本日も一件のご依頼をいただきました。
だいぶ立てこんで来てしまったので、一旦受付停止になる見込みです。
さて、先日ご相談いただいた方が、別の社労士に相談されていて、
その社労士さんは障害年金の受給成功率100%と言ってたというお話がでました。
0%よりはいいと思いますけど、果たして100%が良いのかというと、
個々の事務所の考え方になるので、何とも言えませんが、私の考えとしては、
「開業以来100%」的なアピールしている方は多分以下のどれかだと思います。
・簡単な案件しか受けてない
・扱い件数が少ない(分母が小さい)
おそらく、自分でもできる簡単な案件だけ選んで出していれば、100%をキープすることは、
可能だと思います。
それでも稀に落ちることもあるので(認定医さじ加減)、経験件数が少ないのだと思います。
年10~20件程度のレベルだと、月に1~1.5件程度の申請なので、
不運にあう確率も低いと思います。
うちは120件前後出していて、やはり不運にあうこともあります。
それより、簡単な案件しか受けないということは、
「ぎりぎりを攻めない」ということです。
さすがに納付要件満たしていない方は誰が出しても、不支給なのでお断りしますが、
初診日の証明が微妙な方とか結構いるんですよ、
社労士が「自信ないな…この相談レベル、逃げちゃおうかな…」と思えば、その人は回避することができて、
100%をキープすることができるわけです。
私は初診日絡みで、少なくても通達でカバーできるものはほぼ受けています。
通達でカバーする場合は、証明に使う資料がバラバラで、その人や医療機関の書類保管状況次第だったりします、
もっというと、レセプトを管理している健保協会や組合、市町村次第にもなってきます。
たまたま保存期間の長い自治体に当たると、嬉しいものです。
また、当初の初診があり、通院空白が数年あって再発、当初だと未納、再発だと納付要件OKな場合もあって、
これも社労士が回避してしまえばそれまで。
社会的治癒の材料をひたすら探して丁寧に申立てをしていくってことをうちはいつもチャレンジしています。
似たような例で、通院空白があって、当初だと二十歳未満で納付要件問われずOKで、再発だとアウトという例もあります。
このケースでは空白期間の状況によってくるわけです。
このレベルで受けないと、障害年金社労士としての資質が伸びません。
素人レベルで終わってしまいます。
この辺を経験していくと経験が血肉となって、結局はその社労士の自信なり経験につながって、
後に続く顧客に有益になり、社労士にも成果がやってくるわけです。
他にも色々ありますが、パッと思い浮かぶのはこんな感じです。
上記のように攻めれない理由の一つとして、もしかしたら
着手金無料にされているのかもしれません。
難案件ほど、出すまでが大変で、通らなかったらそれまでの作業が無償になってしまいます。
私は仕事として、社労士を行っているので、無償で平日日中の時間を提供しないと決めています。
(無料相談は除く)
着手金いただいていれば、心持ちが全然違うと思います。
障害年金業務を始めた平成24年より10年間着手金3万+税で変えていません。
無料だから…攻めれない
だとしたら、
安かろう、悪かろう
と言えるのかもしれません。
実際の方がどのような状況か分かりませんが、社労士側の感じ方も依頼される方が分かっていただけると、
よりいいと思います。
「業者」に依頼する感覚なのだとは思いますが、大変な手続きを二人三脚で行うという意識でうちはやっております。
あと、着手金無料と書いてあって、事務手数料が2万とかそれ以上の所がありますが、
どのような解釈なのか、いまだに私には理解ができません。
ストレートに着手金いただきますと言い切って、
お金かかるのね、他行くわ、という方がいれば、
それで全然いいと思います。
社労士側の意識というのもおそらく先に書いたとおりだと思いますので、
参考にされるといいかと思います。
あと10年?20年?とかたまに考えたりしますけど、
遠い先のことを考えすぎても、分かりませんからね…
まずは今年、今月、今日何をするか、で考えていきたいと思います。
王道はコツコツやるしかないと最近切に思うんです。
結果を出しているプロスポーツ選手見るとなおさら、そう思います。
力士も、一日一番と言ってますもんね。
明日できることは今日やらない、今日できることを今日やる。
これくらいが、丁度いいのかもしれません。