■では、初のPG製作を開始です。 ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
まず手始めに頭部~フェイスにかけて、最も重要な部分を改修したいと思います。
どんなに素晴らしいプロポーションを作ったとしても、ここを間違えると台無しとなってしまいます。
なので、パーツを分解しては微調整をして、組み立てては分解し微調整と・・・・・
パーツのハメが緩くなるんじゃないか?という位い何度も調整を繰り返しました。o(TωT )
今回は工作の解説もあり、盛りだくさんの濃い内容?となっています。
年末特大号という事で、たっぷりとご覧下さい。
■さて、そんな試練を繰り返し、出来上がったガンダムフェイスがコレです! (o^-')b
■比較と合わせて御覧頂きたいと思いますが・・・・
このキットの一番の難点と思われるのは、改修前の画像を見て頂くと分かる様に顎が、
アイ~ンってなってます・・・・アイ~ンって・・・・・ww
それとも言う一つ、デュアルアイが大きくて形状がいまいちなので、お惚け顔になってしまっています。
そういったところを踏まえて他の気になった所を改修していきます。
■まずフェイスですが重要な改修ポイントとしては、
➀ デュアルアイの形状
②隈取の幅
③マスクの形状と角度
④頬のライン
➄顎の赤いパーツの角度
といったところでしょうか、、、、改修後の画像のデュアルアイが怖い感じになっていますが、
電池残量低によるLEDの照度不足によるものなので気にしないで下さい。
➀
■デュアルアイのレンズとなる部分をカットして整える。
②
■マスク上の部分の幅を太くして隈取の幅を狭くし調節しています
■隈取の幅を調節するやり方としては、ヘルメットの鍔の角度を変えたり、
マスク全体を上部に移動するやり方がありますが、どの手法を使うかは状況にもよります。
③
■横からの改修前後の画像を比べて見ると、マスクの角度が変わったのが分かるかと思います。
■マスクの形状はガンダムの機種によって異なりますが、今回はMK-Ⅱのマスクというよりも
定番のマスクの形状に変更しています。
■ヘルメットの後頭部はパテで形状を修正しています。
➄
■今回の顎の角度調整は0.5mm程度の微妙な修正なので分かりづらいかもしれませんが、
角度修正の工作のやり方について解説しますと、切り離してプラ板を貼って再接着
という感じに思われますが、そのやり方だとパーツが小さくてやり辛い為に、再接着の際にねじれたり
曲がったりして付いてしまうリスクがあるので、方法としては曲げたい部分の裏から正面に向かって
エッチングソーで切り離さずギリギリまで切れ目を入れてゆっくりと開いて、プラ板加工したクサビを
入れて接着します(開く時にドライアー等で少し温めると曲げやすくなります)
繋がっている部分が取れてしまうと、試合終了となりますので慎重に行て下さい。
■今回の改修は、システムに関連付けたディテールを心がけて、その一つにロック機構を設けました。
A:メインカメラのトサカ部分やサイドインテークのメンテナンスハッチがオープンする際のシグナルです。
B:
■ブレードアンテナのシャープ化と中央部分の延長改修と、もう一つブレードの裏の抜きにパネルを製作しましたが、今回は少しグレードアップした工作で、後から塗装がし易いように別パーツ化しましたので、その工作を解説したいと思います
■工作(1)・・・「ブレードアンテナ裏の抜きに、別パーツ化したパネルを作る。」
➀:「型取り」
②:「プラ板に転写する」
■形どったマスキングテープを0.5mmのプラ板に貼って、切り抜く。
③:「離型剤を塗る」
■エポパテで形を出しますが、後から剥離できるように離型剤の代わりとしてハンドクリームやリップクリーム等の油成分を塗ります。
④:「パテを詰める」
■抜きにエポパテを詰めて、切り出したプラ板で蓋をして平らな物をギュ!っとする。
➄:「中間処理」
■2時間ほど放置して、半乾きの頃に一度外して、再度収めて完全乾燥するまで放置する。
⑥:「出来上がり」
■最後にヤスリで整えて、別パーツ化した裏パネルの完成です。後で塗り分けする際に楽です。
C:頬あて(フェイスガード)の形状修正
■aは1㎜延長し、bは上部幅を0.5㎜延長しcは0.5㎜のプラ板を貼った後に弓なりの形状にして、
dはプラ板で角度と形状を変更し延長しています。
■フェイスガードの裏パネルについては、ほぼ見えないに箇所なのですが、そこをスルーすると・・・・
スルースルーと (笑)・・・・・・(汗)気になって夜も眠れなくなるので(嘘)やる事とします。
D:スリットの工作・・・3本スリットを作る場合、その部分を直接開口しるやり方だと、上手く綺麗に加工するのは難しいと思います。
そこで今回は、綺麗にスリットを作る加工をしてみたいと思います。
➀:「3本スリットを箱組で作る」 Ⅰ
■頭部の小さなスリットなので、今回は0.5㎜のプラ板を使います。
適当な大きさのプラ板に2㎝位の幅のプラ板を接着剤で貼り付けて固定します。
②:「箱組でスリットを作る」 Ⅱ
■5㎜幅の細切りプラ板を貼ったプラ板に寄せて置きます。(接着はしないで下さい)
その横に2㎝程の切り出したプラ板で5㎜の板を挟んで2㎝板の方に接着剤を流し込みます。
③:「箱組でスリットを作る」 Ⅲ
■5㎜の細切りプラ板を取り除き、先程の2㎝のプラ板の反対側にも接着剤を流し込みます。
④:「箱組でスリットを作る」 Ⅳ
■貼った2㎝板の両サイドを、5㎜幅位にカットします。
➄:「箱組でスリットを作る」Ⅴ
■加工して切り出した物を3等分にして、3枚重ねて貼り合わせる。
⑥:「箱組でスリットを作る」Ⅵ
■貼り合わせた物を、輪切りにして箱組スリットの完成です。
⑦:「箱組でスリットを作る」Ⅶ
■頭部パーツのスリット位置を決めて、箱の大きさで開口し箱組スリットを埋め込み瞬間接着剤を
流し込みます。
⑧:「3本スリットの出来上がり」
■番手をおとしながらヤスリを丁寧にかけて、仕上げます。
はめ込んだ切り口が平らになっていない場合は、瞬間接着剤かパテ等で修正します。
『フレームを極める!』
■今回はPG(パーフェクトグレード)という事で、更にフレーム改修に拘っていきたいと思います。
頭部のフレームに関しましては、2ヶ所気になる所を改修しています。
『気になるフレーム』・・・その①
■サイドインテークのダクトは、色々と資料を見た限りでは4本のフィンで構成されていて、
このキットのラジエーターっぽいのには納得がいかないので、改修する事とします。
■工作としてはダクトを開口する訳ですが、例えばこのままでノミ等の工具を使って開口すると
なると、綺麗に仕上げるのは大変かと思います。
なのでこういう場合は、この様にします。
■画像のように、一旦ダクト部分を切り離す事により2方向から加工できるので、
より綺麗にダクトを開口する事が出来て、フィンも加工し易くなるかと思います。
■フィンは・・・・
■0.5㎜のプラ板を幅の広いのと狭いのを交互に貼り合わせる事で、
0.5㎜均等な間隔のフィンが出来上がります。
それをダクト内に合う大きさにカットして使います。
■ちょっと見づらいですが、こんな感じで出来上がりました。
ここで出来上がったダクトを再接着しても良いのですが、色分けをしたいのと、
塗装のし易さから、接着しないで別パーツとします。
『サイドインテークの完成』
■大きさの都合上3枚フィンになってしまいましたが、改修完了です。
『気になるフレーム』・・・・その②
■次の気になるフレームは首です。
■屁理屈かもしれませんが、首にシリンダーが露出しているのはい如何なものかと思います。
激しい戦闘が繰り返される中、こんな所にシリンダーが露出していると故障の原因になるのでは?と思います。仕上がりも取って付けた様な感じに見えるので、修正する事にします。
■私の勝手なデザインですが、シリンダーのディテールを削り落として、パネルのパターンを変えて
エネルギーホースを付けてみましたが・・・・如何でしょう?
■これで頭部とフェイスの改修が終わりです。
■最後に今までの改修を踏まえながら、同じ画像になりますが、スジ彫りの追加や細かなモール
等のディテールを入れていますので確認の上ご覧下さい。
はい、どうも、1/60と結構大きい割には、改修が大変な気がします。 (´ε`;)ウーン…
PGなのでキットの良さを壊さない様に、フレームもきちんと改修し塗り分けしつつ仕上げていきたいと思います。次は全体のプロポーションを調整していきたいと思います。p(^-^)q