東村山市、新たにインスタでPR始めました 市出身の若手経営者と連携 | たっくんの楽しいおうちと暮らし

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インスタグラムの公認アカウントに初投稿する渡部尚市長(左)と竹花貴騎さん=東村山市で

 

短文投稿サイト「ツイッター」などの会員制交流サイト(SNS)を活用し、街の魅力発信に取り組む東村山市は、新たに写真共有アプリ「インスタグラム」を使った市のPRを始めた。

 

市出身の若手経営者を通じて、SNSで影響力を持つ「インフルエンサー」と呼ばれる発信者に、市の魅力を広く発信してもらい「東村山ファン」を増やしたい考えだ。 (服部展和)

 

 

 市は二〇一一年三月に公式ツイッターを開設。

 

その後は交流サイト「フェイスブック」と動画投稿サイト「ユーチューブ」でも情報発信してきた。

 

 

 だが、フォロワー数は、最も多いツイッターでも四千二百八十八人(十日現在)と伸び悩み、市外からの反応も少ない。特定企業の宣伝と受け取られかねない情報発信などを市が避けてきたのが原因とみられ、担当者は「市政情報が中心で、飲食店などは取り上げにくかった」という。

 

 打開策として期待をかけるのがインスタグラムだ。高校まで市内で育ち、システム開発・マーケティング会社「Lim」(港区)の代表を務める竹花貴騎さん(26)が「故郷に恩返しをしたい」と市に活用を提案。昨年十一月に両者が協定を締結した。Limが運用し、費用も負担する。

 

 竹花さんは、インフルエンサーたちとつながりが深く、実際に市内を巡ってもらい、三~七日に一回、新しい情報を投稿していく予定。

 

観光スポットやユニークな飲食店を動画や写真で紹介し、インフルエンサーのフォロワーへの拡散効果を狙う。

 

 二十一日に市内で記者会見した竹花さんは「まずは子育て世代にアピールし、東村山に住みたいと思う人を増やしたい」と意気込む。

 

渡部尚(たかし)市長は「多くのフォロワー獲得と市外の人へのPRを期待したい」と話した。

 

 インスタグラムの公認アカウントは「@TANOSHI_MURAYAMA」。