではその宣言は誰が企図したのか? また何のために?  そして、バベルの塔は、シュメールのジグラットと何らかの関係があったのか? シュメールのジグラットはバベル以前にも以後にも存在している。

* これらの問題を解明するにはまずはじめに、平野の民に取り入れられた新宗教に遡って見なければならない。もしシンアルの民がネフィリムや堕天使の万神宗教を選択したのなら、宣言は地上の住人ではない天の神々のひとり(あるいは複数の神々)に向けられたにちがいない。そうだとすれば、塔は崇拝か不服従の記念碑として、あるいはその両方のために建てられたにちがいない。塔は新たな神々の万神殿の栄誉のために建てられたのかもしれないが、唯一の真の神を崇めるために建てられたのではないことは確かである。事実、神はこの石造りの神秘的傑作に最大限の不興を呈し、シンアルの民が建設を完成させることが出来ないようにその建設を止めた。神は民に新しい異なる様々な言語を課して混乱させた。こうして民を世界の四周に散らした❶。

* では神は何故そのような企てに反対したのか? 偽りの神々を祭る塔が全人類を完全に汚染することはなかっただろう。偽宗教の再興によって既に多くの偶像や偶像崇拝のシンボルが造られ、既に広く用いられていたのだから。

* つまり、この塔は偽りの神々を祭るためだけに建てられたのではなく、洪水を送った宇宙の真の神を汚し、その神に反逆するための記念碑でもあったということこそこの問題の核心だった。ネルソン聖書辞典は、塔は人間の誇りと反逆のシンボルとして建てられたと言っている❷。それは洪水前時代の堕落と放縦と反逆を再生した自分自身の栄誉を標す自己栄化の行為であり、ひとつの独立宣言だった。

* ニムロドは当然の権利として自らが神として礼拝されることを欲した。ニムロドは彼自身を神と真反対の絶対専制君主とする世界政府を造りたかった。バベルの塔は神に向けられたニムロドの反逆と侮辱の記念碑だった。ポーターは、バベルは全ての悪を体現しており、神とその選ばれた民に逆らって巧妙に樹立された悪の王国であり、高慢と抑圧、富と贅沢、性的自由と偶像礼拝のシンボルだったと言っている❸。このことはみな、専制支配者ニムロドが絶対権力を実力で奪取して、バベルを新時代の最初の統一事業として帝国を樹立した時に起こったことである。創世記6章では陰謀が洪水前エジプトのピラミッドとシュメールのジグラットが偽りの事績の記念碑として伝説となるように企てられたが、ニムロドはその陰謀に倣った陰謀に火を点けた。

* 建築プロジェクトは資源と限られた労働力を堕落の一点に只管用いた。バベルは民と物的資源に莫大な負担となった。彼がシンアルの民を奴隷化しそのような大事業を完成させた時、ニムロドは伝説のタイラントにならざるを得なかった。Charles SellierとBrian Russellはニムロドは悪しきタイラントだったと断言しているが❹、それはこのような理由のためであった。

* バビロンの新宗教の基盤は、新世界、新アトランティスを建てるために統一した傘宗教を造ることだった。彼らに不可能なことが何もなくなるようにと。創世記11:5-6に  ≪主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、言われた。「彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。≫と言われている通りである。信念体系と結合した努力が統一されることによって、彼らにはどんな敵も、宇宙の神さえも恐れることはなくなっただろう。この新ユートピアに統一して結合させ、全ての偽科学を利用すれば、彼らには達成できないものは何もなくなるだろう、と。

* もう一度ネルソン聖書辞典によれ、民は共同体内部から監視を追求し、神から独立した生活と文化を追求した❺。その宗教の中心は、ニムロドの専制と導きの下、人類の平和と人間精神の善導進化であった。我々がこの終わりの時の「ノアのしるし」として知られる終末的警告に留意出来るなら、シンアルの地でのこの古代のユートピアは古代からの並行的教訓として終わりの時のために意義深い預言的役割を持っている。

* ではバベルが指し示ている中心点は何だろうか? 神はつい二世代前に洪水を通して堕落した世界を洗い流されたばかりである。だが今や地上は、ユートピアを約束する陰険な約束の下に偽装されて、暴力支配、堕落、淫乱、背信、反逆へと、地滑り的に同じ酷い運命に晒されている。これが神がシンアルの地で起こっていたことにそれほど不興を呈した理由だった。この塔は、バベルをつい最近支配したばかりの万神宗教と、全ての民をその専制下に掌握したニムロドの専制と天使の反逆と結びついて、人類の未来に対する最悪のケースシナリオを提供した。

* この歴史的時点でサタンは復讐の第三の試みに成功する間際だった。世界は再び忘却の淵を覗き込む危機の瀬戸際に立っていた。人類は天使の反逆を正当化し、人類の未来を断罪する悪魔の思うとおりに、神への徹底した反逆へと決定づけられた。そこで神は言語を混乱させ、民を世界中に拡散させて、人類に生き延びる機会をもう一度与えられた。神の行動は人類が二度と再び完全には専制の下に陥らないことを保証した。だが全てのことが完成する終わりの日には起こらなければならないことが新しいバベルにおいて全て起こるにちがいない。


* バベルの塔から派生する二番目の主要な問いはなかなか分かりづらい。つまり、誰に対して有名になろうとしたのかである。その名を誰に対して揚げようとしたのか? ポーターは、バベルの町と塔が建てられたのはシンアルの民の統合と安全のためだったと言う❻。有名になる三つの道として思い浮かぶのは、第一は、神々の万神殿を祭ることによってであろう。二つ目は、唯一の真の神への反逆を表すことによってであろう。そのことについては既に触れた。第三は、彼らの敵に対して彼らの強さを示すことによってであろう。わたし的にはバベルの塔が建てられたのはこれら三つ全ての宣言のためだったと思う。しかし第三の点については、一体誰が彼らの敵だっただろうか?

* シンアルの民が有名になって、地の表から散らされないようにしたという言葉遣いの、バベルの塔建設を巡る奇妙な言い回しは悩ませる❼。一体何がシンアルのディアスポラを引き起こしえただろうか? ほとんどのキリスト教学者が地に再び増えたのはノアの子孫だけだったと思ってきた歴史的経緯から、シンアルの民が塔の建設のことで神が彼らを散らすことになろうことは知らなかったと思ってきた。シンアルの民が何とか地の表から散らされないよう努力していたことの証左が宣言であると解釈する学者もいる。ヨセフスが、民は迫害されることを恐れていたと述べており❽、また、ポーターがバベルの町は彼らの安全のために建てられたと言っていることが、わたしがこの解釈に共感を覚える理由である。


* 敵への恐れ説に好都合な事実は、シンアルの民が分断されように一同で山から下りてきた事である❾。この物語には、ノアの初期の子孫が人間の形をした他の人類を知っており、彼らを恐れており、ニムロドの専制の下に統一して守りのために町と塔を建てさせたような何らかの敵がいたことが底流として明らかに存在する。ニムロドは戦士であり、町々と人々の征服者だった。彼らをニムロドの名声のもとに導いた心配な敵が少なくとも一つは存在したにちがいない。恐ろしいネフィリムがその敵ではなかったか?

* ヨセフスはニムロドが塔を建てる命令を下した理由についての奇怪な小話をいくつか提供している。彼は二つの理由を言っている。一つは、再びの洪水である。 塔に逃げて、水が引き、人類が救われるまで待つことが出来るため。もう一つの理由は、神がもう一度洪水を起こし、地を裁こうとするかもしれないので、ニムロドが天に登り、ノアの時に大洪水を起こさせた神を殺し、民と彼自身の恨みを晴らすための塔を建てたとする❿。ヘブライ人の伝説にはニムロドが天に矢を射て、神を殺そうとする舞台を設けたことが記されている⓫。もちろんニムロドは、神が二度と洪水で世界を滅ぼさないと約束され、その契約を虹で封印されたことを知っており、ニムロドの冒涜と炎上した怒りはみなショーであり、シンアルの民を自分の下に集めるためだった。この大ジグラットは創世記6章の精神で神への反逆を企図した彼の象徴的振舞いだったというのが私の主張である。

* ニムロドの妄想が民を神への公然とした反逆の熱狂へと解き放つ扇動のための大演説をさせたに違いない。神が再び一線を超えるなら、神を殺すことが出来、殺すだろうとニムロドは言い募っている。その言葉はまさしく伝説のWalking Deadの言葉である。その言葉は神が他の多くの神々のひとりに過ぎないとの思いを拡張させた。ニムロドは生きてきた者のうち、また、将来誰が生きるにしても、最も傲慢な者かもしれない。神の前で力ある戦士として来るべき終末の現代ニムロドが来る時を別にして。

* さらにヨセフスは、ニムロドの意志は彼の父祖たちを滅ぼした神に復讐することだったと言っている⓬。だが彼がどのようにしてそれを成し遂げようとしていたかについては語られていない。ヨセフスが語ったニムロドの模範とした父祖たちはセト系の子孫ではなく、カインやネフィリムの子孫だった。もう一度強調するが、ニムロドは塔を象徴的振る舞いのステージとして利用しようとしていたようであり、その上に登り、神に説明を求めようとしたのだろう。そしてそれが洪水前のネフィリムと彼らの時代への記念碑でもあったのだろう。シンアルの民にとってニムロドは彼らと神の前に立って、彼らの命よりも大きく思われたに違いない。彼はメシアのように出現したにちがいない。

* ニムロドは、彼が見倣った先祖たちを滅ぼした神を殺すと脅しながら、巧みに神に対する反逆を準備した。今やニムロドパズルを完成させるピースは全て揃った。ニムロドはシンアルの民への支配権を奪取し、次いで、民を支配し説得する手段として洪水前ネフィリムの宗教を再導入し、ニムロドに従って神に反抗するよう民を鼓舞した。ニムロドにとって神を強い神として強調することも、不公平な暴力的神として描くこともいとも簡単なことだった。神は最強の神の枠に留められたが、もはやニムロドと彼の従者たちが礼拝する万神殿の神々よりも強い神ではなくなった。

* ニムロドが先祖の破滅に対する復讐の道を探し求めていたとの認識を取り戻すためにはニムロドが洪水前の人々に対する神の処遇に心を乱されていただろうとの前提に立たなければならない。ニムロドが課した(ギボリムやネフィリムの支配形態のような)支配体制や、シンアルの民に課したヘルメスの異教的神秘宗教を考えてみれば、彼がネフィリムとその従者たちに同情的だったことに間違いはないだろう。というわけで、ニムロドが嘆いているのは、彼が熱狂的に憧れていた半神たちやカインの子孫たちの零落であって、セトにまで遡る自分自身の先祖のことではなかったと結論付けねばならない。

* 新しい教えは、更新された光明の約束、アトランティスの昔の知識と信念体系、洪水前世界のオカルト、偶像礼拝、秘密儀式、秘密結社などの全てを含んでいた。ニムロドの従者はそうしようと努めたにちがいなかっただろうが、シンアルの民の全てが神々の万神殿に帰依し礼拝したわけではなかった。民がみな公然と喜んで神に対する反逆に従うほど民は愚かではなかった。何人か、もっと言えば、おそらくもっと多くの人々が神とその義の道に対する信頼を保ち、ニムロドが導入した新しいネフィリム宗教の教えを拒否したであろう。洪水後の反逆が完全に成功するためには欺瞞的説得術以上のものが更に求められた。

* このことがニムロドが洪水後初のクーデターで絶対権を奪取した時起こった。ニムロドは洪水前のネフィリム支配者のようなギボリムとなった。ヨセフスはニムロドが政治体制を専制に変えたと言っている⓭。ポイントはその専制支配が悪しき支配者がしたような、さらにそれ以上に、悪しきネフィリム支配者がしたような、血なまぐさい悪しき専制だったことである。ニムロドは血なまぐさい堕落した権力によって彼の意志を強制し、シンアルの民に国家宗教を強要した。血なまぐさい力と恐怖によってニムロドは反逆的で異端的な宗教を当時の大半の人々に課すことに成功した。新しい道に耐えられなかった人々はいわゆる光の者と呼ばれる者たちによっておそらくは死をもって無慈悲に取り除かれた。それはバビロン宗教によって(黙示録7:1-7,18:24,19:2)始まり、反キリストによって課せられることになる(黙示録13:5-18)終わりの時のジェノサイドの予兆だった。

* ニムロドはきっとネフィリムだっただろう。ニムロドの民がネフィリムがやっていたように、血さえ飲んでいたことを思い出していただきたい。それは偶然ではなかった。それは神への反抗のためだった。ニムロドは洪水前のネフィリム帝国に倣った社会を意図的に構築しようとしたか、あるいは洪水後のネフィリム社会に倣って新ユートピアを造ろうとしたかどちらかだった。どちらにしてもニムロドが巨人を偶像視し、洪水前と同種の神なき世界 (真の唯一の神という意味で)をノアの初期子孫と共に再創造しようと企図したことは明かである。

* ネフィリムがニムロドと共在して、ニムロドが常時ネフィリムと共に戦い/英雄の名声を勝ち取り、専制的適性を確立していったことは証拠が指し示している。シンアルの民は優れた戦士としてのニムロドの力の下に団結して、恐ろしいネフィリムの手を恐れることから逃れ、地の表から掃き出される恐怖をもはや忘れてしまったと結論付けるべきだろう。

* それに加えて、シンアルの民の底力をネフィリムへの警告と同時にサインとしても、そしてまた、新たに見出された彼らの万神殿に対する忠誠の証しとしてもバベルの塔が建てられたと結論付けるべきである。さらには、ヘルメスとニムロドが洪水前時代に繋がる不法の知識をその科学と宗教の全てと共に受け取り、あるいは盗んだのは、洪水後のネフィリムからであったとも想像される。さらに加えて、大西洋を越えた中南米の巨人とバベルにかかわる伝説や、ニムロドが巨人と共在していたとする思考線がとても重要なこととして再確認されている。

* アステカ伝説はテオティワカンとして知られる有名なジグラットが人間が神々となる努力のために巨人によって建てられたと記している⓮。もう一つのアステカ伝説は有名なジグラットが人類の拡散の結果、「巨大な男たち」によって建てられたと明言している。

 ≪光と太陽が東から昇るとすぐに、地を圧倒するほど大きな異様な形の巨大な男たちが現れた。彼らは光と太陽の美しさに酔いしれて天にまで届く高い塔を建てることを決意した。その目的のための材料を集め、素早く塔を建てることができるための非常に硬い粘土と瀝青を見つけた。・・・そして出来るだけ高く天にまで届くような高さの塔を築いたので、天の主は怒って、天の住人に向かって言った。「よく見たか、地の民は太陽の光と美しさを誇るために傲慢に高い塔を建てたではないか。地の肉なる住人が我々と交わるのは彼らの権利ではない。だから来て、これを混乱させよ。」 天の住人たちは電光の如く一瞬に突撃し、その大建造物を壊し、建造者たちを地の隅々に散らせた。≫⓯

* アステカ同盟Choulaチョルラにも巨大ピラミッドの伝説がある。その高さは220ft(67m余)、幅はエジプトのピラミッドの二倍ほどである。この大構造物は洪水の大災厄後「白い巨人」によって建てられたと伝説に記されている。このモニュメントの底部には、天から火の玉となって落ちてきた小惑星か、大洪水を引き起こしたプレアデス星団からの星からの隕石のための社が立っていた。しかしこのピラミッドが完成する前に天からの火がその建設者を殺し、そのプロジェクトの放棄を余儀なくさせた⓰。これもバベルとよく似た物語である。

* わたしには聖書の物語とこれ以上近い物語を想像することは出来ない。だが聖書の物語には含まれていないでアメリカの物語の中にのみ見られる記述に、ネフィリムがニムロドと相愛の仲であったという記述がある。ではネフィリムはバベルプロジェクトのパートナーだったの? バベルでの神への反逆の共同謀議者だったの? それとも単に、ハムの呪いに罹ったアイルランドの伝説の巨人フォモール族のように、ニムロドに奴隷とされてジグラットの建設に使われた異形の巨人でしかなかったのだろうか?

* “The History of the Americans” はアステカ伝説と同様にこの記述を裏付けている。そこにはニムロドがバベルに山のような塔を建てるために巨人を登録したことが記されている⓱。もう一つ別のメソポタミアの伝承では、バベルは洪水後アヌンナキの活動拠点だったと信じられていた⓲。そこでもアステカ伝説と同様に、洪水を引き起こしたプレアデスの星々を祭る神殿があった。ニムロドが実際、何人かのネフィリムと組んで洪水で殺された洪水前ネフィリムとカイン人の栄誉を称えるためにバベルの町と大きな塔と神殿を建てたことは明らかだとおもわれる。

* ニムロドは巨人の何人かと対決する強い戦士となった。だが全てのネフィリムを手なずけたわけではなかった。ニムロドの子孫であるアッシリア人がアブラハムの時代に巨人族と戦ったことが創世記14章に書かれていることを思い起こしていただきたい。その時ニムロドはまだ生きていたのかもしれない。アッシリア人は彼らの戦いの偶像神ニムロドに導かれて、巨人との戦いで伝説的評価を受けたのだと思われる。また、ニムロドが世界政府を切望していたことを思い起こしていただきたい。その前提として巨人を意に従わせなければならならなかった。もしアステカとアルメニアの伝説が正確なら、ニムロドは正に巨人族の或る者たちを服従させ、人間と共にバベルの建設に従事させた。

* さらに、アルメニア伝説ではニムロドはHaykハイク(Haykはアルメニア語で「大きな」の語と直結している)の子トルゴムと戦った。トルゴムはアルメニア人の伝説の父祖で、巨人軍に対して戦った⓳。それはムロドが巨人だったか巨人を軍役に組み入れていたかを暗示している。

* 何も為されないまま洪水後世界も洪水前世界と似た運命に直面した。そこで為されたのがバベルからの離散と言語の混乱だった。
            
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  次回:第30章:白巨人同胞団の始まり
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