アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/13 (火) | ブログ 太陽と共に始めよ

💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/13 (火) 💖💓💛💖🌈

 ● 第一日課:創世記9:8-17
 9:8 神はノアと彼の息子たちに言われた。 9:9 「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。 9:10 あなたたちと共にいるすべての生き物、またあなたたちと共にいる鳥や家畜や地のすべての獣など、箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。 9:11 わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。」 9:12 更に神は言われた。「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。 9:13 すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。 9:14 わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、 9:15 わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。 9:16 雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」 9:17 神はノアに言われた。「これが、わたしと地上のすべて肉なるものとの間に立てた契約のしるしである。」
 
 :今週のテーマ【新世界における新たな契約】

【聖句断章】 9:8 -9
神はノアと彼の息子たちに言われた。「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。
    
@  創世記6:9に 「これはノアの物語である」と言われている、洪水物語である。その洪水は当時の世界を滅亡させた大洪水だった。その経緯の概略を知るために創世記6章のノアの物語の一部を抜粋引用しよう。≪ 6:3 主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。 6:4 当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった。 6:5 主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、 6:6 地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。 6:7 主は言われた。「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」 6:8 しかし、ノアは主の好意を得た。 6:9 これはノアの物語である。その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。 6:10 ノアには三人の息子、セム、ハム、ヤフェトが生まれた。 6:11 この地は神の前に堕落し、不法に満ちていた。 6:12 神は地を御覧になった。見よ、それは堕落し、すべて肉なる者はこの地で堕落の道を歩んでいた。 6:13 神はノアに言われた。「すべて肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。彼らのゆえに不法が地に満ちている。見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす。≫ こうして神の裁きによって大洪水が引き起こされ、地上の生き物が一旦絶え滅んだ。しかしそれは全ての生き物という意味ではないことは、【6:4 当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。】とあるように、ネフィリムと呼ばれる巨人族は少なくともその一部が洪水を生き延びて、洪水後も存在したことが明記されている。その前提を踏まえて、ノアとその家族が生き延びた大洪水の後、箱舟の扉を開いてアララテ山の山頂に降り立ったところから今日の第一日課のテキストは始まる。

* 箱舟から出て来たノアと彼の息子たちに向って神は言われた。≪わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。≫と。「ノアの息子たち」は「セム、ハム、ヤフェト」の三人だった。この三人は後に人類を代表する三人三様となる。とにもかくにも、こうして新世界が始まった。しかしこれからどうして行こうか彼らは迷い、多くの不安を抱えていたに違いない。自分たちだけしかいない地上なのだから。これからどうして生き延びて行ったらいいのやら、五里霧中だったであろう。そこに神は彼らを安心させる約束の言を賜る。

* 「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。」と、彼らに約束される。神は【9:10 あなたたちと共にいるすべての生き物、またあなたたちと共にいる鳥や家畜や地のすべての獣など、箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。 9:11 わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。】と言われ、彼らに約束された。そのしるしとして、空に虹を架けられた。その虹を仰ぎ見るごとに、彼らが安心できるようにと。神の約束はもちろん永遠に不変である。彼らの子孫が将来どのようになろうとも、彼らの罪によって洪水を起こして滅ぼすことはしない、と。そしてそれ共に、その約束を保証するために、新世界における新しい契約を立てられ、世界を共生社会として保持するせよと命じられた。

* 神の新世界における新たな契約は人間の脆弱性(罪性)に左右されない契約だった。それは神がご自分の創造を後悔されたことへの反省からであろう。神は人間(アダム)がその誘惑に対する脆弱性によって最終的に悪魔の誘惑に引き込まれて滅んでしまった旧世界の失敗から学ばれた神であった。今度はその脆弱性に左右されない、人間のモラル性に依存しない生存条件としての契約を結ぼうとされた。

* それが、洪水前の巨人支配のピラミッド縦社会を抑制させる、あらゆる創造世界の生き物との共生世界へ向かうようにとの指示としての契約だった。
 
 * しかしノア達の安心も束の間だった。月日がたつ内に水が引いてゆき、シンアル(シュメール)の低地の平野が現れてくると、彼らはどこからか別の存在の気配を感じるようになった。聖書が言う「ネフィリム」たちがまだ生きていたのだ。彼の支配に苦しめられていたノア達は恐れ慄いた。
 
 * ノアの三人の息子たちは世界の民族の祖となった。彼ら三人三様の者たちは人類を代表する相異なる性格をもった人間の始祖だった。≪ 9:18 箱舟から出たノアの息子は、セム、ハム、ヤフェトであった。ハムはカナンの父である。 9:19 この三人がノアの息子で、全世界の人々は彼らから出て広がったのである。 9:20 さて、ノアは農夫となり、ぶどう畑を作った。 9:21 あるとき、ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。 9:22 カナンの父ハムは、自分の父の裸を見て、外にいた二人の兄弟に告げた。 9:23 セムとヤフェトは着物を取って自分たちの肩に掛け、後ろ向きに歩いて行き、父の裸を覆った。二人は顔を背けたままで、父の裸を見なかった。 9:24 ノアは酔いからさめると、末の息子がしたことを知り、 9:25 こう言った。「カナンは呪われよ/奴隷の奴隷となり、兄たちに仕えよ。」≫のひとり、ハムの子に10:6 ハムの子孫は、クシュ、エジプト、プト、カナンであった。 10:7 クシュの子孫はセバ、ハビラ、サブタ、ラマ、サブテカであり、ラマの子孫はシェバとデダンであった。 10:8 クシュにはまた、ニムロドが生まれた。ニムロドは地上で最初の勇士となった。≫ こうして、ハムはセム、ヤフェトと違って、ノアに呪われた者たちの先祖となってしまった。そのハムの子のひとりにクシュがいた。そしてそのクシュの息子から悪名高い専制王となるニムロドが生まれ、そのニムロドが洪水後初の世界帝国バビロンを洪水前のネフィリム支配に真似て創造した。それはふたたび、絶対権力によるピラミッド構造の一元支配体制だった。
 
 * 神の約束とノアたちの努力にもかかわらず、その共生社会の実現は、洪水後ネフィリムによって、またその強い影響のもとにニムロドの専制支配によって、悪しきピラミッド支配が復活した。神の約束の実現はどうなるのだろう。その実現は今週のイエス・キリストの新しい福音の宣教まで待たなければならなかった。
 
 💓 今週からキリストイエス様の十字架から復活に至るまでの悪魔との最終の戦いを記念する四旬節が始まった。神の約束の共生社会を不動のゴールとするイエス様の福音宣教の開始である。その福音に信頼する神の民として私たちもイエス様と共に悪魔に対して断固とした明確な振舞いをしよう。
 
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