第二回目のナイチンゲール製作記です。
前回の頭部と上半身に続きまして、今回は腕とファンネルユニットの改修製作です。
ファンネルユニットは内部メカが露出しているので、改修の見せ場と考えても良いかと思います。
故にかなり悩み苦悩しましたが、どうにか自分なりに表現出来たかな?という感じです。
では、今回の腕とファンネルユニットの改修をご覧ください。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
≪ARM UNIT≫
■腕は体格の割に細くバランスの悪い腕をエポパテで太く修正し、ナイチンゲール独特の丸みを残しつつ肘のライン修正及び鋭利なディテを加えて、ヌメっと感を緩和する感じで改修しました。
■腕はシーリング風の関節部分と、アーマーに合わせ目が存在しますので、後ハメ加工の工作で合わせ目を消しました。
■ついでなので、REナイチンゲールの腕部の後ハメ加工の一例を解説します。
■画像の説明のように、関節の可動軸を差し込むダボ穴を切り欠きます。(上から見るとハの字)
■軸をハメる際は、楕円軸なので差し込んだ後にデザインナイフ等の先の尖ったもので軸を回転して定位置に合わせると、がっちりロックします。
■画像のように加工します、はめ方としては残した部分の出っ張りを差し込んでから、パチッ!とハメます。ツバの切り取り加減ではスナップフィットのようにパチッっと収まりますが、加工が微妙で難しいので接着でOKです。
但し、接着の場合でも出っ張りは残してください。出っ張りを差し込む事で、ズレなく正確な位置に取り付ける事が出来ます。
■こんな感じで特別な事は無く、定番加工と言えば定番ですが・・・・宜しければ参考までに・・・
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
≪FUNNEL UNIT≫
■次は、ナイチンゲールの見せ場と言っても良いかと思います、ファンネルユニットの改修です。
■まずは形状ですが、ゴロンとした感じでイモ虫くんみたいですね(笑) これがナイチンだ!と言ってしまえば、そうなのかも知れませんが私のイメージはもっと攻撃的でシャープな感じです。
なので、イモ虫くんをジャックナイフに?改修したいと思います。
■こんな感じですが如何でしょうか?、ジャックナイフ風?ではないかも知れませんがシャープな感じに仕上げております。
■ファンネルユニットはメカ的な要素を取り入れ兵器的な感じを前面に出したいと思い製作しました。この箇所はエンジンではなく、起動型の露出フレームという位置ずけで製作しています。
≪FUNNEL UNIT~mechanism≫
■こんな感じで、ジャンクパーツ・ㇷ゚ラ材・スプリング・真鍮パイプ・銅パイプ・はんだ線・等を使用して製作しました。
■では最後にサフ処理後と全体像をご覧ください。
≪SURFACER≫
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
如何でしたでしょうか?依頼内容が「兵器的改修」と言う事なので、今回のファンネルユニットの改修の出来次第でトータル的な良し悪しが左右されると思います。
なので製作そのものよりも考え込む時間と、何度もやり直しといった事が製作時間の大半を使っていました。
今、私自身思うことは、塗装大変そうだな~(汗) という事でしょうか・・・・
・・・・
では、また次回と言う事で・・・・ (・_ ・)v