こんにちは、歯科衛生士の大坪です。

今日は、歯ブラシの選び方のポイントについて話をしたいと思います。

 

歯ブラシ選びのポイントは3つあります。

・ブラシの硬さ

・毛先の形

・ヘッドの大きさ

 

〈ブラシの硬さ〉

柔らかめ…歯茎を痛めにくいブラシの為歯茎が腫れている方や重度の歯周病で出血し      やすい方におすすめです。

 

普通…健康な歯茎の方におすすめです。

 

硬め…汚れをしっかり落としたい方、力が弱い高齢者の方におすすめです。ブラッシングの圧によって歯茎を痛めたり歯の表面を削るリスクがあります。

歯肉の退縮や、根面の露出により虫歯や知覚過敏を悪化させてしまう場合がある為、

ブラッシングの圧には注意が必要です。

 

〈毛先の形〉

毛先の形は一般的に円状(ラウンド)、テーパード、水平(シリンダー)です。

円状(ラウンド)、水平(シリンダー)の形態は

歯の表面のプラーク除去に優れており虫歯予防に役立ちます。

テーパードの毛先は細く先細りになっており歯と歯茎の隙間に入りやすい為、歯周病の予防や進行の抑制に効果的です。

 

〈ヘッドの大きさ〉

自分の前歯の2本分の大きさを目安に縦3列に植毛された小さめのサイズが推奨サイズです。

 

〈年齢別歯ブラシの選び方のポイント〉

赤ちゃん…毛先:柔らかめ、小さめ

    ヘッド:小さめ

      柄:握りやすく曲がるタイプ

 

子供(3~5歳)…毛先:柔らかめ、短め

       ヘッド:小さめ

※噛んで毛先が開きやすい為、頻繁に交換するのがおすすめです。

 

子供(6~12歳)…毛先:柔らかめ~普通、短め

        ヘッド:小さめ

          柄:真っ直ぐ握りやすいもの

大人…毛先:普通

  ヘッド:小さめ

 

高齢者…毛先:柔らかめ、細め、力が弱い場合固め

※力加減や、細かい動きが難しい場合電動歯ブラシの活用もおすすめです。

 

歯ブラシの交換は1カ月に1回が推奨されています。

自分に合った歯ブラシを選び虫歯や歯周病の予防のために毎回しっかり歯磨きをしましょう。また歯医者での定期検診も受けるようにしましょう。

 

何かご不明な点がありましたら、お気軽に衛生士までお尋ねくださいね。